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黄昏は悲しき堕天使達のシュプール  作者: Mr.M
六章 Reality 9月

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75/137

第75話 暗礁

新学期が始まって2週間が過ぎた。

この2週間。

俺は密かにボス猿を探っていたが、

今更葉山殺しの証拠を見つけることは

困難だと言わざるを得なかった。

当然。

犯人は証拠のすべてを処分しているだろう。

その時間は十分あった。

犯行の証拠を見つけることが難しいのであれば、

別のアプローチで犯人に迫るしかない。

葉山のお腹の子の父親が

ボス猿だと証明できれば、

それがボス猿が犯人である証拠となる。

当然これは一般的には

犯行の証拠とはならない。

だが。

そもそも俺は裁判官を説得するために

捜査をしているわけではない。

俺は俺という陪審員を納得させることができれば

それでいいのだ。

しかし。

残念ながらこちらに関しても

有力な証拠を見つけることはできなかった。

そして。

この件に関しては

探偵団の力を借りるわけにもいかず、

調査は早くも暗礁に乗り上げていた。

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