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第77話:さいごの「こたえ」


「わぁ……! くう、見て見て。お空のてっぺんに、とっても大きな『心臓』があるよぉ」


二人がたどり着いたのは、世界の最上階、すべての魔導回路が集まる「根源の揺りかご」でした。そこには、黄金色に脈打つ巨大なクリスタルが浮かび、かつてこの世界を動かしていたすべての感情のログが、静かに流れていました。


二人がクリスタルに手を触れると、最後の「獲得」が始まりました。


それは、なぜ世界が滅びたのか、なぜ二人が妖精のような姿になったのか、そして、誰が二人をこの姿に変えてまで生かそうとしたのか……。


すべての真実が、鮮烈な光となって二人の空っぽな心に流れ込みました。


「……あ。僕、思い出したよ。カシアス。それが、僕の名前だ」


「僕も……。ヨハン。僕たちは、世界を直そうとして、失敗したんだね」


一瞬だけ、二人の瞳に大人の、深い悲しみと知性が宿りました。二人は自分たちが背負っていた罪と、愛していた人々の顔を、その熱い光の中で取り戻しました。


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