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第74話:しずかな番人


平原の中央で、二人は動かなくなった巨大な「魔導観測機」を見つけました。それは、かつて二人が世界の終焉を見届けるために最後に作り上げた、自律型のゴーレムでした。


「わあ……! くう、見て。この大きな鉄の人、悲しそうな顔でお空を見てるよぉ」


ぽこがゴーレムの錆びた足に触れると、一瞬だけ、かつて自分たちがこの機械に託した「希望を記録し続けてくれ」という重たい使命が、指先から胸へと伝わりました。


「……あれ。僕、この大きな人に、とっても大事なお願いをした気がするよ、くう」


「すごいよ、ぽこ! 騎士様みたいに、きりっとしたお顔になったよぉ!」


でも、門が現れることもなく、その使命感は、風に吹かれた砂のようにさらさらと消えていきました。二人はすぐに飽きて、ゴーレムの影でおにごっこを始めました。


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