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第7話:失われたパンの味


二人は、崩れたレンガ造りの「おもいでのパン屋さん」を見つけました。


屋根は半分落ちていましたが、まほうのオーブンだけは、今も小さな赤い火を灯し続けていました。


「ねえ、くう。なんだか、とってもいい匂いがするよぉ」


「本当だぁ。お鼻が、ダンスしてるみたいだねっ」


オーブンを開けると、そこには一つだけ、黄金色に焼けたパンが入っていました。


二人が一口食べると、真っ白だった心に、あたたかい色がじゅわっと広がりました。


「……おいしい。おいしいよ、くう!」


「おいしいねぇ、ぽこ! あたたかくて、ふわふわで……これが『たべる』ってことなんだねっ」


二人はパンのかすを払い合いながら、いつまでもその余韻に浸っていました。


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