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第28話:きらきらのボタン
「ねえ、くう。見て見て、とっても大きな『お星様のカケラ』を見つけたよぉ」
ぽこがガレキの中から拾い上げたのは、ホログラム投影機の起動ボタンでした。ぽこがそれを「ぽちっ」と押すと、宙に無数の青い光の粒が舞い上がり、美しい音楽が流れ出しました。
「わぁ……! ぽこ、すごい! お空が歌ってるみたいだねぇ」
「あはは、本当だぁ! 捕まえてごらん、くう!」
二人は、実体のない青い光を追いかけて、廃墟の広場を走り回りました。光に触れるたびに、二人の心には「楽しい」という気持ちが、綿菓子みたいにふわふわと膨らんでいきます。
でも、ボタンの電池が切れて光が消えると、二人はさっきまで何を追いかけていたのか分からなくなり、「なんだか、とっても運動した気分だねぇ」と笑い合うのでした。




