表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
26/78

第26話:うたう導線


「ねえ、くう。見て見て。このヘビさん、ずっとお歌をうたってるよぉ」


ぽこが指差したのは、壁から垂れ下がった太い「魔導ケーブル」でした。芯線からは青白い火花がパチパチと散り、それはかつての都の言葉で「愛している」という信号を、デジタルな魔力の波として刻み続けていました。


「本当だぁ。ぽこ、耳を当てると、お胸のところがジリジリするねぇ」


二人がケーブルにそっと触れると、電撃のような刺激が全身を駆け抜けました。それは本来なら命に関わる魔導電流でしたが、二人の純粋な魂には、それが「とっても元気が出る魔法のスパイス」として、身体の芯からじわじわと広がっていきました。


「わあ……! くう、僕、なんだか体がぴかぴか光ってるみたい!」


「あはは、本当だぁ! ぽこ、電球さんになっちゃったねぇ」


二人は、自分たちが「回路」の一部になっていることも知らず、暗い通路を照らす明かりになって、楽しそうに歩いていきました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ