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第21話:銀色の「おにいさん」


二人は、壁一面が磨かれた鋼鉄でできた「真実の回廊」に迷い込みました。そこには、かつて人間だった頃の二人の姿が、鏡のように映し出されていました。


「わあ……! くう、見て見て。鏡の中に、とってもかっこいいお兄さんたちがいるよぉ」


「本当だぁ。……あれ。あのお兄さん、僕が手を振ると、一緒におててを振ってくれるよ?」


鏡の中に映るのは、凛々しい騎士と賢そうな魔術師。二人はその姿を、自分たちとは無関係な「かっこいい知らない誰か」だと思って、無邪気に笑い合いました。


「ねえ、ぽこ。あのお兄さんたち、なんだか……とっても懐かしい顔をしてるねぇ」


くうが鏡にそっと触れました。冷たい鉄の感触の向こうに、自分たちの「正体」が微かに透けて見えましたが、二人はすぐに飽きて、鏡の前で変な顔をして遊び始めました。


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