37: “スケルトンフラワー”フラワーエッセンスの効果
よろしくお願い致します。
私はタミル達と身体の完治の喜びを分かち合った後、家に帰ってきた。
(タミルはもう明日から早速仕事に復帰するみたいだから、準備とかもあるだろうし、私もアキム先生やサドキエル様、そしてサラとアズラエルにも報告しなくちゃね)
特に、アキム先生には論文を借りていた。これを返却しに行かなくてはいけない。返却するためにアキム先生の予定の確認も必要だ。私は早速みんなに手紙を書いた。
数日後、まずアキム先生から返事が届いた。無事に解決して良かったと書いてあり、論文の返却を私に伝えていたが、そのままもらって良いとのことであった。
そして、その次の日にはサドキエル様から返事が来た。私は“スケルトンフラワー“でできたフラワーエッセンスをタミルに飲んでもらったら発光したこと、タミルは完治したと言っていたが、本当にそれで合っているのか、またどれくらいフラワーエッセンスを飲み続ければ良いのか、そしてセカンドフラワーエッセンスのことも書いて送っていた。
サドキエル様の返事は、タミルが“スケルトンフラワー“のフラワーエッセンスを飲んだことで、身体に保護膜のようなものができ、それが発光の正体だと教えてくれた。そして、保護膜は定着すると発光しなくなるので、それまでフラワーエッセンスを飲む必要があって、完治は発光しなくなった時だと書かれていた。セカンドエッセンスに関しては、サドキエル様も“スケルトンフラワー“がたくさんなくて、エッセンスに苦労した時に、同じことを閃いたようで、効果は同じだと書かれていた。
(良かったわ。これで安心ね)
それから私はタミルにもうしばらくフラワーエッセンスを飲むこと、発光しなくなったら教えてほしいと伝えることにした。
サラとアズラエルからも返事が届き、二人ともタミルの完治を喜んでくれた。今度会う時にまた詳しく話そうと思う。
タミルが仕事に復帰して、普通の生活を送るようになってから一ヶ月が経った。その間、私はそのままにしていた工房をオープンさせるために忙しくしていた。
タミルはしばらく休んでいたこともあって、仕事が溜まっており、帰りが遅くなっていた。そのせいで私はタミルとはあんなに毎日会っていたのが嘘のように会えなくなっていた。
今日は朝早くから工房へ行って、作業をしていた私だったけれど、疲れてさすがに昼過ぎには家に戻ってきていた。
(最近、タミルに会えてないな。会いたいな。それにタミル、無理してないかな? 心配だわ)
最後にタミルに会ってからもう一ヶ月が経った。婚約しているのに、一ヶ月も会えていないことが気になっていた。
(ちょっと明日にでも会いに行ってみようかしら? でも仕事でいないかもしれないわね)
私がどうしようか悩んでいると、メイドから声がかかった。
「 ティファレット様、タミル様がお見えになっております」
「タミルが?」
お読みいただきありがとうございました。




