↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】錬金術師ティファレット•エンジェライトの奮闘〜花の錬金術で幼馴染を助けたい〜  作者: 緋月 らむね


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/36

35:スケルトンフラワーのフラワーエッセンス

うまく区切ることができず、短いです。よろしくお願いします。

 それから、馬車を用意してもらい、私は王都の裏山の泉に行って水を汲んできた。そして、“スケルトンフラワー“を使ってフラワーエッセンスを生成することにした。


 この前作った時に作った生成書に“必要な花の量は100mlで一輪“と書いていた。


 早速ガラスの箱のスイッチを切って“スケルトンフラワー“を摘んで、泉の水を入れたガラス瓶の中に入れて錬金釜に入れた。


 錬金釜から白く光が放たれた。光が消え、釜の中を覗いてみると“スケルトンフラワー“は消えていた。


(うん。ちゃんとフラワーエッセンスになってる)


 “スケルトンフラワー“のフラワーエッセンスは完成していた。ここで私はまた気になることがあった。それは完成したフラワーエッセンスの量が少ないことだ。


(スケルトンフラワーは一輪しかないから、100mlしか作れないのよね……。これでだけでタミルの体調を完治させることができるのかしら?)


 今までタミルが飲んでいたフラワーエッセンスは一日で200mlだった。


(うーん、どう見ても足りないわよね。どうしようかしら?)


 ……このフラワーエッセンスは一輪の花でできている。


 私はこれに何か引っかかりを感じた。


(一輪の花でできたものってことは、これ自体が一輪の花と考えていいってことになる?)


 私はもう一本ガラス瓶を用意して、汲んできた泉の水を100ml入れた。そして、その中にさっきできたフラワーエッセンスをスポイトで一滴落として錬金釜に入れた。


(私の仮説が正しければ、これでまた錬金術をすれば“スケルトンフラワー“のエッセンスができる)


 錬金釜から白い光が放たれる。光が消えるのを待って、中を覗く。


(やった! 仮説は合っていたわ。またフラワーエッセンスができてる)


 つまり、最初に作ったフラワーエッセンスの一滴、一滴が一輪の花と同じという風に考えたのだ。


 私はこれをセカンドフラワーエッセンスと呼ぶことにした。


(でも、セカンドフラワーエッセンスでは同じことは起こらないわよね? 一応試してみておきましょう)


 私は今できたフラワーエッセンスを泉の水を入れたガラス瓶の中に一滴落として錬金釜に入れた。


 錬金釜から白い光が放たれる。光が消えるのを待って、中を覗く。


(やっぱり……)


 中には黒い炭ができていた。久しぶりの失敗だった。


(“スケルトンフラワー“を使って作った一番最初のフラワーエッセンスでしか生成品は作れないのね)


 私は最初に作ったものに目印をつけて母液とすることにした。


(これがあれば来年までは持ちそうだわ)


 しかし、一つ心配があった。それは効果の違いがフラワーエッセンスとセカンドフラワーエッセンスであるのではないかということだった。


(もうこればっかりはタミルに飲んでもらって確認してみるしかないわね)


 私はセカンドフラワーエッセンスと、ごく少量しか入らない小さな小瓶に移した母液を持ってタミルのところへ向かうことにした。


(そうだ、“スケルトンフラワー“を植え替えてもらわないと)


 私はタミルのところへ向かう前に花を摘み取って可哀想な状態になっている“スケルトンフラワー“もとい“サンカヨウ“を庭師のところへ預けに行った。


「確かにお預かりしました。植え替えて、またお嬢様のお部屋にお持ちいたしますね」


「ええ、お願い」


 そして、その足で私はタミルのところへ向かった。


お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。