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白バラ令嬢〜今日も彼女が睨んだ相手は破滅していく〜  作者: puku


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7/11

噂好き令嬢の情報と日常

それから3日後。


学園内では、王宮内で起こった不祥事についての噂で持ちきりだった。



ある噂好きな生徒が語る。


えーとですね、王宮の会計課の1人が処罰されたらしいですわ。

国をあげて支援し、運営しているある事業の取引に不正があったとか。

一定基準以上の物を使用しないと安全が確保できないのにも関わらず、仕入れ商会と結託して基準以下の製品を購入。その差額分をその会計課の人と商会の懐に入れていたとかいないとか…

伝票には基準以上の物の名前を記入。見た目をとても似せていたこともあって、今まで明るみに出なかったらしいですわ。


もっと探りを入れたところ、その会計課の人と商会は他のことでも差額を生み出して懐に入れていたらしく余罪がかなり出て、重い処罰が下ったとか。

会計課の1人は頭が良かったのに、次男だからという理由で爵位を継げなかったから金持ちになって見返したかったのが動機らしいですわ。

商会はよりお金を手に入れて、爵位を買いたかったからなのですって。


ちなみにこの件、ランイニ公爵令嬢のアリアンヌ様による睨みが関係しているとかしていないとか…

憶測がさらなる憶測を呼んでおり、皆また睨んだらしいと噂していることだけは事実ですわ。


以上、噂好き令嬢によるお話でした〜


----

その夜、ランイニ公爵家の執務室では…


「旦那様、今回も素早い解決お見事でした…」


執事長は椅子に腰掛け、優雅にワインを飲んでいる旦那様に声をかけた。


「あぁ、と言っても私は情報を見て、しかるべき所へ情報と証拠をこっそり提供したまでだがな。

ラン、ヤン。今回もよくやってくれた。礼を言う。」


ランとヤンは丁寧にお辞儀をした。


「それにしても、ヤンが率いる特殊部隊はさすがですな。こうもあっさり証拠を掴むとは。いつも感心してばかりです。」


執事長は、ヤンを見て言った。


「あぁ、その通りだ。特殊部隊は我が家自慢の隠密精鋭部隊だからな。ハッハッハ」


その夜は、どこからともなく不気味な笑い声が聞こえる不穏な夜だったとか…


-----

アリアンヌは楽しい学園生活を送っていた。

ナターリアと友達になったことによって、話をする令嬢も増えており、より充実した日々になっていた。


そんな彼女達の元へもアリアンヌが王宮会計課の人を睨んで、彼が罰せられたなどという噂が届いた。


「はぁ~。私、誰かに恨まれるようなことしたかしら?」


ナターリアは、肩を落として落ち込んでいるアリアンヌを励ますように声をかける。


「まさか!アリーが気にすることはないんじゃない?だって、睨んだ覚えはないんでしょう?」


「えぇ。誰かを睨んだ覚えは無いわ。あっ、ただ見えにくいなって目を細めた記憶はあるわね。」


「そうなの?それじゃあ、それが睨んでいると相手に思われたとか?

感じ方は人それぞれ違うからねー」


「そうなのかしら?目を細めてても口元は微笑みを忘れていないから、睨んでるってならないと思うのだけど…なんでかしら?」


アリアンヌは、右手を顔に当てて首を傾げる。


ナターリアは、それが原因なのでは?と思った。だが、こんなにも落ち込んでいる友達を前に言うのは抵抗があり、何でだろうと一緒に悩んでいるフリをしつつ、話題を逸らすことにした。


「何でだろうね。あっ、そう言えば最近話題になってる喫茶店の事知ってる?なんでも、パフェ?とか言うスイーツが人気らしいの!」


「知らなかったわ!ただ、新しいスイーツ…興味あるわね!」


アリアンヌのナターリアは、その後スイーツの話題で盛り上がり、昼休みが終わったことで話が終わった。


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