ゴブリンVS勇者
さて、猿よお前はどんな口上をあげるんだ。
「俺は勇者の資格があると教会に認められてんだ、だから俺と姫がパーティーを組むのは当たり前だよなぁ?」
「いや、でも君俺より弱いし、なんなら姫より弱いよね」
「うるせぇ!!俺様が最強なんだよ!!」
と、ウキウキ言ってるので先鋒は私とさせて頂こうか。
先鋒はやはり自称勇者。パーティーメンバーは興味なさげにルガフォンを突っついている。
相手は何故かどう見ても殺傷力のある剣を持っている。
「あの、審判?」
「あぁ、彼はあの武器しか使えないんだよ素手で戦おうにも、戦う時に聖剣を使わないと心臓に聖剣が刺さって死ぬ制約にかけられてるんだ。」
勇者聖剣に呪われていた件。なんかこれで一本小説書けそうだな。
まぁ、その呪われの聖剣とかいう訳のわからない状況だが、それしか使えないならしょうがないか。
そうだ、いいこと思いついた。
初戦が始まる。さすが自称勇者ジャスティスパニッシャーだかなんだか言いながら切りかかってくる。
スキルは名前叫ばなくても使えるの知らないのだろうか。
その剣を親指と人差し指で摘んで止める。そのまま先端をちぎる。
パリンっという音ともに先端がかける。
「は?」
勇者は呆然としている。
「これが魔王戦だったら死んでたぞっと」
聖剣を握りつぶす。
派手な音がしてその剣は修復不可能な程バラバラになった。まぁ、握力で壊した訳じゃないからね。
勇者は膝から崩れ落ち、真っ白に燃え尽きた。ヴァンパイア的な意味ではなくね。
だが、なおも勇者は聖剣を離さなかった。否、離すことができないのだろう。
さて、これで姫に危害を加えることもないだろう。
「全試合終わりましたよ姫。」
まぁ、予想通り残りはリタイアした。
「ありがと」
顔を真っ赤にして俯く。
「随分愛してくれてるのね。」
俺は、これまでの言動を思い返して真っ赤になりそうになるが、これはもう一手打てる
「もちろん。」
この一言だけでいいのだ。
さて、模擬戦が終わった。ここから我々は本物のダンジョンへと突入することになる。
選択肢が書いた紙が渡されるが選んだのは、初級ダンジョンのルガン小迷宮。下水道から繋がっており、ダンジョン内はラットや虫系が中心だ。まぁ、シンプルに肉弾戦がしやすいし生還率もほぼ百なのでここになった。
さて、最下層のダンジョンボスを倒すことができればかなり成績が優遇されると聞く。頑張ろう。
まぁー、こんなもんでどうでしょう。引っ張る必要はなかったなと思ったのは内緒です。
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