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情報収集とあれこれ

 スタート地点である街【モノン】は、活気づいて、、、ないな。

 セッティングとしてプレイヤー名は表示されるようにしていたのだが、NPCをあまり見かけない。

 もちろんゲーム開始してすぐだから、プレイヤーが大量にいるから相対的に少なく見えると言うのであれば、そうなのだろうが、それにしても一般的なスタート地点での華やかさというものはない。

 βテストの情報としては、かなり活気がある街で、商業区画はかなりごった返しているという風にいわれていたけど、明らかに違うな。

 いたるところ建物や道が傷んでいるし、街の住人もどことなく疲れた感じだ。


 よし、わからないことは置いておいて、まず初期アイテムを鑑別してみるか。


 始まりの杖:初心者用の杖 物理攻撃力+1 魔法攻撃力+3 重量1 耐久度∞

 始まりの服:初心者用の服 物理防御力+1 魔法防御力+1 重量1 耐久度∞

 始まりのズボン:初心者用のズボン 物理防御力+1 魔法防御力+1 重量1 耐久度∞

 始まりの靴:初心者用の靴 物理防御力+1 重量1 耐久度∞

 アイテムバッグS:簡易型アイテムボックス 容積3 容量3


 初心者用ポーション:初心者用HP回復薬 最大HPの50%を回復させる 重量- 初心者限定 非売品 10個 

 初心者用マナポーション:初心者用MP回復薬 最大MPの30%を回復させる 重量- 初心者限定 非売品 5個 

 帰還石:初回限定特典 登録した場所に帰還できる 戦闘時使用不可 3個 


 アイテムバッグに入れて持ち運べる量は、容積の表示数×10が重量、容量の表示数×10が種類数らしい。アイテムのストックは99個まで、あるいはある程度の重量までできるそうだ。つまり現状30種類のアイテムが持てて、合計30kgまで持ち運べることになる。レベルとステータスで徐々に数値増えるらしいが、まだ完全な計算式はわかっていないらしい。


 さてと、次は情報収集したいところだけど、その前に合流が優先だな。


 とりあえず、もともと約束していたモノンの中心にある噴水のところで待つこと数分。


「おっす。ルーン。ちょいと待たせたか?」

「おう。ヨキ。そげん待っとらんよ。にしても、やっぱりドワーフにしたんやな。」

「そうだな。βのときで動きも慣れたし、そのまま引き籠る予定だ・・・ったんだが、運営も思い切って結構変えてきたな。ちょっと聞いたところでは、βのときから300年ほど進んでいるみたいだわ。その間に、モンスターの氾濫だったり、飢饉だったりが重なって大きく状況が変わったみたいだ。国としても、全体的に縮小したようだが、首都に到達はβ中には達成してなかったから、そっちがどういう風なのかはわからないけどな。」

「ふーん。職業とかの話はどうなっとると?」

「冒険者ギルドは変わらずあるみたいだ。聞いた話だと、職業につくのはある程度のレベルに達したうえで導かれるみたいな感じに世界が変わったみたいだけど、まだそこまで達したって情報は回ってないな。出してないだけかもしれんが。

 あとは、北の鉱山の村、東の川の村、南の平原の村、西の山林の村がある、その方向もそれ以上先はまだ深くは情報なしだな。」

「まぁそんなもんやろな。とりあえずは冒険者ギルドとやらにいってみよか。」

「だな。」


 街の中心から少し外れたところにギルドは立っているが、佇まいは煉瓦造りで少し煤けた感じだな。プレイヤーが続々と出入りしているけど、首を傾げている様子はβテスト参加者なのかな。


 とりあえずまずギルドへの登録と情報収集するかね。


「すみません。登録はこちらでよろしいですか?」

「はいはいー。それではこちらに名前を記入してくださいー。」

「あ、その前にひとつ。何かギルドに所属していることでの責務とかはありますか?」

「ギルドの義務ですか?あぁ『導き人』の方ですね。基本的にはギルドへの依頼が、モンスターの討伐を適宜行っていただいたり、適宜アイテムの募集などを行っていますので、それらの補充であったりですね。その他には、あちらの掲示板に貼りだされますので、そちらを適度にこなしていただければ問題ないですね。

 ギルドは、あくまでもモノンが平和であることを維持するための機関ですから、大きな問題を起こさず、街で困っていることがある場合に、ギルド依頼などを皆様に出させていただきます。義務ではないですが、なるべく参加いただきたいですね。」

「わかりました。では登録させていただいてもいいですか?」

「はい。大丈夫です。ルーンさんですね。では、こちらに一滴ほど血液を吸わせてくださいね。はい。大丈夫ですよ。では少しお待ちくださいね。」


 女性職員さんは業務的にパパっと登録を進めてくれる。

 しかし、しっかりした対応をする方だな。切れ長のきれいな赤い眼で、雰囲気はスマートなものすごくできる秘書。まさにイメージ通りな感じだ。

 声のトーンはハスキーな感じで、ハキハキとした感じは、ファンが多くつきそうだなと思ってしまう。


「はい、こちらがギルド登録証ですね。ご質問などありますか?」

「では、何点か質問させていただきたいのですが、世界の歴史などが知れる資料などはありますか?」

「それに関しましては、こちらの二階の資料室でご覧いただけるようになっております。使用料金は初回は無料となりますが、二回目以降は500イェン。ただし、ギルド貢献度で使用料などは変わってきます。」

「なるほど。では、職業に就きたい場合はどうすればいいですか?」

「職業についても、資料室にあります。ですが、基本的には自身で経験を積むことで目覚めることですかね。あとは、誰かに師事し、認められることで目覚める人もいるようです。

 昔は、生まれて成人した際に、天が自身にあった職を示してくれていたようですが、暗雲の招来とともに変わったといわれています。これも資料室で見ることができますね。」


 ならば、資料室でしっかりと確認しないといけないだろうな。もちろん掲示板などでも今後公表されるだろうけど、あまり掲示板などに入り浸るのは趣味ではないし、この世界を楽しみたいからな。


「丁寧にありがとうございます。あとは、最後で失礼ですが、職員さんのお名前伺ってもよろしいですか?」

「あらあら、こちらこそ失礼いたしました。エレナと申します。今後ともよろしくお願いしますね、ルーンさん。」


 最後の笑顔の一撃は強烈でした。男女問わず、見ていた人が見惚れているのが分かる。


 それでは二階の資料室で、ヨキと情報収集だな。


 小一時間調べたところ、100年前ぐらいに世界の仕組みが突然変わったようだ。メタな話、βテストからアップデートの影響なのだろうが、天啓が下りたとのこと。ここから首都に向かうにも普通にはいけず、それぞれのエリアを超えるために試練、おそらくボス戦、があるようだ。それをクリアすることで先に進めるようになるとのこと。またジョブに関しても、レベル5になると教会で職業選択ができるようになり、それぞれの条件により好きなものが選択できるらしい。

 モンスターの氾濫の内容に関しても書いていたけど、よくゲームであるスタンビートで、起こる前兆もいろいろとあるようだった。多分イベント用にも使われるのだろう。

 つまりちゃんと調べていけば大体の変化とヒントなどが散りばめられていることは確定だな。


 職業に関しては、βテストの際に選べたものには、戦闘系はよくある戦士系・魔術師系・盗賊系・支援系など。

 生産系は、鍛冶・ガラス工・木こり・大工・服飾などスキルに応じて細分化されていたようだが、ある程度スキルがあれば兼業的にするのはステータスも重なって補い合えるようだ。

 スキルがあれば、だれでもある程度は作れるのは当たり前だが、やはり質などへの補正は変わってくるし、おそらくさらに進めば、かなりの差になるだろう。そっち方面に関して、はヨキの暇なときにでも教えてもらおう。

 そして予想されているのは、新しい職業の追加である。まぁそういうものがなければ新鮮味もないし、300年ほど経過させて、設定を変更させた意味がないだろう。もちろん別の方向での追加要素などで対応するかもしれないが、期待されているゲームだからこそその辺も楽しみにしているところだ。

 今まで、VRによる電気信号による脳への影響はずっと言われてきたが、昨年そういった部分を完全に安全を立証したのが、今年はじまって直ぐにスターフィールド社によって発表された技術が、状況を一変させ、安全性から実用性においてまで、医学的にも立証されたとのことだ。

 それにより人間の感覚を完璧に、というよりそれ以上に鋭敏に感じることができるようになり、頚椎損傷などを含めた神経疾患などの改善する一助になっているとのことだ。

 そしてそのシステムを使用した最初のゲームがこのFGというわけで、どの分野からも注目があつまっているのだ。だからこそβテストの段階でもかなりの反響があり、その本稼働なのだから、期待しないほうがおかしいだろう。


「ある程度は把握できたことだし、この後はどうする予定だ?」

「そうだな。俺は基本ソロだけど、時間はあるけん、今はヨキに合わせるよ。北の村のほうへ行くにしても、とりあえずは様子見つつ進むやろ?」

「あぁ、サンキュー。ならお言葉に甘えて北にいくのに付き合ってもらうとしよう。一応クエストもあるみたいだし、狩りと採取系受けていくか。」


 現時点でのこの世界を簡単に分ければ、北は鉱山。西は草原地帯。東は森と川。南は荒野。首都おおよそ西の1エリア超えたあたりにあるといわれている。

 おおよそ1エリア100㎞四方と予想されており、北とこの街は商業の中心都市であったということだ。


 ヨキは鍛冶をメインに生産を行う予定だから、まずは北の鉱山と麓の村へというわけだ。


「それじゃ、適当に北に進もうか。パーティは組むとしても、どうする?手慣らしに単独でまず借りながら進むか?」

「やなぁ。まずはこのキャラクターとしての動きとかもしっかり把握したいし、数匹狩ったら、ヨキにタンクしてもらってさっさと狩って進もう。薬草とかの採取のときはいろいろ任せるけど。」

「OK。それじゃ、モノンの転移点[ポータル]登録して、やっていくとしますか。」


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