表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
屍兎は自由人  作者: 平成兎
第二章 薔薇の王国
62/75

カオス

Twitter始めたいんですけど…ネットコミュ障だからビビってますね:(´◦ω◦`):ガクブル

「き、貴様等……常識と言う物を知らんのか!!!」

アホ共が全員飛び降りたせいで、騎士団全員が腰を抜かしてしまうという、割とマジで収拾も格好も付かない状態になってしまった。


「あー。すいません。うちのバカ共が」


俺がそう言った瞬間、全員から視線が飛んで来る。

コレはアレだな。


(((お前が言うな!!)))


って思ってるな。


その突っ込み(してないけど)は、普段は正論だが、今回は違う。


何故なら俺は、今回は階段でちゃんと降りて来たからだ!!!





……虚しいな。何か虚しい。


何となく落ち込んでいると、肩を指で叩かれる。


「モフさん、口調は女の子っぽくして下さい」

「は?何で?」

「……その姿で男口調だと違和感があるからです」


「あー……」

そういや俺、今女だったね。


えーっと、じゃあ、こうしよう。

俺は、リーダー格らしきボンボンに頭を下げる。

その後、タマモの後ろに隠れ、タマモの服の裾を握り、顔を少し出す。


確か、こうだったかな…。


「おにいちゃんとおねえちゃん達がごめんなさい……

もう、みんなこわいことしないからおこらないで……」


ちょっと涙声にして、半泣きの顔を作り、上目遣いをしながら舌っ足らずな声で話す。


「なっ!!……あっ、クッ」


おぉ、効いてる効いてる。

額に札を貼ってる中学生位のガキがやっても意味無いと思ったが、意外と効いたようだ。


正直中身男だから色々ヤバい気もするけど……。


「わぁー!!モフ君今のもう一回やってー!!!」

「やばい……コレやばい……鼻血が…」

『わぁー♡すっごいカワイイー!!!』

『………かわいい』

『……おぉー』


何でコッチにも効いてるんだよ。




















「ご、ごほん。済まないね。彼女達は少し残念なんだ……」

「あ、あぁ……」


月兎達がわちゃわちゃやっている内に、白盾がアランに謝罪する。

謝罪されているアランは、白盾の角を見て少しギョッとするが、何とか持ち直し返事をする。

白盾は、そんな彼の様子を気に留めた様子も無く話を続ける。


「…まぁ、問題児ではあるが、実力は確かだ。


あの額に札を貼っている子供も、かなり強い」

「そ、そうか……」

白盾の言葉に、アランは目を見開く。

「それで、馬車は二つあるが、君は乗るのかい?」

「あ、あぁ、俺は客人の相手をするように王から仰せつかっている」


「そうか。分かった。少し待っていてくれ」

「話し合いか?なら俺は先に馬車で待っている」

アランはそう言うと、右の馬車に入って行く。


「お前等ー!!ちょっと来い!!!」

アランを見届けた白盾は、未だに遊ばれている月兎と、空気に徹していた男子メンバーに声を掛ける。















白盾が号令を出すと、一応全員が集まる。

「どうした?」

「あのお坊ちゃんも、馬車に乗るんだそうだ。王から接待役を仰せつかってるとかで」

「あぁ、やっぱりそうでしたか。

では、男子メンバーは少々狭いかもしれませんがあの男が乗った方と同じ馬車に、

女子メンバーは、もう一つの馬車に乗って下さい」


白盾の言葉で、顔だけは真面目になった妖狐は、月兎の頭を撫でながら指示を出す。

少しだけ頰が緩んでいるのは本人も無自覚である。


突っ込みどころ満載だが、指示に対しては約1名を除いて特に文句は無いらしく、全員馬車に乗り込んで行く。


そう、彼等は乗り込んで行く……。













悪意が巣食う、腐敗しきった、人間の国に。




「何で俺女子メンバー扱いなの?」

「可愛いからですよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ