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屍兎は自由人  作者: 平成兎
第二章 薔薇の王国
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挨拶

遅れたぁぁぁぁあーーー!!!!

ごめんなさい……。

「我等は、国王直属第三騎士団!!


私は騎士団長のアランだ!!


この街に居る国が迎える客を迎えに来た!!


門を開けよ!!!」


あー、多分メンドクサイタイプだ。


門の前で馬に乗りながら叫んでる金髪の男を見て思う。


容姿は多分イケメンよりになるかな?

知らんけど……。


問題はそこでは無い。

人を見た目で判断するのは良くないと思うが………

正直ボンボンのお坊ちゃん感がやばい。


全員ソレを感じ取ったらしく、

渋い顔をしている。


えぇ……アレと一緒に行くの?


そんな感じの顔だ。

ぶっちゃけ俺も嫌だ。













「……ドクロ、ハク、村正、刀になっとけ。


あの馬車なら、お前等が人化してると全員乗れない」


「はーい」

「分かりました」

「………わかった」


全員刀化して村正は腰に、ドクロとハクは背中に装備する。



王国直属何とかの持って来た馬車は、二台あり、それぞれ大体四人位乗れる。


二台で大体八人。


今ココに居るメンバーは、


オレ、灰ト、紅音、海斗、狼牙、タマモ、黒剣、白盾、ドクロ、ハク、村正の十一人。


ドクロ、ハク、村正の三人を刀化させて、八人。


王国側の人間が馬車に乗る可能性を考慮するとまだ少し心配だが……まぁ良いや。



「で、誰があのお坊ちゃんに話し掛けるんだ?」

「「「…………」」」

全員黙る。


どうやら全員話し掛けたく無いらしい。


「おーい!!!ココだ!!!!」


と思ってたが、如何やら一人大丈夫な奴が居たようだ。

黒剣はアランと名乗った男を大声で呼ぶと、門の上から飛び降りる。



「なっ!!」

門の上から地面まで、10mはある。

鎧を着たツノの生えたの大男がそんな距離を飛び下りて来る。

恐怖体験以外の何者でも無い状況に遭い、アランと名乗ったボンボンは、腰を抜かして馬から落ちた。


「ん?悪りぃ!!驚かせちまったな!!」

「な、何だ貴様は!!!この俺が国王直属第三騎士団団長アランと知っての」

「王国……何だって?

まあいいや!!!

おーい!!お前等も降りて来いよー!!!」


黒剣は、会話のドッジボールをボンボンとしたと思いきや、こっちに向かって変化球を投げて来る。

「おい白盾、呼ばれてるぞ。

行けよ」

「アイツはお前等って言ってたし、お前の事も呼んでんだろ?」

メンドクサイので押し付けようとしたのに、

失敗してしまった。


「……はぁ。


しょうがねえ。俺等も降りるぞ」


俺がそう言うと、全員飛び降りて行く。


さっき、黒剣が降りただけでも、砂煙が発生したのに、全員で降りたら大惨事になるだろ。


そう思っていたら、予想通り下から轟音が鳴り響く。



いや、階段使えよ。







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