挨拶
遅れたぁぁぁぁあーーー!!!!
ごめんなさい……。
「我等は、国王直属第三騎士団!!
私は騎士団長のアランだ!!
この街に居る国が迎える客を迎えに来た!!
門を開けよ!!!」
あー、多分メンドクサイタイプだ。
門の前で馬に乗りながら叫んでる金髪の男を見て思う。
容姿は多分イケメンよりになるかな?
知らんけど……。
問題はそこでは無い。
人を見た目で判断するのは良くないと思うが………
正直ボンボンのお坊ちゃん感がやばい。
全員ソレを感じ取ったらしく、
渋い顔をしている。
えぇ……アレと一緒に行くの?
そんな感じの顔だ。
ぶっちゃけ俺も嫌だ。
「……ドクロ、ハク、村正、刀になっとけ。
あの馬車なら、お前等が人化してると全員乗れない」
「はーい」
「分かりました」
「………わかった」
全員刀化して村正は腰に、ドクロとハクは背中に装備する。
王国直属何とかの持って来た馬車は、二台あり、それぞれ大体四人位乗れる。
二台で大体八人。
今ココに居るメンバーは、
オレ、灰ト、紅音、海斗、狼牙、タマモ、黒剣、白盾、ドクロ、ハク、村正の十一人。
ドクロ、ハク、村正の三人を刀化させて、八人。
王国側の人間が馬車に乗る可能性を考慮するとまだ少し心配だが……まぁ良いや。
「で、誰があのお坊ちゃんに話し掛けるんだ?」
「「「…………」」」
全員黙る。
どうやら全員話し掛けたく無いらしい。
「おーい!!!ココだ!!!!」
と思ってたが、如何やら一人大丈夫な奴が居たようだ。
黒剣はアランと名乗った男を大声で呼ぶと、門の上から飛び降りる。
「なっ!!」
門の上から地面まで、10mはある。
鎧を着たツノの生えたの大男がそんな距離を飛び下りて来る。
恐怖体験以外の何者でも無い状況に遭い、アランと名乗ったボンボンは、腰を抜かして馬から落ちた。
「ん?悪りぃ!!驚かせちまったな!!」
「な、何だ貴様は!!!この俺が国王直属第三騎士団団長アランと知っての」
「王国……何だって?
まあいいや!!!
おーい!!お前等も降りて来いよー!!!」
黒剣は、会話のドッジボールをボンボンとしたと思いきや、こっちに向かって変化球を投げて来る。
「おい白盾、呼ばれてるぞ。
行けよ」
「アイツはお前等って言ってたし、お前の事も呼んでんだろ?」
メンドクサイので押し付けようとしたのに、
失敗してしまった。
「……はぁ。
しょうがねえ。俺等も降りるぞ」
俺がそう言うと、全員飛び降りて行く。
さっき、黒剣が降りただけでも、砂煙が発生したのに、全員で降りたら大惨事になるだろ。
そう思っていたら、予想通り下から轟音が鳴り響く。
いや、階段使えよ。




