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屍兎は自由人  作者: 平成兎
第1章 屍兎
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ジャングルバトル

ズートピア面白かったですね╰(*´︶`*)╯

『さあ、選手は揃いました!!!

早速始める…………

前に!!!今回は場内に特殊な設定をさせていただきました!!!

森魔さん!!宜しくお願いします!!!』

隠者がそう叫ぶと、実況席に緑の髪をした、穏やかな雰囲気のエルフが現れる。

森魔。

プレイヤーランキング第十三位のプレイヤーであり、始まりの街を出て西にあるドルイドの森に居を構えるギルド、グリーンガーデンのギルドマスター。

数少ないドルイドという職に就く者であり、こと魔法に於いては蒼銀クラスだが、実績が少なく十三位である。

そんな彼は植物魔法の使い手である為、今回月兎にある目的の為呼ばれていた。

「モフ太郎君には借りがあるからね。

大盤振る舞いさせて貰うよ。」

森魔は人の良い笑顔で笑いながら、魔法を発動する。



『ワンダージャングル』


森魔が魔法を発動させると、場内の地面から大量の樹達が伸びて来る。

やがて、場内は更地からジャングルになる。

『というわけで、選手の皆さんには今回は此のジャングルで戦って頂きます!!!

観客の皆さんは会場中心に設置したモニターで、戦闘をご覧頂けます!!!』

隠者の説明で、会場内のザワつきは歓声に変わる。


『さて、準備が整ったところで改めて始めさせていただきます!!!

…………始め!!!!』













【さて、此れでタマモからは狼牙は見えないからな。

海斗。タマモの相手は頼んだ!!!】

【………ああ。】

どうせタマモは、狼牙が見えてたら気になって勝負に集中出来ないだろう。

という事で昨日森魔に連絡して植物魔法で場内を木で埋め尽くして貰った。

後は、各個撃破していくだけだ。

気配感知で、狼牙の気を見つけて其処に一直線で向かって行く。

約二十メートル迄近づいた時、



一気に気が目の前まで来た。


「ッッッ!!!」

飛んで来た右の拳を軸回転して左に避け、ドクロを抜刀して首を落としにいく。

首に当たる直前にピタリと止まる。

左手で受けられた。

流石格闘職。まさかドクロで切れないとは思わなかった。

突き出したままの右の拳が裏拳を打って来る。先読みして体を屈めて避け、ハクを抜刀して振り抜く。

狼牙の脇腹に当たる直前に狼牙がバックステップをしながら左肘と左膝で挟んでハクを受け止める。

そして、狼牙の右足が蹴り上げを放って来る。

ハクを離し、右にジャンプしてドクロを両手で持ち剣を振り落とす。

予想通り左腕で受けられ、受け止められていたハクは地面に落ちている。

風踏みを使って空中で錐揉み回転しながらハクを回収する。

「ッッ……」

狼牙は後ろに後退する。

俺は回転の勢いで、少し左に行き、体勢を変えて樹に脚を着け樹を蹴って狼牙に向かって飛んで切る。

『双雷閃』

『破岩掌』

ハクとドクロを左の掌底で受け止められ、狼牙は一歩踏み出し拳を打って来る。

体を折り畳み、左脚で拳を受けて、拳を踏み台にして跳ぶ。

「「…………」」

八極拳。別名半歩拳法

中国拳法の中でも屈指の破壊力を誇り、敵と極めて接近した間合いで戦うことを得意とする拳。

独特の震脚動作(中国武術の用語で、足で地面を強く踏み付ける動作のこと)を伴う重心移動や体勢の急激な展開動作を行うことを主な攻撃力(勁力)の源とし、接近戦を重視する戦法をとる。その為、肘撃や靠撃(肩や背面部で敵を打ち付ける攻撃)など、近接での体当たり戦法的な技法も他派以上に重視される傾向にある。

一道一式といわれ、簡潔であり、その各動作の目的は抗敵・応敵にしかない。美観を追求せず、ただ実用効果のみを求める武術でもある

狼牙は此の八極拳の使い手であり、その四肢の硬さは御察しの通りだ。

大半の打撃が必殺級であり、近接に於いては黒剣や白盾を凌駕する。

まあ要するに何が言いたいかというと……


彼奴の四肢には斬撃が通らねぇって事だ。

怪力、体が硬い。

白盾みたいな技術や、黒剣の気合いの様な物ではなく、唯、単純に強い。

ある意味一番厄介なのは此の手の輩だ。

なにせ弱点らしい弱点がない。

他2人には動きが遅いとか、動きが直情的(黒剣の場合其れが強さの理由の一つだからしょうがない)とか、そういう弱点があった。

しかし此奴は、尖った攻撃力がある癖に二十メートルを気配も無く詰められるほど動きが速く、且つスピード任せだったりパワー任せ

な動きを見せず、感情を表に出さずに淡々と攻撃と防御を行う。

別に弱気って訳じゃないが、かなり厄介な敵なのは確かだ。

其れに此奴は、奥の手を隠してる。


「………此の樹を作ったのは何の為だ?」

狼牙は、そっと近くの樹に手を触れて俺に質問する。

「チーム戦だからな。

どうせなら趣向を凝らそうと思ってな」

嘘は言ってない。そういう意図もあるのは確かだ。

「俺と姉さんを分断して、何か目的でもあるのか?」

純粋に疑問に思っているという表情で、首を傾げて俺に質問して来る。

…………あぁ、そうか。もう、此奴は……


「海斗の奴がタマモと一対一でやりたいって言ってな。それで、一対一になりやすい様にしたって訳だ」

「チーム戦の意味あるのか?それ…」

「でも、一番の理由は………












俺がお前とサシで話したかったからだよ」





ニックとジュディの絡みが好き(真顔)

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