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屍兎は自由人  作者: 平成兎
第1章 屍兎
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蒼銀vs炎精

やべぇ、外怖えぇ・・・

蜂やべぇ_(:3」z)_

レフェリーが試合開始をした直後……

《炎波》

《アイスウォール》

西から紅が東から蒼の波がそれぞれ激突する。

その激突の後、数瞬、沈黙が続き………














「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

歓声が、響く。

『凄まじい衝撃です!!!トップ魔術士の名に恥じぬ強力な魔法で、決戦の火蓋は落とされました!!

妖狐さん!!この魔法は、映像に出てたでしょうか?』

『いえ、映像には無かったですが、どちらも、自分のフィールドを確保しようとしたのでしょうね』

『妖狐さん、、フィールドとは?』

『ああ、あなたの様な魔術士じゃない方には分かりにくいと思いますが、

魔術士は、環境によって魔法の威力や、使用速度が大きく変化します。

例えば、炎の魔法は、雨が降ってると、威力が半減してしまいますが、砂漠だと威力が上がる、とかですね。

なので、上位の魔術士は、特に相手が魔術士だと自分の魔法を使用しやすい環境を整えようとします。

その魔法によって整った環境になった領域をフィールドと言います。

彼等レベルとなると、初手で自分のフィールドを確保する為に、この様に範囲の広い魔法を使用するんです』

『ふむふむ、、つまり今は、そのフィールドの取り合いをしているという事でしょうか?』

『ハイ。そうなりますね』

『なるほど!!

しかし、そうなると暫くはこの状態が続くのでしょうか?』

『いえ……そうはならないでしょうね。

そろそろ、お互い動くんじゃないでしょうか』

妖狐がそう言った直後、

炎精が動いた。

《炎矛》

複数の炎の矛を空中に製作し、蒼銀に向けて射出する。

《アイスシールド》

其れに対し、蒼銀は眉一つ動かさず、盾を作り、矛を受け止める。

《アイスブロック》

盾と矛が激突した直後、炎精の頭上に氷塊が出来、落ちる。

《炎龍》

炎精に当たる直前、炎の竜巻が発生し、

氷塊を一瞬で溶かす。

その一瞬の攻防の異常さに観客は、数瞬呆けた後、また歓声を挙げる。

『凄まじく高レベルな戦い!!瞬きすら許されぬ一瞬の攻防です!!』

『炎魔法は本来不定形で、狙った場所に正確に飛ばす事等出来ないんですし、

その正確に飛んで来る矛を当たり前の様に受け止め、同時に頭上から氷塊を落とすという神業。

どちらも、予想以上に高レベルな戦いを見せてくれますね。

ですが、先程の魔法達は、発動時間の短い魔法達でしょう。

謂わばお互いまだ、牽制しかしていない筈です。

今二人共動いてないのは、牽制が終わり相手の出方を見つつ、自分の出方を探っているのでしょう。

此の膠着状態が終われば、更に激しくなっていくでしょう』

『此のレベルの攻防すらファーストコンタクトに過ぎないという事ですね!!!

一体此の戦いは何処まで激しい攻防になるのかぁぁ!!!??』















(概ね、予想通りだったな)

砂漠での球体戦。

あの戦いで使ってた紅い玉を大量に撃つ技と違って、詠唱をせずに、即撃った分、威力は格段に低いが狙いは正確だったな。

予想通り正確だったからこそ、氷の盾で簡単に防げた。

だが、アイスブロックを防いだ、あの竜巻、

あれは炎と風の複合魔法だろう。

複合魔法は発動に時間がかかる。

だが、あの魔法はアイスブロックに対応して来た。

という事は、複合魔法を即撃つ方法を見つけたか、アイスブロックを落とすのを読まれていたか……だな。

前者なら、相当厄介だが、まず無いと思って良いだろうな。

なら、後者か。

俺は砂漠戦で、アイスブロックの上位互換技である、アイスマウンテンを使っている。

なら、俺があの火の玉の下位互換を予想した様に、

こいつもアイスマウンテンの下位互換を予想したと考えるべきだな。

つまり、まだ此方の手札は見られてないという事だ。

此方は風と炎の複合魔法という新ネタを見れた。

唯、これ以上はアイツに引き出しを出させるのは危険だな。

彼奴に触れて凍らせる前に此方が焼き殺される。

そうなると、早々に奥の手を使って封じ込めた方が良さそうだ。













(炎龍もう使っちゃった……)

炎龍。

風魔法で発生させた竜巻に、炎を纏わせ炎の竜巻を発生させる魔法。

複合魔法で、詠唱時間は約10秒。

魔法は、詠唱が終われば直ぐに強制的に撃たないといけないわけじゃない。だから私は、事前にこの魔法を詠唱しておいて、防御用に使った。

海斗さんは今私が防御用に貯めていた事を理解してるだろうし、接近戦を仕掛けて来る事は殆ど無くなったと考えるべきね。

理想は、接近戦を仕掛けて来たところに発動して攻撃することだったんだけど、接近戦を封じただけマシね。接近戦なら、凍らされて一瞬で終わる危険性があるし………。

問題は、この後海斗さんがどう出るか………

まだ奥の手を隠してるだろうし、後手に回る前にもう攻撃を初めてしまった方が良いわね。

《炎矛》








炎の矛が飛んで行き蒼銀は………

《銀の領域》

一瞬にして、矛を凍らせた。














魔法の戦闘描写って難し過ぎません?_(:3」z)_

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