本当の姿
神子様の姿がわかります
「…そんな過去があったのか…。今直ぐあいつらを殺してこよう」
しんみりとした雰囲気から、急に殺気を醸し出す少輔次郎様。いやぁ~穏便の行きましょうよ~
「っちょっと!蘭!!元就様、落ち着きになって下さい。ここで、殺されたのであれば、蘭の名誉に傷が付きます」
「そうですよ、父上。彼の方達が、城に戻り次第、正当な血筋の姫を妨げたとして、斬り殺しましょう」
御幸叔父様と又四郎様が、少輔次郎を落ち着かせようとする。又四郎様は、急に言葉を切って、私を引き寄せってぇっ?
「その姫は、私の妻になるのだから」
いや~!!物凄く恥ずかしいのですけど!御二方!!止めて下さいな!
「いやぁ~息子のこういう姿を見るとね~。しかも、蝶様の娘だから、眼に良いよ」
「そうですね、元就様。遂に、姪の晴れ姿が見えるのか~」
御二方。物凄く恥ずかしいですけど!!
「じゃあ、又四郎様」
「隆景と」
「ッ!!では、隆景様!貴方様は、本当に私の事を嫌いにならないのですか?」
「…その心配は、変えられた色で?」
「はい」
隆景様が、私の髪を触りながら、首を傾げる。…本当に、この御方は何処までお解りになるのでしょうかね?
「大丈夫ですよね?叔父様」
「蘭がそう思うなら」
「では、失礼して。隆景様、逃げないので、少しお下がりに」
叔父様から、許可を取って見せる覚悟をする。隆景様は、何でこういう時は直ぐにお聞きになさるんでしょう?
すっと、眼を閉じて、神に祈る。自分の相手となるかもしれない人に、私の姿を見てもらう事を。
「おぉ!」
「これは…」
「いやぁ~。何時見ても綺麗だね~」
三者三様の言葉を聞き、眼を開く。
「おぉ!」
「これは…」
「いやぁ~。何時見ても綺麗だね~」
今さっき聞いた言葉を聞く。なんというかねぇ?
「其れしか感想無いんですか?」
「では、その姿は天照大神ですよね」
「そう…ですよ」
今までの私の姿は、黒髪と黒目の姿だった。けど今では、
「前、見た本にありましたよ。日ノ本の最高神、天照大神は銀の髪に紫苑色の眼を持つと。それと同じ色を持っている貴女は、天照大神の神子ですね?」
全てを看破される隆景様。少輔次郎様。貴方様は、どんな計画をしているのでしょうか?
「蘭ちゃん。隆景は、自分で知識を吸収してるんだ。だから、私をそんな目で見ないで」
「ごめんなさい」
っというより、叔父様には触れないのですね?その人も銀の髪を持っているとは思わないのでしょうか?
「蘭。銀の髪を今でも持ち続けるのは、皇族だけですよ。流石に一色家の子息であった、御幸殿にそれはありえないでしょう」
「流石ですね!」
「どうぞ、好きになって下さい!!」
「っ!!…はい」
思わず隆景様の返しに顔が赤くなってしまう。っちょっと御二方!そんな目で見ないで!!
「蘭。その姿を使えば、今この場においてあいつらを殺せますよ」
「っ隆景!もしかして、最高神の神子を妨げた者に対する、神罰の代わりか!?」
「えぇ。蘭でしたら大丈夫でしょう。最高神の色を持ち、天皇の姉の蝶様の生き写しですよ?疑うものは現れませんよ」
隆景様と少輔次郎様が、話になってる横で、御幸叔父様が刀を研ぎ始める。…叔父様。どこから刀をお出しになったので?
「隆景!元就様!!って、蘭ちゃん!!可愛い!!」
「妙玖様!!」
何処からか現れた妙玖様。…首しまって苦しいですよ
「母上。蘭が、最高神の神子と判明しました」
「そうなの!?蘭ちゃん」
「えぇ」
「そう。好きなようにおやりなさい。そうですわね?元就様」
「あぁ」
「じゃあ、私はその間に、婚儀の衣装を考えるわ。では、景次ではなかった、一色御幸様。現当主の、一色葵様に、婚儀のお話を通して下さいませ」
妙玖様がいつ気づかれたのか、叔父様の正式な名前を言いになられた。それにしても、妙玖様。全ての事をご存知なのですね。
「それにしても、いいの?隆景で」
「母上!!」
「妙玖様。隆景様は良い方ですよ。何かをお気づきになっても、こちらが切り出すまでお話になりませんよ?そのお気遣い、私は好きです。」
「蘭…」
「うふふ。素晴らしいわぁ~。蘭ちゃん、今から衣装を考えに行きましょう!その間に男たちが処理してくれてるわ」
「はい!!妙玖様」
この色にピンと来た方。その人は、別作品にまでお会いに来て下さい!




