日常2
「おーい。そろそろ席につけ」
担任がやってきたところだった。
「ああ、、なんとか間に合った。」
扉を開け、席に着く。
窓側の一番後ろの席だ。
担任の先生の話を聞き流しつつ、窓を見た。
空が綺麗だった。雲ひとつない。窓から入ってくる風は、とても心地よく、夏の暑さを吹き飛ばしてくれた。
「来週はテストがいよいよ始まる。最初のテストだから気をひきしめろよ。」
すっかり忘れていた。あと一週間しかない。
しばらく睡眠時間を削るしかなさそうだ。
なんやかんやで、やっと気だるいホームルームが終わり、ボーとしていた。
すると、1人の人物がやってきた。
髪が風でなびき、ふっくらとした薄紅色の口に髪がかかり、光が当たり、キラキラと輝く瞳が垣間見える。
長めのソックスに、ひらひらなびくスカート、ブラウスのボタンを1つ開け、着崩している。
とても妖艶で眉目秀麗だ。
「ねえ、聞いてる?来週のテスト大丈夫なの?ちゃんと勉強してるの?」
小言さえ言わなければ目を奪われるほどの美しさなのにと思いながら、気だるげに返事をする。
「なんとかするから大丈夫だって。」
「なんとかってねえ!!絶対大丈夫じゃないでしょう!!」
「まあまあ。その辺にしてあげなって。また、勉強会でも開いてあげればいいだろ。な?」
そう言いながら、もう1人の人物がやってくる。
前髪の隙間からクールなつり目が見え、高く整った鼻に髪の毛がかかっている。
シャツのボタンを2つ開け、ひたいに汗をにじませ、顔をファイルで仰いでいる。
「もう、私は心配していっているんだよ!!」
口をくの字に曲げムスッとした表情で女は言う。
「わかった。わかったから。」
そう言いながら、疲れた顔をして、女を宥めている。
「授業始めるぞー!!席につけ」
先生がやってきた。授業が始まる。
「本当にテストどうしよう。」
そう呟きながら教科書を開いた。




