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追伸

作者:颯
最新エピソード掲載日:2026/11/05
何のために生きているのだろう。

そんなことを考えるようになったのは、いつからだっただろうか。

幼い頃の何気ない日常。
誰かに傷つけられた日々。
友人たちと笑い合った青春。
そして、心から大切にしたいと思った人との出会い。

幸せだった瞬間も、忘れたい過去も、すべてが僕の人生だった。

あのとき違う言葉を選んでいたら。
あの日、違う道を歩いていたら。

何かが変わっていたのだろうか。

これは、特別な才能も、特別な運命も持たない一人の人間が、愛されたいと願いながら生きてきた記録。

誰かに知ってほしかった。
僕にも、笑った日があったこと。
誰かを心から愛したこと。
そして、言えないまま胸にしまった言葉があること。

だから僕は、この物語を書く。

僕が確かにこの世にいたことを、どこかに残しておきたかったから。
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