↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
62/248

オフィス・トライメライ 幕張研修所1

 それから程なくして私たちはUGに向かった。時計は既に約束の時間を過ぎている。


「いらっしゃいませー」


 UGに入ると鹿島さんが私たちを出迎えてくれた。蔵田さんの姿はない。またパチンコかな? と少し邪推めいた考えが浮かぶ。


「やほ! 鹿島ちゃん衣装の仕立て終わった?」


 美鈴さんはとてもフレンドリーな感じで鹿島さんにそう尋ねた。数分前までのあの暗い表情が嘘のようだ。


「はい! 出来ましたよぉ。どうします? 一回試着しますか?」


 鹿島さんはそう言うと私の方を向いて首を傾けた。傾いたことで彼女のヘッドドレスがふんわり横に揺れる。


「……サイズは間違いないんですよね?」


「はい! 大丈夫です! 聖那ちゃんの体型ぴったりに仕上げましたから。逆にもう聖那ちゃん以外は着れないくらいですね」


 鹿島さんはそう言うとニッコリ笑った。その笑顔は絵に描いたような営業スマイルで少しだけ気味悪く見える。


「なら……。大丈夫です! たぶんそろそろ逢川さん戻って来ると思うので」


 私はそう言うとカウンター横の壁に掛かっている時計に目を遣った。時刻はもう既に午後五時過ぎ。そろそろ逢川さんも戻ってくると思う。


「りょうかいです! じゃあ袋お入れしますねぇ」


 彼女はそう言うと『UG』というロゴの入った黒い紙袋に私の衣装を入れてくれた。袋の口から魔法少女の紫色の襟が覗いていた――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。