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珈琲と占いの店 地底人5
食事を終えると近くのショッピングモールに行った。そこで一通りテナントを見て回った。美鈴さんはストリートファッション系の店を。弥生さんはカジュアル系の店を。私は……。まぁ適当に見て回る。
そしてゲームセンターでプリクラを撮った。プルクラなんて何年ぶりだろう? 小学生の頃はよく近所のショッピングセンターのゲームコーナーで撮ったっけ……。と昔のことを思い出す。
思えば中学に上がった頃から私はずっとインドアだった。本格的なキャンプなんかはもちろんしてこなかったし、買い物だって基本はネットで済ませていた気がする。友達と出かけるにしてもテーマパークや海にもあまり行った記憶がない……。そう考えると自分が酷く根暗な人間に思えた。家と学校の往復だけ。本当にそんな感じだ。
だからこうして友達とちょっとだけ遠出しただけでとても新鮮な気持ちになれた。素直に楽しい。本当に時間があっという間に過ぎ去っていく。……まぁ、それはこの二人が個性的で、且つ良い子たちだからなのだけれど。
「お? そろそろアングラ戻ったほうが良さそうだね」
美鈴さんは左手の腕時計を見ながらそう言った。時刻はまもなく三時を回ろうとしていた。




