第78話 若者からの要請で聖餐式をすることに……。美味しいオムレツ6つ焼きました。
「おはよう。」
「おはよう。今日はチュっなし?」
「して欲しい?」
「うん。」
あさが唇を重ねてきた。えっ!(驚)
「えへっ!ちょっと昨日の話で、辞書に取り込むんなら取り込んでみやがれって思ったけど、この先はちょっと恥ずかしいし、まだ無理ね。」
「キスってさ、無言になるから、辞書に登録されないよ?」
「あ、口塞いでるもんね。」(笑)
「じゃ、もう一回!…………って、こんなことしてる場合じゃないわ。私、起きなきゃ。りおちゃんはもう少し寝てたら?3時間ぐらいしか寝てないでしょ。」
「ローテーション表、柳田さんに送って、 Ccあさとアルノとシナモンにしておいた。」
「お疲れさま。」
「あとで、返事来て、変更点あったら、メッセージで知らせて。」
「シナモンが私も入るぅ〜って言いそうね。」
「あり得るけど、無理!勝手に来てもいいよって言っといて。給料は会社持ちで……。」
「あ、それいいね。秘書としての調査ということで、頑張ってもらおう!」
「まぁ、助っ人欲しい時間帯もあると思うから、そこ教えて入ってもらうってのもありかも。」
「秘書の調査で」(笑)
「軍曹さん、お主も悪よのぉ〜」
「お婆ちゃん起きてるみたいね。」
「キッチン片付けてくれてる音するね。」
「じゃ、私とお婆ちゃんでご飯食べて、お店に行くわ」
「ノエルは、寝てるね。」
「りおちゃん起きないと、最近起きないわね。」
「おとんと仲よしやもんなぁ〜」
「はいはい、おかんとも仲よいよ!」
「じゃ、後で春樹と僕の分はオムレツ作って、食べるよ。」
「えぇ、私のは?」
「じゃ、四人分作って寝直すか。」
「え、いいの?無理しなくていいよ。」
「目が覚めてるから、作ってから寝るよ。」
……
「お婆ちゃん、おはようございます。」
「あ、春ちゃんも起きてたの?おはよう!」
「おはよう。昨日、花火で魔力使い切ったでしょ?」
「そうね。姉さんたちがもっともっとっていうから、みんな頑張っちゃって」
「本当に、楽しいと魔力切れにはならないんだね。」
「わたしとりおちゃんは、使いきれないみたい。」(汗)
「本当に補充されるんだね。羨ましい。」
「ありがたいけど、神様何させるつもりなのか、心配になっちゃう。」
「魔力切れで寝ると、よく眠れて、ショートスリープかも」
「え、でも無理しないでね。」
「違ってたら、ちゃんとお昼寝でもするよ。……りおちゃんみたいに。」
「お、よくご存知で。」
「書斎やリビングいたら、ノエルが呼びにきて、寝室行っちゃうでしょ。」
「迷惑な犬だよな。自分だけで寝たらいいのに。」
「この間、僕を呼びにきて、僕の部屋に連れていったよ(笑)。……ちょっとだけ遊んだら、ひとりで寝ちゃったよ。」
「困った娘だろ。今度背中向けててみな、……背中に引っ付いて寝るから。」
「背中なの?変なの!やってみる。」
「あ、その神様、さっきカエデ姉ちゃんと康太兄ちゃんとあゆちゃんから、メッセージきたよ。」
「なんて?」
「あさちゃんたち、聖餐式?ミサ?しないのかな?」って。
「あゆちゃんは、“ちゃぱてぃー”あさちゃんと一緒に焼いたから、うちらのもあるよって言ってた。」
「あ、焼いたねぇ。」(笑)
「するんなら参加したいって3人が言ってたよ。僕もやりたい。」
「りおちゃん、どうする?」
「あさちゃんは、やろうと思って焼いてたんでしょ。」
「いや、食べようと思って!」(汗)
「食い気優先だったのね。」(笑)
「どうする?」
「どうしよう?」
「どうしたい?」
「そっちは?」
「なかよしはいいんだけど、甥っ子の前でイチャイチャしないで」
「「いちゃいちゃ、してませ〜ん」」
「いろんなこと準備してないのが一つ」
「してないねぇ。……小さなグラスはあるよ。」
「前に準備したとき、揃えたね。」
「燭台はないよ。」
「それはないね。」
「心にあれば、なくてもいいよね。」
「いいよね」
「どうやるかは、考えてないよね。」
「考えてないけど、大体はわかる。」
「私たち以外、洗礼受けてないね。」
「それは、各自の判断で本来いいんだと思ってる。」
「使徒さんもそんな感じで書いてるのにねぇ。」
『春ちゃん、あさちゃんたちどんな感じ?』
『二人でぶつぶつ色々言ってる』
『じゃ、やることになるね』
『うん、あのパターンは、やることになるね。』
『じゃ、そっちにいきま〜す。』
『あ、ご飯食べてないから、食べてからきてね』
『はーい』
「春樹、何メッセンジャーでパチパチやってるの?」
「だって、念話まだ使えないもん」
「念話、使えないもんねぇ〜。……じゃないわよ!」
「誰に何を密告してるの?って聞いたのよね!」
「密告って、ま、密告してたけど。」
「あゆみでしょ。」
「で、やるんでしょ。」
「無理でしょ。あんたたち高校でしょ。」
「バイトの後、高校行かないとダメだよね。」
「あ、忘れてた!」
「今日は、天童君がジュリエットのところに参加するから、後で色々聞いてみるわ。」
「やるとしたら、初めの日の前の晩だね。」
『あさちゃんが、やらないって』
『えぇ〜。』
「あゆみに、“ちゃぱてぃー”、おかず包んで高校に持っていって、お昼に食べていいわよって伝えて。」
「こっちの材料で作ってるし、タイの料理だもんね。」
「発音もタイ語だし。」
「りおちゃん、オムレツ焼いて。……食べ終わると、6時過ぎちゃう!」
「あ、3人は行ってて。朝ごはんの“ちゃぱてぃー”あっちに置いてるでしょ。」
その時、
『あささん、おはようございます。調理場のアイテムボックスに入ってる、“ちゃぱてぃー”朝ごはんで食べていいですか?』
ことりちゃんからメッセージが届いた。
『いいけど、これからごはん?』
『はい。おかずできて、事務所のリビングにみんな集まってます。』
『で、聖餐式やってみたいから、あささんとりおんさんに教えてもらいたいって、みんなで集まってます。』
『寮組全員?』
『シナモンさんもいます。』
『なんで?』
『ジュリエットさまやドボルジンクさんの信仰なら、知ってみたいって。』
『あさとりおんくんなら、どうやるか理解してるんでしょ』
グループにして、シナモンが割り込んできた。
『今、5時10分。5時半からやるわ。すぐ行くね。』
『会場はイートインにして。それなら開店時間過ぎても、お客が来なきゃ、続けられる。』
『逆に、おかずをみんなで運んでね。』
『讃美歌歌いたい?』
『教えてくれる?』
『私も歌いたいです』
『赤い電子ピアノが会議室にあるから、男の子に移動してもらって。』
『コード抜いてから移動してって、伝えて。忘れがち。』
『あゆみ、イートインで、すぐやることになったから、自分の朝ごはんのおかず持って、イートインに行って。康太とカエデもよ。』
あさも強引に春樹たちにグループ割り込みしてた。あさって讃美歌、弾けたのか!?
『パパとママも行くって』
『はーい!……で春ちゃん、何がどうなってるの?』
春樹があゆみに解説してた。メッセージの画面を一緒に見てた、りおんが呆れ気味に。
「あさ、やることになったの?」
「やりたいって言われて、引き下がるわけに行く?……行かないわよね」
「そりゃそうですねぇ」(棒)
異世界の“初めの日”、普通の日として過ごそうと思ってたのに、聖餐式に興味を持った若者たちからのリクエスト。急遽、朝5時半から、聖餐式を執り行うことに。
『神父でも牧師でもないのに、やっていいのでしょうか?というご質問でございますね。
それで良いと考えられます。……日本語の聖なる書を読みましたが、そう理解して問題ない記述ですございます。
それにもまして、執り行う会場が異世界でございますから、そちらの流儀に従うということでご理解くださいますよう、お願い申し上げます。足立区側の世界にも、聖職者のいない信仰の群れもございます。』
「りおちゃん、誰と念話してるの?」
「さぁ?いつもの本格執事言葉で、誰かに念話してた。」(笑)
最後の最後に、精神保護回路発動してるりおん。パッと決断してしまうあさに対して、論理構築を始めるりおんは、こうして意識をとりあえず保っている。ついに聖餐式を執り行うことになった あさとりおん。
いつかはやらなければと準備はしていたが、人を集めるきっかけがなかった。棚ぼたのように若者たちからの願い。「応えない訳には行かないわよね」とあさが言う通りですね。
「がんばってね。」と思う方、励ましのメッセージを……。二人の力になります。
※現実世界の聖書でも、聖餐式の定めに聖職者しか司式できないと言う記述はないんです。メッセージするって定めもないです。食事して、讃美してと言う記述はあります。食事、なぜ消えた?
ある種の既得権益?(笑)




