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異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から出勤、本社と提携。手作り特大角煮おにぎりが爆売れ。夜は常連S級冒険者のほのぼの居酒屋に。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

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第63話 お茶のひと時はおだやかな会議へ。あの話は……ファミプ臨時休業二日間決定!

「あのぉ、なんだか会議になってるので、俺の困ってること、議題にしていいですか?」

「福くん、どうした?」

「荷台にある、2種類の商品が降ろせずに困ってるんです。」

「シナモン室長、あささん、りお店長も、何かお忘れじゃないですか?」


「「「「「???」」」」」


「福の神さん、一つはあれですか?」

「カエデちゃん、きっとそれです。」

「福の神。もうひとつは私の大好きなあれですわね。

 なかなか棚ができないと思いつつ、お店の潮に流されてましたわ。」


「ジュリエット様、まさにそれです。」

「カレー、そうじゃ、カレーじゃ。りおん、カレーの棚はどうした?」


「「「「「コンビニファッションとカレー棚」」」」」×全員


「「「あたりぃ〜」」」


「やろうって言って、注文して、そのままいろんなことに埋没してたわね。福、ごめんね。」

「いえいえ、荷を下ろそうにも、(せわ)しなさすぎて、タイミングを逃してました。」


「りおんちゃん、どうする? 」

「明日、お客様少なかったら、両方レイアウト変更する?」

「明日はやめときましょう。初めの日はあまり忙しくしない方が良いです。」

「営業はするとしても、最低限の人数で良いわね。」


「そうである。午前中は少ないと思うでござる。」

「わしらもそれぞれ、工房とパーティーでパンを割き、祈り、食事を共にし、創造神の恵みに感謝する。」

「明日ならば、ジュリエットと天童のことなども、話題になるでござろう。居合わせたものは、神の恵みを皆に報告し、喜びを分かち合うのでござる。」


「午後も、今日散財したから、静かに過ごすことが多いわね。」


「天童、やじゃなければ、私のパーティーの聖餐に参加しない?」

「え、信者じゃないから、お邪魔になりませんか?」

「私、天童のこと知りたいし、私のことを知ってもらいたいんだから、私の信仰について知ってもらうのは、嬉しいことよ。」


「天童くん、私たち夫婦の信じる神さまと、プレオの街の神様、どうやら一緒らしいのよ。」

「僕も、お邪魔してみても大丈夫だと思うよ。行ってきたら?」


「朝、何時に行けばいいですか?」

「9時に迎えにくるわ。1時ごろ終わるわ。」

「午後出勤でいいですか?」


「あ、明日は午前中はあゆみと春樹、カエデと僕で店番程度に営業。調理はこのあと作ってマジックボックスに入れて、明日は全面お休み。お昼からは実くんとことりちゃん、ミナさんが同じく店番程度の営業。僕とあさは、事務所に待機しつつ、様子を見てることにする。そんな感じでいいかな?」


「ということで、秘書室と特務室新人はお休みってわけね。いきなり連れてこられて、二日間缶詰。引っ越し準備の日にしてください。ことりちゃんと実くん、福くんもまだだけど、慣れてる人に頼みたいから、明日はごめんね。」


「「「あささん、大丈夫です。」」」


「りおんくん、明日、明後日告知して、日本の土日はお休みにして、一気に引っ越し終わらせようか?」

「社長がOKなら、それがいいですね。」


「秋山さま、ギルドの方々、大丈夫でしょうか?」

「集中討伐が終わって、日が浅いでござるから、ダンジョンもおとなしい。冒険者は楽しいところがお休みで、少し寂しいぐらいのものでござろう。」

「あんたたち、働きすぎよ。少し休みなさい。」

「走り続けるには、一度止まって、ためが必要のようじゃのぉ」


「シナモン、土日。出荷停止できる?」

「大丈夫よ。」

「皆さんが大丈夫でしたら、明明後日から2日間、お休みします。」


「りおちゃん、僕たちのバイトは?」

「土日、フルで入るつもりだったのに」

「高校もないのに、どうすればいいの?」


「勝手に決めてたのか?」(笑)


「「「「だって、面白いもの!」」」」


「じゃ、本社で雇ってあげる。」

「「「「シナモンお姉さま、なになに?」」」」

「転勤社員の引越し作業」


「高校生のお手伝い、欲しい人ぉ〜。交通費バイト代は会社が支給。お昼はご馳走してあげてね。

 男の子は男性社員宅。女の子は女性社員宅。可愛いあささんも行ってくれるかも。」

「女の子の方が、荷物多いわよね。しょうがないわね。シナモンもね。」

「うちらが行けたら、手伝えるのにねぇ。残念にゃ。」


「希望者手をあげて!」

「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」


「全員ね。」

「柳田さん、後で希望聞いて、ローテ作ってください。」

「最終日、福くんと国道くんの三人でみんなの家、回れるかどうかの検討もよろしく。」


「足りなかったら、兄さんとりおんちゃんにトラックレンタルしてもらいます。」

「足りるでしょう。トラック予備2台ぐらいあるよね?」

「あるわよ(笑)。……そんなところかしらね?」


「天童と新人5人は明日お休み。明後日は店番ね。ローテは後で発表。最低メールにて通知します。ことりと実と福、ミナは明後日お休み。」



「なんだか、静かにみんな揃って、くつろいでるなぁ。」

「そういえば、お婆ちゃんとわんこ以外みんないる。いつの間に」(笑)


「ギルマス、いらしゃいませ。主役は最後に登場ですね?」


「お、おう!」(汗)


「何を焦っておるのじゃ?」

「なんでしょう?」(笑)



「じゃ、ギルマスが来たところで、集中会議終わります。」

「えっ?なんか会議してたの?」


「嘘ですよ。いろいろ話してたら、会議みたいになって、ちょうどオチがついたところだったんです。」


「明日、明後日は営業して、明々後日(しあさって)から二日間、コンビニはお休みに決定しました。」

「ギルドで告知、よろしくお願いします。」


「店舗の一部商品棚変更と、社員の入寮・引越し作業です。」

「まぁ、忙しかったものな。生活を整える暇もなかっただろうな。」

「明日、告知、掲示板に貼っとくよ」



 怒涛の午前・午後営業の後、夕方前のイートイン。落ち着いたひとときは良質な会議のようでしたね。

 会議って、こういうのがいいですよね。しかもおやすみまで決まるとは…。

 次の日本の連休に合わせて、休業とした異世界コンビニ。

 お休みは物語中だけです。物語は続きます。


 この後、ギルマスを交えて、イートインの夜が過ぎていく。


 最後のギルマスへのイタズラ、作者の中学生の時の英語教師への悪戯がベースです。「先生、数学に変わったよ」と3回繰り返したら、3回目で先生キレました。女子委員長が「あんたの責任よ」って責めてきたけど、一緒になってやってましたよね。


 「ブラックコンビニは改善されるのだろうか?」「お休みの引越し、かわいいお手伝いで楽しそう」と思った方は、ぜひブックマークと【★★★★☆】ぐらいでもお願いします。【★★★☆☆】でも……


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