表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から出勤、本社と提携。手作り特大角煮おにぎりが爆売れ。夜は常連S級冒険者のほのぼの居酒屋に。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/90

第53話 翻訳魔法も絶対ではない。白い“ちゃぱてぃー”と原宿スイーツは正義です

 朝から始めた試作。

 料理好きが集まったので食べられるものはできたようですが……。

 エルフのお姉さんたちの口に合うものができたのか?

 種無しパンの実態は……

 2種類のチャパティの説明し、試食のお皿をお渡しした。


「見た目は全粒粉のこれ? “ちゃぱてぃー”に似てるわね。」

「茶色いのはうちの“ちゃぱてぃー”に似てる。薄力粉? 白いの? これ、王族、貴族用?」

「美味しそうだけど、白い“ちゃぱてぃー”初めて見たにゃ。」

「「「“ちゃぱてぃー”食べていい(にゃ)?」」」


「「「???」」」

「“ちゃぱてぃー”?」

「これチャパティですよ。」

「このパン、“ちゃぱてぃー(ชาปาติ)”に似てるわよ。」

「チャパティ」?

「ちゃぱてぃー]?

 …

「あ、“ちゃぱてぃー(ชาปาติ)”なの?」

「日本だと“チャパティ”で、プレオだと共通語だと“チャ・ぱぁ〜てぃ”(語尾をあげてる)なの?」

「あ、同じ言葉なのね? 発音・声調が違うと、私たち別の単語と思うから気づかなかったわ!翻訳魔法も違うって認識したみたい。」

「ジュリエットにもチャパティと聞こえるから、逆に違うものと認識なの?」


 翻訳魔法は“ちゃぱてぃー”=チャパティと認識できず、そのまま日本語の発音でジュリエットたちに伝えていた。つまり、あさ達とジュリエット達は同じくチャパティと聞いて、全く別のものと認識していたのである。


「「ちゃぱてぃーなの!」」

「“チャ・ぱぁ〜てぃ”なのね。」

「ちょっと違う、もっと平たく“ちゃぱてぃー”よ。」

「“チャぱてぃー”ね。」

「もうちょっと練習してね。」(笑)

「「「「「プレオの言葉、教えてください。」」」」」

「ドボルジンク次第ね。準備できたら教えるわね。」



「“ちゃぱてぃー”、味に馴染みがあるのは、やっぱり茶色い方かしら。でも口当たりは良いのは白い方だけど、印象がないわね。」

「うちの“ちゃぱてぃー”に近いのは茶色い方だにゃ。でも、あさの作った方が丁寧で美味しいにゃ。うちのが雑に思っちゃうにゃ。」

「粉の製粉法の違いかな?」

「白い方は美味しいけど、物足りないです。ごめんなさい。」

「白いの口当たりはいいんだけどにゃ」



「これをつけて食べて見て」

「カレー? これ、美味しいわよね。」

「ご飯が欲しい。」


「カレーの味と白い“ちゃぱてぃー”口当たりがとっても合うわね。」

「カレーと合うのは、茶色い方もいいけど、絶対白い“ちゃぱてぃー”だにゃ!」

「カレーをちょっとだけにすると、茶色いのもいいわよ。」

「ご飯と似てるのが、白い“ちゃぱてぃー”ってことね。」


「白い“ちゃぱてぃー”は、ベーコンとほうれん草の炒め物とか、他のものともよく合いますよ。」

「茶色い“ちゃぱてぃー”も合うけど、白い方がよく合いますね。」


ジュリエットたちの感想の後、あさとシナモンで他の具材との相性も紹介した。



「でわ、3つ目がクレープです。作るのが面白いから、見ててください。」


 カエデがお玉でクレープ生地をプレートに垂らし、あのT字型のトンボを使って、丸く広げた。掠れることなく美味しそうに焼けた。


「焼き立てをどうぞ」


「薄くてきれいね。しっとりしてる。ほんのり甘い。でも、お腹は膨れないわね。」

「ちぎって口に入れたら、すぐなくなるね。」

「種無しパンは、割いて分けて割食べるんですよね。」

「くるくるっと巻いて裂くと、裂きやすいです。でも、これ本当はお菓子なんです。」


「「「えぇ?お菓子なの?」」」(驚)

「ほんのり甘いけど、オヤツにはいらないニャァ〜」

「私も別のがいいわね」

「そうよね」


「では、これをお召し上がりください。」


 ことりが目の前で、真ん中に溶かしバターを塗って、蜂蜜をかけて、シナモンが嬉しそうにシナモンを振り、端を折った後、クルクルッと丸めた。一口大に切って、皿に乗せた。


「「「何これ…美味しい!」」」

「お菓子だにゃぁ〜」

「貴族様のお菓子?」

「王族のデザートってやつじゃない?」


「このクレープは、このクレープ生地で、いろんなものを包んで食べるんです。包むものによて、スイーツになったり、手頃なおやつなったり、お食事になったりするんですよ。私も大好きです。」

「私も好きよ。ね、シナモン。」

「名前の通り、私も大好き!毎週原宿歩きたいぐらい!」

「毎週行ってるの?」

「行きたいって言っただけよ」(怒)


「原宿はわからないわね。でも、美味しいってことね。他にどんなのがあるの?」


「ことりとエレンで、実演します。」


「はい、…イチゴのクレープを作ります。」


 今後イートインで関わる若手に、実演の花を譲った形のシナモン。さすが秘書室長。


「カエデちゃんがちょうど焼いてくれたので、この生地で作ります。」

「最後に半分に畳んで、円錐状にまとめていくので、全体の1/6の三角形の端っこにホイップしたクリームをこん盛り絞り出して、山をつくります。」

「ギリギリの端っこから真ん中あたりまで。いちごのスライスを端っこに、バナナを真ん中あたりに飾って…。」

「半分におった後、円錐状になるように、くるくる狂ってまとめて」

「綺麗な紙で包んで丸めます。」

「イチゴとバナナのスライスです。」

「ありがとう。最後にイチゴをひとつのっけます。」

「いちごだけより、バナナを入れる方が、私は好きです。」


 …

「どんどん作るので、ジュリエット姉様、まずはおひとつどうぞ。」


「あら、可愛い。シナモンが出かけてまで食べたいって気持ち、わかるわ。」

「ジュリエット様、原宿のお店は、もっと飾って、カラフルなんですよ。すごいの。」

「これよりもっと可愛いにゃ?」

「私、見てたら作ってみたいにゃ!」

「私はクレープ焼いてみたい!」


「作って見ますか?」

「ほんと?」

「いいにゃ?」


「「「おはようございま〜す。」」」

「「「「いらっしゃいませ〜」」」」

「おはようにゃ!」

「エリーお姉ちゃんたち、ずるい!」

「美味しそうなの食べてるにゃぁ〜」

「ほんと、美味しそうなもの持ってますね。何やってるんですか?」

「まだ食べてないにゃぁ〜」


「アイ、お、お、おはよう!」(慌)


「ジュリエット姉さま?今、隠したのは何ですか?」

「え、これ、私がもらったの。試食するの…。」


 パクッ!うううううう〜ぅ


「美味しいぃぃ〜。何これ、本当に美味しい。こんなの初めて!」

「「「「「えぇぇ〜。そんなに?」」」」」


「「やっぱり食べたい!」」


「イチゴクレープ、最高!本当、なんなのこれ?人生損してたわ!」

「わたしも食べたいぃ〜」


「アイさん、のぞみちゃん、このみちゃん、おはようございます。」

「私たちの国の種無しパンの試食中なんです。」

「これはクレープ。種無しパンのスイーツ、おやつ版なんです。」


「そうなのよ…(汗・汗)。あさたちの国の“ちゃぱてぃー”を色々作ってくれてるのよ。どれも美味しいわよ。」


「そうなんですね。で、なぜ焦ってるんですか?」

「なんでなんだろ?わたしもわからない…(爆笑)」

「試食をもらって食べようとしたところで、美味しそうだから取られたくなかったジャスミン姉さまが、焦って隠してもっと恥ずかしくなったというところでしょうか?」

「カエデ。冷静に分析しないでいただけます? すでに落ち着きましたわ。」


「のぞみちゃん、このみちゃん、食べてみますか?」

「カエデおねえちゃん、いいの?」


「ことりさん、アイさんとのぞみちゃん、このみちゃんにも試食大丈夫ですか?」


「エリーさんとヒルルさんが作るのは、後でいいですか? 小さいのを作ります。」

「ことりちゃん、エレンちゃん、私たちのも、よろしくにゃ!」



「カエデちゃん、クレープ機の小さい方の円、直径28cmぐらいのたくさん焼ける? 試食用。半分の小さなお玉1杯で、その大きさになるの。」

「あささん、やってみま〜す。」

「お願いね。」

「少し焼いたら、代わるので、ヒルルさんも小さいの焼いてみます?」


「あ、エリーさん、一緒に作ります?」

「ことりちゃん、いいのにゃ?」

「まずは作り方、よく見て、覚えてくださいね。」


「あ、あささん、いいですよね。」

「カエデ、ことりちゃん、いいわよ。まかせたわね。」(笑顔)


「ことりたち、自由に動いてるわね。」

「自分で考えて動いてくれるから、わたし楽よ。」

「いい子たちでしょ。」

「うちの子もね!」


 二人で、顔を見合わせ、爆笑した二人…。


「「なに笑ってるんですか?」」

「シナモンとわたし、親バカだなぁ〜って」

「子どもって、私たち?」

「「そうなるわね。うちの子可愛い〜」」(笑)


 シナモンに、ハグされそうになって、逃げた ことり。忍者は素早い。


 カエデにハグしたいな〜と眺めてたら、レジも見渡せる位置にジュリエットさまが移動していた。あれがセーフエリアなのだろう。



 はてさて


 ことりのを試食したエリーとヒルル。


「「「「「「これ、美味しい!」」」」」

「見た目も可愛いにゃ。ジュリエットが隠すのわかるにゃ!」

「でも、パンじゃなくなってるわよね」

「パンじゃないけど、美味しいですよね?」

「ことり、おいしいのが正義にゃ!」

「デザートやスイーツとして食べたいから、いいわよね」


「あなたたち、他のもあるのよ。あさたちが困ってるわ。」



 予想してたけど、本来の種無しパン“ちゃぱてぃー”ではなく、完全にクレープの方が大人気になってしまいました。(笑)翻訳魔法のバグはGeminiさんたちAIのバグと似てる?


 次回、なにやらイベント発生の予感…。発生しないわけないですね。(汗)


 美味しいおかずをくるんだチャパティと果物たっぷりクレープ。どちらが食べてみたいですか?

 感想欄で激論、期待してます。(悪顔)

 ★★★★もよろしくお願いします。


※“ちゃぱてぃー”の発音が気になりませんか?『ชาปาติ』をタイ語でGoogle翻訳にコピペして、発音させると違いがわかります。わかる方は違う単語って思うんですって。タイ語科のブレインチェックです。正確にはもっと違うらしい。AIの成長に期待!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ