第46話 ギルド&異世界コンビニ協定締結祝賀会(後編)〜カンタンだからみんな『魔法三原則』は覚えてね!
いよいよ後編。祝賀会のクライマックスです。『魔法三原則』が発表されました。ちょっとそこの冒険者さん、かっこいいと思わない? みんなで覚えて普及させましょう!
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『魔法三原則』
この世界に自然と魔法の力以外を 『持ち込まない・作らない・使わせない』
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「以上です。」
「「「「「えっ」」」」」
「「「「短か!」」」」
「これだけなんですか?」
「もう、頭に入ったのぉ」
「はい。でももう一度いいですか?」
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『魔法三原則』
この世界に自然と魔法の力以外を『持ち込まない・作らない・使わせない』
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「以上です。」
「あさが考えたんだね」
「おばあちゃん、わかる」
「りおんが考えるとその100倍は長い」
「最初、りおちゃんが長いの考えたから、却下したの」
「すいませんでした。」
「学校で習った『非核三原則』に似てるね。」
「同じようにこちらの世界の戦争を、大きくさせないためでもある標語だからね。」
「実、『非核三原則』との違いは、この標語はここにいる私たちと、私たちに続く仲間達の心の中だけに留めていくということよ。外には発表しないの。伝えてはダメなの。」
「シナモンが言った通り、私たちの仲間の証、行動指針なのよ。」
「ギルドも秘書室も特務室もなく、みんなでこの言葉を心に刻んで、この世界と地球のことを学び、考え、行動する。浅田家、篠山家もよ。」
「心に留めるだけでいいの。メモもしないのよ。無理せず、自分のできることでいいのよ」
「言葉を心に刻むのは、魔法契約以上の力を持つのぉ。自らの心を強め、強き意思としてこの言葉を達成させようと心を強めていくのじゃ。」
「全てを理解できなくて良いのでござる。心に刻むと言葉が一人一人の個を成長させ、強め、新たな知識、知恵を得ることができるでござる。」
『はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。』
「こちらの聖なる書の冒頭の言葉だのぉ。」
「あちらでも一番有名な聖なる書の言葉が同じ内容です。」
「言葉は神と共におるのでござる。」
「「「「「「「「もう覚えられました。」」」」」」」」
「うん、わかりやすい」
「「「「「かっこいい」」」」
「「「「すっきりしてる」」」」
「「「いつでも考えていられる」」」
「私も覚えたよ。あさ、ええ言葉やね。」
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この世界に自然と魔法の力以外を『持ち込まない・作らない・使わせない』
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『魔法三原則』
大婆ちゃんが、静かな声で、唱え、魔法のように、その場に広がっていった。
「皆の心に浸透したようじゃのぉ。では、そろそろ乾杯するかのぉ」
「ヒート魔法を使える方、お料理の温め、お願いします。」
「ヒルル、ジュリエット姉さま、お手伝いするから、お料理温めてくるかにゃ?」
「福、エリー、これくらいなら、私一人でできるわよ。」
「えぇ?大丈夫ですか(にゃん)?」
「みんな、お酒や温めたくないもの、手に持って、机からちょっと離れて!秋山さん、徳利は、そのまま置いといて、熱燗がいいでしょ。」
「ぬる燗でお願いするでござる」
「じゃ、行くわよ…!」
みんなが脇机に冷たい食べ物を移動し、片手に飲み物、反対側にデザートを手に、シーンとテーブルを眺める。
「魔法レンジ、モードそれぞれ適温…オートヒート発動!」
……………………………………………チン!
静かにほのかにテーブルの上が光って、最後に地球人にはなじみの音が軽やかに涼やかに響いた。「チン!」いつもより響きがよく荘厳なのは、お姉さまの趣味?
「私が作る魔法だから、響きは大切よ!レジ奥の機械の音はちょっと侘しい」
「「「「「「「「「「「「「「「ええええええええぇ〜」」」」」」」」」」」」」」」」
一斉に驚愕の叫びがとどろいた。ドボルジンクさまと、秋山さままで目を見開いていた。
「なんだかさ、あゆみ達が喜んでくれるから頑張ってたけど、手に持って、ちまちま温めるの、面倒じゃない? それに、ちょっとダサくない? 私の美学に会わないのよ。」
「で作ったと?」
「魔力細くの応用よ!長グモの足のような、張り巡らした蜘蛛の糸のようなイメージで、温めたいものと手のひらを魔力しで結んで、それぞれのものの細胞を振動させる魔法を与えるの。100以上は一度に繋げれるわよ。簡単よ。」
「いやいや、魔力を細く出すだけで、無理です。超人の精密さです。」
「りおん達、これ、訓練するわよ。これができないと、良い魔法使いにはなれないわよ。頑張りなさい。」
「「「「「「「えぇぇ、いいなぁ」」」」」」」
「あゆみ、ことり、あんた達も全員よ。基礎からね!」
「しごいてやるニャァ〜」
「エリーとヒルルも、細い魔法は特訓よ。もっと細くよ!」
「「精進します」」
「ジュリエットが張り切ると怖いのぉ。だが、わしもあの細い魔法は使ってみたいのぉ。あれは良い気づきじゃ。魔法使いの精度と魔法の範囲が変わるのぉ。戦さではなく、暮らしに魔法が入るのは、良いことでもあるじゃろうのぉ」
「戦いの幅も広がるのではござるまいか?」
「じゃが、そこまでの修行は大変じゃろうのぉ」
「意外と地球の者の方が、達成が早いやも知れませぬな。」
「おそらくのぉ。あゆみ達を見ておると、そう思う」
「冷めますよ!では、秋山さまに乾杯の音頭を取っていただいて、食事を始めましょう」
「では僭越ながら。皆のものグラスか酒椀を手に持て!そして、頭のそばに持ち、鬨と共に頭上に掲げ、好きに叫べ!それではいくぞぉ…」
真剣の立ち合いで間合いを図るように静止する秋山さま。それを見つめる多様な種族のここに集いし者たち…。心が一つ重なったその瞬、
「出陣じゃぁ〜〜」
「「「「「「「おぉぉぉ〜」」」」」」」
「「「勝つぞぉ〜」」」
「まだ逝かん〜」
「「「爆撃ヤメロォ〜」」」
「にゃぁ〜」
「「「魔法〜」」」
「カレー」
「「わんわんわん」」
「イェ〜イ」
本当に思い思いの言葉が飛び交いさまざまな言葉で鬨の声をあげた瞬間。魔力を帯びた光が彼らを包み、闇の中に放たれた!
細く長い光は51人にも増えた創世神国からの間者たちを包み、その興味を全て消し去った。自分が何を目的に来たのかも忘れて、闇夜に一人、一人と歩き去っていった。戦っていた、冒険者たちも息を合わせて声をあげ、勝鬨とした。
「「「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉ〜」」」」」」」」」」」
(姉さん、何か放たれました?)
「何もしてないわよ。」
(いま、店から魔法の光が放たれ、膨れ上がっていた創世神国の間者を包んだ瞬間…。約50人が惚けたように歩いて帰って行きました。)
「よかったじゃない。殺したり捕まえたりすると面倒よ。今日はおめでたい日なの。敵でも命は大切よ。あんたたちもコンビニに戻ってらっしゃい。祝杯よ!」
「ジュリエット、何かやったのぉ?」
「この部屋の魔力の高まりが凄かったから、間者の興味と記憶をいくらか消しておいたわ。50人ほど使い物にならなくなった間者、あっちの人たち困るんじゃない?」
「それは、なかなかの魔法じゃの」
「いつもなら1対1で使ってる魔法。今日はこの子達といたから発動できた魔法よ。『魔法三原則』で心が定まってたからできたのよ。多分、次は……ないかなぁ〜?」
「あるとしたら、相当の危機が訪れておるというときじゃろうのぉ。無い方がええの。」
ここにいる人たちの高まった魔力に乗せて、店を囲んだ敵、約50人の敵対心と興味、スキルの記憶を全て一瞬で消し去ったそうです。龍の槍のリーダーによると突破できないからと、追加で20人ずつ51人が広場の結界を破ろうとしていたらしい。お疲れ様でした。
「ねえねえ、誰か「カレー」って叫んでなかった?」
「魔法〜」って3人ぐらい叫んでたわよね。
「スノーとノエルも加わってたわ」
「大婆ちゃんもなんか言ってた?」
「先に逝った爺さんにラブレターじゃ」
「何言ったの?」
「内緒じゃ」
わかったけど、内緒にしとこうと決めた、あさとりおんであった。
「イェ〜イはないわよね。」
「「「無いな」」」
「悪かったにゃ〜」
「「「「嘘よ!ごめんなさい」」」」
「あさ、難しい話終わったし、敵も帰っていったから、外の子たち、入れてやって良い?」
「リーダーさんと、コボルト忍者隊と、チーターさんのお仲間数人ですね。15人ぐらい?大丈夫ですよ。テーブル席で晩酌って感じですね。」
「実くん、自動ドアの鍵開けてくれる」
「はーい」
「さすがね。ちゃんと外も把握してるわね。」
「調理場通った時、店頭モニタで確認しました。」(笑)
「今日の話しはここまでじゃ。異世界のことも、魔法三原則もこのあとは発言禁止じゃ。」
「コボルト隊クラスにはまだ難しい話しでござる。よろしく頼むでござるよ。」
「「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」
「「さ、ご飯食べて、大人はお酒、子供はジュールかお茶。いっぱい食べて、飲んでね!」」
こうして、警備部隊も合流。膨れ上がった大宴会がしばらく続いた。
後編も敵の偵察隊の対応も無事、終わったけど、まだご飯食べたないどころか、外の警備担当冒険者まで加わって、さらに大きな宴会に!次は続なんだって。どこまで続くの?
この後美味しい宴会始まります。一緒に参加したい方h、ぜひ「ブックマークに追加」をお願いします。執筆の励みになります。☆☆☆☆☆もぜひ。




