第45話 ギルド&異世界コンビニ協定締結祝賀会(中編)〜お腹すいたけど、料理より大切なお話です。
【今回は後編でなく中編でした。ごめんなさい。】
内容が濃いから一話が長いのではなく、すぐにチャチが入って長くなる、書記担当はきっとキレる案件。メモした内容が、半分無意味。でも、そういう会議の方が良い結果を生むこともあるかも…。で後編が中編に変わりました。
ゲートが開いた時の御使の言葉、あさとシナモンの関係からの鴉瑠之社長との出会い。こちらの準備段階から先ほどの首脳会談の内容までを話した後…、
「神様は、なんでこの世界に僕らを導いたのか、何をさせたいのか、クロちゃんへのメッセージの意味は?そういうことをこちらに来て考えてたんだよね。」
「なんて語られたの?」
「『お主のゆかりにある者ゲートを通りしおり、彼の地への扉となり、永遠にその地を得るであろう。使いである彼の地の者には閉ざされる』だ。」
「それでゲートができて、このお屋敷跡が、りおんちゃんの物になったのね?」
「シナモン、ギルマスの説明で、ドボルジンクさまたちが、そうお認めくださったのよ。」
「ギルマスはあっちに行けなくなった。」
「だけどね、『その地』の意味は、この世界とも考えるよね。この世界を得るだと、無くなりそうなものを保つことができると考えるラノベ多いでしょ?」
「小説だって、映画だって、大抵そうだよ? 文脈を考えると当然ね。」
「そう受け取ると、この地を保つためにこちらの世界に行きなさいと取れるんだ。」
「けど今日、ドボルジンクさま、秋山さま、ジュリエットお姉さんが関係者だってわかって、いろいろ話して、神様が私たちを守ってくださって、この地に使わしてくださったとはっきりわかったのよ。」
「その中で大切なことがわかったんどね。私たちの世界にもある聖なる書の十戒。この世界では二つ多くて十二戒なんですって。」
「あさちゃん、十戒って、あの、私を神としなさいって始まるやつ?」
「そう、それ全く同じで、二つ加わってるの?」
「「「「じゃ、神様は同じってこと?」」」」
「多分そうだと思う。別の方としても、知り合いで、同じ考えの方ってことよね」
「「「「「そうなるかも」」」」
=====
『空と大地と海を愛し、魔法の力を極めよ。研鑽せよ。』
『自ら新たな力を創ってはならぬ。力の創造は我の役目ぞ。』
=====
の二つが加わっている。
「この二戒が加わってるの。」
「なだか、付け足した感ないか?」
「地球で失敗したからか、魔法を与えたから、大切にさせたいからか…。」
「付け足したって感じよね。」
「でも、なんかカッコいいかも!」
遠慮なく反応してくる従兄妹組。社員組はちょっと遠慮がち?頑張れ若者!
「ねぇねぇ、私たちって、この世界に居て良いの?」
「カエデ、どうしてそう思うの?」
「あさちゃん、私たちが こっちの世界に必要以上にあっちの文明持ち込んだら、こっちの世界の生活が狂って、悲しいことになったらどうしようって、よく四人で話してたんだ。」
「持ち込ませたくないと考えてるから、奴らに僕が襲われたんじゃないとか…。」
「お姉さんたちが、歓迎してくれてるのは、わかるんだけど、心配になっちゃった。」
「でも、やっぱり持ち込んじゃいけないってわかったということなんだよね。」
「このお店、撤去しないとダメなの?」(涙)
「私、ここにいちゃダメ?」(涙)
「大丈夫よ、カエデ、あゆみ。」
「そうじゃの。いろいろ心配してくれておったんじゃの。賢い子たちじゃ。パパさんママさん、良い子に育っとるのぉ。」
「さっきね、ドボルジンクさまが、このお店の結界をビルドアップしてくださったの。」
「このお店に入ってから見た電気の道具やガス、石油などの機器については魔道具と思って、認識しづらく、出て行く時には忘れる新しい魔法陣を加えてくださったの。だから、このお店については、私たちの世界のルールで良いことになったのよ。」
「シナモンが言った通りだよ。僕たちの暮らしもコンビニの経営も流石に電気もガスも使えないのは無理があるから、この敷地だけは、敵対しない魔法と、地球文明の共存する地としてくださるそうだ。」
「わしらも、ここが好きでの。いつまでもみんなと笑っていたいのぉ」(笑)
「じゃ、カエデもここで絵を描いて、お料理してていいの」(涙)
「あゆみも、ジュリエットお姉さんたちとおしゃべりしてていいの?」(涙)
「愛い子じゃぁ、パパママ、二人をもらっていいか?」(笑)
「「「「だめです!」」」」
「私のひ孫じゃ、やりわせん!」(怒)
「ごめんなさい!冗談です」(涙)
一番怖いのは大婆ちゃんだということがわかった。
「わたしたちも、どこまでやれるんだろ? やっていいんだろって思ってたので、指針ができたなら、嬉しいです。」
「オタクばっかりだから、来たのが嬉しくて、はしゃいでたけど、オタクだから異世界への地球人の影響はちょっと考えてました。」
「『魔法三原則』かっこいいです。」
「オタク仲間に教えたら、広まるかも!」
「「「喋らないでね。そして、残念なことに喋れないよ!」」」
「「「「「秘密保持魔法契約ですね」」」」」
「オタクの子って、よく物事考えるのね。」
「うちの子、従兄弟までオタクだから、心配してたのよ。」
「叔母ちゃんと息合いすぎるしね。」
「そそ、妹もオタクだしね。」
「私、オタクじゃないわよ。」
「旦那までオタクじゃない!」(笑)
「それは認める!」
「えっ?」(寂)
「でも、オタクの息子と娘たちでホッとした。義理の甥っ子もよ。」
「俺たちの子供たち、見直した。」
「知り合った人たちのことを、ここまで真剣に悩む子たちに、よく育ってくれた。」
「あさ、りおん、ありがとう。これからもこの子達、よろしくね。」
「ドボルジンク?さま、秋山さま、ジュリエットさま、私たちの子供たちをよろしくお願いします。見守りもですが、まだまだ子供です。世界を見る目を養ってください。世界に通用するそれぞれの才能、スキルを育ててやってください。よろしくお願いします。」
「よいのぉ。わしらのお気に入りの子達じゃ、新しい者たちも、ことり達も含めて、我らは仲間ぞ。仲間の成長に責任を持つのは長老たるものの務めぞ。任せるが良いのぉ。
じゃがの、おぬしら夫婦もまた、我らの仲間ぞ。学び成長するのは、お主らもじゃ。彼方にいるとしても修行は可能じゃ。励むが良い。人生の修行はどちらの世界でも大切じゃからのぉ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「ということでじゃ、そろそろ食べようぞ!」
「あ、最後に魔法三原則の披露をして、説明を終わりにします。」
「「「「「そうだ、まだ内容聞いてない。」」」」」
「タイトルカッコ良すぎて」
「「「「聞き逃すとこだった。」」」」
『魔法三原則』
この世界に自然と魔法の力以外を『持ち込まない・作らない・使わせない』
「以上です。」
「「「「「えっ」」」」」
祝賀会の中編が終わってもまだ食べられない。挨拶長すぎて、料理が冷め切ってません? 責任者の福くん焦ってない? 焦ってない様子。
次回はいよいよご飯です。美味しい料理、楽しもう!イェ〜い!
ご飯だよね?




