表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から出勤、本社と提携。手作り特大角煮おにぎりが爆売れ。イートインは常連S級冒険者のほのぼの居酒屋に。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/52

第37話  慣れない異世界、でも頑張ってます

 異世界も日本語だと思ってたことりちゃん。説明忘れたのは…? 店内の見学は続く…。見学会だよね?

「雑貨コーナーのこの辺りは、かなり縮小してもいいかも。文房具コーナーの商品は売れ行きがあまり良くないもの…。縦1列ぐらいにして、残り7割の棚は開けてもいいんじゃない?工具とかもドライバーとか、こっちで使ってる? 誰かに見てもらって、減らそう」


「識字率のせいか、商店や役所はまだ、あっちの文房具に興味がないのか。ノートと、ボールペン、シャーペン、消しゴム、鋏などの基本的なものを残しておけば、この棚なくてもいいんじゃないかな? 開封前の奥の在庫は一度返品していい?」

「そうなのね、じゃ、ここにあるのだけ在庫にして奥の棚に…、問い合わせがあったら提供するでもいいわよね。返品処理して、福の神に運んでもらうわ。わたしのIDで処理するから、問題ないわよ。」

「さすが創業家。判断が早い。」


「街の人、サンダル派が多いから、ソックスやストッキングは無しでいいみたい。まだ売れたことない。ファッションが変わったらまた考えるんでいいんじゃない?」

(生理用品も売れないですよ。)

「使い道がわかってないのかも。」

(お姉様たちに聞いてみます?)

「お願いできる?」

(はい、迷惑にならないように、こっそり聞いてみます。)


 あさと僕とシナモンさんが減らす棚の相談。ことりちゃんがレジからインカムで合流。商品情報はレジの方がよくわかる。

 他のみんなは店の中から広場を見つめて。異世界堪能中である。



「中世ヨーロッパって感じの石畳の広場だね。」

「大縄跳び、またやってる。」

「コボルトさん?噂のコボルト忍者部隊さん?」

「引っかかっているよ?」

「あ、子供なのかも。他の子供よりも小柄だよ。」

「あ、子供達が遊ぶ時間帯なんだ」

「あ、目があった!」

「手を振ってる」

「振っとく?」

「降らないとダメでしょ」

「「「「「「こんにちわぁ」」」」」


「あなたたち、広場の範囲なら、外に出てもいいけど、制服着て行ってね。脱いじゃダメよ。結界が弱くなるから。その広場とお店の範囲内では、制服着てる人の結界は強くなるの。広場の外はダメよ。絶対脱ぐんじゃないわよ!お笑いの振りじゃないんだからね!

 今日は見学だから、色々見てきなさい。お店の外観見るのも忘れるんじゃないわよ。」


「午後の調理まだだから、実さんにレジ頼んで、わたし着いて行きます。」

「いいよ!僕レジに入る」

「実さん、ナイスタイミング。…いいですか?」

「うん、この後の準備してたら、モニターで子供たちが手を振ってるのが見えたから、気になって、見に来たんだ。」

「ありがとうございます。」

「走覇先輩たちに手を振ってたのか。」


「あさより、シナモンの方が、より軍曹感あるね。」

「少佐あたりで、いいんじゃない?」

「軍曹は譲りたくないと…」

「そうね。割と好き」

「ええええぇ〜」(驚)



 はてさて


「「「「「「こんにちは」」」」」」

「お姉ちゃんたち、新しいお店の人?」

「うーん、そうよ。交代でお店に入るから、仲よくしてね。」

「「「「「はーい!」」」」」


 手を振ってたのは、シシカゲくん、のぞみちゃんとサリーちゃん。そして同い年ぐらいの男の子と女の子たち。可愛い猫娘、コボルトと人族の子供たちがいっぱい。昨日の大縄の噂が広まって、みんなで広場で遊びに来たんだって。縄を回してた一番年長っぽい男の子が聞いてきた。


「子供たちだけだと、上手に回せないの。オジサンたち回せる?」

「…お兄さんたちが、代わってくれるって。」(汗)


 「オジサン」と呼ばれてちょっとスネ顔の天国コンビ。代わってことりちゃんが返事した。年長の男の子は失敗に気づいたようで、目を逸らした。


国道(くにみち)さんと天童さん。回してあげてくださいね。ゆっくり大きくお願いします。地域の子ども達もお客様なので、良い関係を築いてくださいね。」


「「「「お兄さんたち、お願いします。」」」」


 子供たちが言い換えた。二人が回そうとロープを取った時…。


「ことりちゃん、流石ですわ。」

「昨日は、高校生の従姉妹組4人が、子供たちと一緒に遊んでくれたんです。で大縄跳びが流行ったんです。せっかく良い関係を築いてくれたので、大切にしたいと思って。」

「ごめんね、脳筋とオタクが…」

「しょうがないんです。のぞみちゃんのママ、わたしと同い年なんで、子供たちから見ると、国道さんはオジサンですよね。」


「そんなに若くて結婚するのか? 知らないとはいえ、考えが足りなかった。すまん」

「僕も、ごめんさい。」

「じゃ、わたしもおばさんと呼ばれても怒らないように頑張るわ」(笑)



 ちょっと足を止めて、国道と天童も聞いていた。同時に年長くんも謝ってきた。


「僕もごめんなさい!」


「さ、頑張って回してちょうだい!わたしも一緒に飛ぶわ!」

「緑山先輩、スカート!スカート!」

「ことりちゃん、夕方、テニスに行こうと思ってたから、スコートなのよ。見えても大丈夫。」

「はぁ、だからミニだったんだ。じゃ頑張ってください。わたしより若い。」(汗)


 流石お嬢様、趣味はテニス。メモしておこう。それからしばらく大縄を回し、一緒に飛んでいた。途中でことりちゃんは5人組に任せて、レジに戻った。インカムをエレンちゃんに渡してもらって彼らの様子を見守っておいた。盗聴じゃないよ。見守りと情報収集。



 はてさて


 コツを掴んだ子供達が回せるようになったから、5人がへとへとになって、帰ってきた。


「ごめんね、エレンちゃん。インカムの音つけておいてもらって。」

「何かあったときのためですよね。逆に気にかけてもらって、ありがたいです。」

「録音はできないんだけど、インカムは使えるんだよ。警備上、助かってる。」


「「「「警戒ありがとうございます。」」」」

「色々工夫して、安全を図ってるんですね。」

「心配性なんだよ。でも、結界、すごい強いから。お客さんにぶつかられて、(ころ)けてもかすり傷さえ追わないよ」


「あ、店長、今日は大丈夫だったですね。」

「ことりちゃん、今朝は自動ドア開けるのやってないからね。朝、大丈夫だった?」

「あささんが開けてくれたけど、皆さん、大人しく入ってくれましたよ」

「ことりちゃん、朝からいてくれたの?」

「心配で、朝だけ来ちゃいました。ピーク過ぎてから、一度帰って寝てました。」

「タイムカードちゃんと推した?」

「あささんと同じですね。ちゃんと推しなさいって言われました。ありがとうございます。」

「こちらこそ、ありがとうね」


「それにしても、解せぬ!なぜ?」

「チーターの獣人さんが先頭でしたよ?」

「さらに解せぬ!」


 冒険者とは女性には気をつける紳士なのである。魔法結界の効果を試したわけではないと思う。そっちかな? あ、チーターさん、女性だった。



 はてさて


 午後3時過ぎ。ちょうどお客様が途切れた頃…。


「「「帰りましたぁ〜」」」

「また来たヨォ〜。あさちゃん、お母さんがおいしかったって!」

「??お母さんがどうしたの?」

「お店のおにぎりとお弁当とコロッケ、お昼にお母さんと食べたの。大婆ちゃんとあさちゃんのおにぎりが食べたかったんだって。」

「お疲れ様です。わたしも一緒です。」


「ミナちゃぁ〜ん」

「シナモンさん、お久しぶりです。」

「「「わたしもわたしも」」」

「山野さん、緑山さん、エレンさん。みなさん来ましたね。いらっしゃいませ」


 久しぶりにあったのか、ミナさんが珍しく興奮してます。一緒に戻ってきた高校生組に引き合わせてくれてます。


「あゆみちゃん、春樹くん、康太くん、カエデちゃん。こちらが新しい秘書課の人たち。」

「「「こんにちは。初めまして。」」」

「篠山あゆみです。」

「同じく康太です。」

「浅田春樹です。」

「わたしはさっき挨拶しました。篠山カエデです。」


「「「「よろしくお願いします。」」」」


「カエデちゃん、制服ありがとう。ぴったりだったわ」

「「「「ほんとピッタリだった。ありがとう」」」」


「緑山淑子です。」

「山野みゆきです。」

「エレン・カーマイケルよ。」

「天童義隆だ。よろしくな」

「国道走覇。国道を走って制覇すると書く。よろしく。」


 天国コンビ、男らしさを強調してる?


「天国コンビ、女子高生の前だからって、カッコつけてる? あささんの姪だってこと忘れたら、恐ろしいことなるから、覚悟しときなさいよ。」

「「はい総長!…理解しおります。」」(怖)

「よろしい。…鈴木シナモン。秘書室長で、そこのみんなに迷惑かけてそうなのが私の兄。色々大変だったでしょ。ごめんね。…面接の時、あったわよね。これからもよろしくね。」


「あさぁ、少佐より上だよ。総長ってなに?」(小声)

「学生の時、足立区一帯を占めていたとかなんとか、昔から噂が…」(小声)

「「「「あさちゃん、その人多分うちの学校で伝説になってる。」」」」(小声)

「「「「「本社でもそう聞いてます。」」」」」(小声)

「「「特務室もそう認識してます。」」」(小声)


「なに小声で言ってるの? そんなわけないでしょ。街で歩いてるとちょっと(いか)つい男子たちが、なぜか私のことシナモン姉さんと呼んでくるのよ。私のせいじゃないわ。」

「「「「「「「「「「「はい。そういうことに(しておきます)…」」」」」」」」」」」


「ヤンキーのそこそこ強い奴が…お前の妹だけは怖い。って俺に言ってきたことあるよ。」

「兄さん、なにその情報、私も聞いたことない。」

「斎藤圭人、覚えてない?」

「一人、該当者はいる。はぁ〜あいつのせいか。」


 こうして、足立区最強伝説が出来上がった…。


「りおんちゃん、そこでなんか纏めようとしてない?」ギロっ

「「「「「りおちゃん、顔に出てる。顔に出てる。」」」」」



 4,000文字直前。身の危険を感じたので、ひとまず今日はここまで。斎藤圭人はここだけにしか出てこないモブです。覚えてなくても試験には出ません。次回はきっと平和なスタートだと思われます。平和ですよねぇ〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ