表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から出勤、本社と提携。手作り特大角煮おにぎりが爆売れ。イートインは常連S級冒険者のほのぼの居酒屋に。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/47

第36話  初めての異世界&コンビニ見学会

 浅田夫婦の知らない間に色々な勘違い? の説明がされた合併説明会。事実ではあるんだけど、本人たちにはそこまでの意識がない? 足立区在住の一市民。モブだとしか思ってない浅田夫婦であった。


「レアメタルなど鉱物資源が見つかれば、我が社としても、ありがたいんだけどね…。」


 その一言をアルノが呟いたとき、重たい話が続いていたところで、


「プレオの街のお昼休みは1時半までなので、そろそろ店内、お客様もひと段落してきました。イートインも空いてきたので…。

 …あれ?タイミング悪かった?」


 と事務所のドアを開けて、りおんが顔を出した。


「事務所入るときって、ノックしないよね。」(汗)

「いや、ナイスタイミング。重たい話になりそうだったので、助かった。」(笑)


「じゃ、案内しますね。休憩いらない?」

「「「「「「大丈夫です」」」」」」



「りおんさん、これ、お店の制服です。カエデちゃんがみんなのサイズ、用意してくれました。お母さん待ってるからって帰りました。康太くんたちが来る時に一緒に来るそうです。またね!って可愛いく帰って行きましたよ。」


「??本当に一眼見ただけなのに、制服選んでくれたの?」

「俺たち、一瞬だったよ。自己紹介まだだよね?」

「お名前は、カエデちゃんから聞かれたので、がっちりしてるのが国道走覇さん、アイドル顔が天童さん、知的美人が山野さんって教えておきましたよ。走覇さんなんて、全国の国道を走って制覇するだよ。って言ったら、笑ってましたよ。」

「え、それで覚えてくれたの?」


「はい。これ、シナモンさんのです。」

「…サイズ表示合ってる!」

「走覇さん…。天童さん…。緑山先輩、山野先輩、エレンちゃん。」

「「すげぇピッタリ」」

「「合ってる!」」

「わたしって、いつもSにするかMにするか悩んで、帰ってきて微妙ってことあるんだけど、大丈かな?着てみるね。」

「サイズの狭間で、微妙に合わないことってあるわよね。わたしも羽織ってみよ。」


 男子はその場で、女性はそれぞれ、更衣室に行った…。


「「「「合ってる!」」」」


 なんと、全員ピッタリ。我が家の姪は特殊能力持ち?


「あの子ね、漫画家になりたくて、学校や公園で人物スケッチしまくったの。おかげで人物の名前とイメージを初対面で覚えるのが上手になって、最近は私たちの服のサイズも覚えてるの。特殊能力よね。」


「あさ。うちのファストファッションのブランドコーナー、この店でもやる?」

「そうね、カエデがサイズを選んでくれれば、サイズ表記がわからないお客様も買いやすいわよね。あの子に聞いてみるわ。」


 ニュースにもなったコンビニブランドファッション。最初に始めたの、あれファミプなんです。でしょ!


「「異世界能力すげぇ〜」」

「カエデちゃん、日本人よ。足立区民。」(笑)


 天童くんも含めて脳筋族だった。



「お休みの日が一緒だったら、カエデちゃん誘ってお洋服買い行って、サイズ見てもらおう!」

「お店にカエデちゃんいたら、わたしも買いにきます。」


「わたしレジなので先に降りときますね。」

「ことり、ありがとね!」


「カエデちゃんがOKなら、福と実とりおんさん、今晩残業よ!」

「えぇぇ!さっき、思いつきでやるなって、僕、怒られた覚えがあるんだけど。」

「知らない、別の妹じゃない?」

「オヤジ、隠し子いるのか?」


 妹強し!


「じゃ、お店に降りて、レイアウト変更の相談よ」

「あれ?店舗見学は…?」

「「「「「同時進行よ!」」」」」


 シナモン、あさを筆頭に女性全員が動き出した。男はついていくだけだよな。



 はてさて


「ことりちゃん、飲み物ちょうだい!スポーツドリンク?ある?」

「エリーさんとヒルルさん、いらっしゃいませ〜。お二人だけですか?」

「ジュリエットはなんだか用事があるんだって。」

「ドリンクコーナーにいっぱいあります。どんなのがいいですかね?」


 ことりは午後からレジ担当。お昼休みはレジのモニタ見ながら、こっそりおにぎり食べようかなぁ?って思っていた。コノコンビニハブラックナノデアル。


「ずっと大縄跳びしてたんですか?」

「あれ、楽しい!見てる人も喜んでくれるから、色々試してみたら、面白すぎ!」

「お昼、忙しかったから、見逃しました。今度お披露目してくださいね。」

「コボルト隊もギルドで練習してるらしいから、もっと洗練したら広場でお披露目ね。」



「「「「「「いらっしゃいませぇ〜」」」」」」


「「???」」

「あ、今日、新しいスタッフの見学会なんです。」

「新人さん?」

「わぁ、みんな可愛い!」


「「お邪魔してま〜す」」

「紹介しますね。わたしの上司と先輩です。みなさん、上級冒険者のエリーさんとヒルルさんです。常連さんで、私たちとっても良くしていただいてます。」

「ことりちゃん、手抜きした?」(笑)

「シナモンです。」

国道(くにみち)です。」

「天童です。」

「緑山です。」

「山野です。」

「エレンです。」


「シナモンさんて、アルノに似てない?」

「嫌なんですけどね、これ兄なんです。お世話になってます。色々ご迷惑かけてません?」

「ねぇ、もう少し兄の評価、有っても良いんじゃないの?」

「こんなのでしょ?」

「「うーん、楽しい人ですよ。」」(汗)



「「すげぇ」」

「「「本当にすごいわね」」」



「「「「どうしたの?」」」」

「「あ、ごめん。」」

「シナモン室長も驚きませんでした? 同時通訳みたいに聞こえるのかと思ったら、エリーさんとヒルルさんの声が、日本語で聞こえてきたから、驚いたんです。」


「あぁ、翻訳魔法ね」

「わたしらも、他国に行った時も使うから、慣れたけど、初めての時は驚いたにゃ。」

「みなさん、初めて使ったの?」

 今日もにゃ頂きました。



「えっ?魔法だったんですか? わたし、今知りました。日本語で話してるとばかり思ってました。」(汗)

「えっ、教えてなかったっけ?」

「初日に説明なく、今日からあっちって有無を言わさず連れてこられて、奴隷のように3日間働かされました。驚きっ放し。楽しかったけど…」

「この店の店長が悪いね。」

「「「社長が悪いと思います。」」」(笑)


「初日から、色々合ったよね。…ことりにはわたしの言葉が日本語に聞こえるんだね。わたしには ことりの言葉が共通語に聞こえてるんだよ。この街はほとんどが共通語使ってるから。共通語からはほとんどの言葉で翻訳魔法が使えるんだよ。冒険者ギルドってすごいでしょ。」


「共通語は冒険者ギルドが世界中にあるから使われてる言語なんだそうだよ」

「僕らも勉強してみたいんだけどね。若い高校生に任せようかと…。」

「りおんさん、社長、ずるしてない?」

「ことりちゃんはやりたい?」

「使ってるの気づかないぐらい魔法が便利だから、時間ができたらにします。」

「「そうでしょ」」


「ゆるーい会社ね。経営者の顔が見たいわ」

「ここにいる君の兄です」



「「誰でも漫才ができるのね。」」

「エリーさんとヒルルさんとジュリエッタさんも毎晩やってませんでした?」

「「やってるわね」」(笑)


「「「「「修行します、ことり先輩」」」」」(敬)


「本当に後輩できちゃった?」(笑)


「エリーさん、ヒルルさん、ごゆっくり。」

「ありがとうシナモンさん。…ことりちゃん、スポーツドリンク。それとスイーツもなんかある?」

「店長、レジ、お願いしますね」


「お待たせしました。…いらっしゃいませ。」

 レジにお待ちのお客様がいたので、レジに着いた。


「今日は店員さん多いのね。」

「新しく着任した店員の見学会なんです。交代でお店に立ちます。…よろしくお願いします。」

「は〜い。よろしくね。」


 あれ?執事口調は?…TPOです。(笑)



 はてさて


「エリーさんて山猫?獣人さんよね?」

「ヒルルさんは聖女さま?」

「はい。もう一人エルフのジュリエットさんと、ドラゴニュートの男性お二人の『龍の槍』って上級者パーティの方々です。さっき、大縄跳びですごい技してたのがエリーさんです。酔うと語尾が「にゃ」ってなって、可愛いですよ。」

「モニタ越しで、すごかったやつ?」

「やっぱり見てました?」(笑)


 スポーツドリンクのご案内が終わって、みんなに捕まった、ことり先輩である。洞察力がすごい。く乃一認定。


「それにしても、本当に異世界来たのね。」

「絶対、オタク向け新規事業だと思ってた」

「魔法が光っても、信じてなかったかも」

「ひかるぐらいは、LED内蔵でできるもんね」

「でも、全身包まれてたわよ」

「「「「確かに…」」」」



「羨ましいです。」

「「何が?」」

「私たち、そんなの考える暇もなく、開店セレモニー中のお店に連れてこられて、助っ人連れてきたって紹介され、それ以来今日までず〜と働いてる感じです。楽しいんですけど、異世界来たのが当然て感じで、いま、あ、わたし異世界にいるんだって。驚いてます。」

「僕もそうかも…。福田先輩なんて、あっちとこっち行ったり来たりで。普通の配送業務してる感じだし…。」(汗)

「ちゃんと、感動したかったですよね。」

「っていうか、ことりちゃん、僕たち異世界いるんだね。すごいねぇ〜。」

「ですよね。そうだ!獣人さん、ドワーフさん、エルフさん、ドラゴニュートさん、それにお侍さん、忍者のコボルトさん。いっぱい知り合いできてますね。すごい!」

「春樹くんたちも、気づいてないかも」(笑)


「「「ええええ、今頃感動してるの?」」」



「ごめんね、そうだよね。忙しかったから、当然みたいだったよね。」

「「「ごめんね。」」」

「あささん、…店長も、柳田さんも」

「「あ、社長が一番、謝ってくださいね。」」

「ごめんね。できれば労基署に行くのはやめてね。」(汗)

「「「「「「「行っても話せません。」」」」」」」(笑)


 和やかに、見学会が進んでいく。


「そろそろ学校組とミナさんが戻ってくる時間だね。」


 アルトは実くんや ことりちゃん、ミナさんにちゃんと同意を得て、こっちに連れてきたのか? 不安になる。(汗)



 ファストファッショを最初に売った時のニュース。このお話のモデル、もちろん『ファミリーマー…』さん。インパクトありましたよね。カエデちゃんをバイトに引き抜かないでくださいね。それにしても、観察力あるのかないのかわからない ことりちゃんですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ