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異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜高校生と店長夫婦のほのぼのバトルな日常にアイドル社長が乱入する〜  作者: 柿野たね(カキノタネ、旧:夏紀 田燃)
第1章 異世界でコンビニ始めました

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第35話  秘書課と特務室は実質合併します

 十何年ぶりの会社行事への参加。普通、内示から辞令ときたら、古い部署への挨拶だと思ったら、ドライバーくん以外は同じ秘書課勤務。上司も同じ。ドライバーくんも元上司。ということでそのまま新しい事業所と店舗へ移動。見学会です。

「あらためて、いらっしゃいませ。異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』へようこそ。今日はあかりとミナさんがお休みなんですが、さっき、行くと連絡がありましたので、顔合わせは、全員揃ったらにしますね。とりあえず、こちらのモニター越しの見学です。」

「あ、待って!俺、このあとルート配送だから、ご飯食べたら出かけます。一応挨拶しとくね。」


「「「「「あ、福の神(福田)先輩、お疲れ様です」」」」」


「うん、後輩にまで福の神って」(悲)

「福の神って、有名なのね。」

「本当にご利益ありそうだわ」

「あささんとシナモンさんまで。」

「「ま、元気を出して。愛されてる証拠よ。」」


「自己紹介は、いらないね。ということで、みんな歓迎します。あっちだったり、こっちだったりするだろうけど、これから一緒によろしくね。」


「じゃ、おにぎり食べよう。」

「コロッケと唐揚げは実が揚げてくれた。おにぎりは あささんと ことりちゃん。サラダとかは僕が運んできました。」

「「「「「「「「「いただきま〜す」」」」」」」」」

「りおちゃんはこっちよ。レジに行って!」

「一個だけいい?」

「食べてすぐ行ってよ。春樹がテンパりかけてる」

「諦めた。」

「正解」


「僕も行く?」

「ひと段落したら、兄さんはこっちでこれからの説明してくださいね。」

「喜んで!」


「あ、アルノ社長、それ、禁止にしようかと…。今朝りおちゃんと話してたんです。春樹たちに使って欲しくなくて。」

「なんでも喜んでやれって指導してるみたいで嫌でしょ。」

「アルノさんみたいに、冗談で使うならいいけど、どう思います?」


「まぁ、僕も嫌いだから、冗談で使ってるだけだよ。」(笑)

「会社のマニュアルには入れてないし、ことりたちがお客様に使ってたら、叱ってるところだったよ。」

「よかった。そういう会社で…」

「じゃ、使わないということで、いいですか?」


「「「あささんて、社長にも遠慮ないんですね。」」」

「親友のお兄さんだから、遠慮してられないわよ。」


 女性3人が驚いてた。


「ことりも僕も、ミナさんも、あさ軍曹派です。」

「「「「「「なにそれ。」」」」」」(笑)

「初日からめっちゃかっこよくて、着いて行きますって感じなんです」


 ちょっとだけ顔を出した、ことりちゃんだった。


「おにぎり、美味しいですか?こっちで一番人気の角煮おにぎりです。」

「うん。美味しい。ご飯がいつものと違う?」

「はい、こちらで採れたお米で炊いてます。実はお弁当用も工場に送って、炊いてもらってます。係の人、輸入米と思ってます。」(汗)

「コストの関係でね、こっちのお米じゃないと採算合わないんだよ。」

「こちらも特徴的で、美味しいから、採用したんだよ。」

「このコメ知った時、ちょうど米不足だったから、あっちでも売りたかったけど、こっちの国民の分がなくなるから、諦めたんだよ。」

「食料は貴重ですからね。」

「それじゃ政府に相談って…?」

「「「「「出来ない出来ない!」」」」」

「でしょ。今の政府が知ったら、買い占めに走るわよ。」

「「「「「やるね!」」」」」


「売れてるのは特大おにぎりなんですよ。」

「これです!」

「国道くんしか、食べられそうにないわね。」

「それ、もらっていいですか?」

「俺も食べていっていい?昼食にちょうどいいや」

「いいわよ。食べて、食べて。その代わり、安全運転で頑張ってね。」

「「了解です」」

「経費精算ピッですね。ここにあるのは、賄いボタンを押しておきました。」


「じゃ、調理頑張ってきます。先輩方、これからよろしくお願いします。」

「いえいえ、こっちではことりちゃんが先輩よ。よろしくお願いします。」

「「「お願いします。」」

「「よろしくな!」」

「わたし、先輩? なんかうれしい。」(笑)


「じゃ、わたしも調理再開」

「シナモン、あとはよろしくね」



 はてさて


「おにぎりも無くなったので、ごちそうさまでした。」

「「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」」


「では、秘書課と特務室のこれからについて…実質は合併(がっぺい)だけど、組織的には別々よね。」

「そうですね。こっちのフロアでは、並んでますけど、あっちに秘書課はありますしね。」

「兄さんが突然、合併を早めたから、詳細はまだこれからなのよね。責任取りなさいよ。」

「はい、辞任して、妹に社長を譲ります。」

「なわけないでしょ。はぁ〜30年以上、こんなのと兄弟なのよ。わたしこそ変わってほしいわ」(怒)


「説明すると、秘書課は天童くんが室長代理、こっちのリーダーね。それに緑山さんとエレンさん、こちらに詰めます。人数多いのはプレオ店のローテに入って、サポートと情報収集を担当してもらうためです。本社の秘書課も秘密保持魔法契約してるから、安心してね。

 あっちは社長の日本のスケジュール管理、こっちはプレオ店の担当です。社長のギルド関係の打ち合わせ等のスケジュールを本社と調整するのも仕事です。」


「「えっ?それが主じゃないんですか?」」


「それはついででいいわよ。」

「ついででいいです。」(悲)


「山野さんとドライバーの走覇は特務室に所属。ミナさん、実、ことりちゃんと一緒です。走覇は配送部も兼務。福田と二人でローテを回すことに。こっちに戻った時、必要そうだったら、店舗の助っ人に入る。山野さんはサポートと事務担当と思ってください。」


「リーダーは福の神。縁起が良さそうだよね!」(笑)

「秘書課も可能な範囲でお店のローテに参加ね。これはプレオの街や他の地域の情報に触れて頂戴。わたしは本社に詰めますが、こちらにも顔を出します。秘書課、特務室共に統括は柳田なろう特務室室長です。」


「「「「「「えっ?なろう?」」」」」」


「あ、裏の肩書き?」(笑)

「シナモンさんまで、なろうつけて遊んでたんですか?」

「あさたちが呼んででるから、つい。ごめんね。」



「このプレオ店は通常店舗と思わないでください。」

「「「「異世界ですもんね」」」」


「そればかりでなく、オーナーも通常のオーナーとは少し違います。彼を通じてこちらの冒険者ギルドがこちらのお店にに出資しています。このプロエクトの資本は本社と浅田家を通じての冒険者ギルドの50対50フィルティ・フィフティの関係です。現状はあちらでかかる費用は本社が、こちらでかかる費用はギルドが支払っています。」


「このプレオ店は異世界にあるだけでなく、株式会社ファミリーストップの新しいプロジェクトとして動いています。もちろん大口投資家の了解はとってあります。会長、うちの父ですけどね。」

「政府関係者には一切情報を漏らしてないことも、覚えておいてくださいね。」


「りおさんとあささんは、ギルドとどういう関係なんですか?」


「夫妻の信条とプライベートな部分が含まれるので、わたしたちからは話せませんが、ギルマスとギルドの上層部が浅田りおん氏を認めているということです。一つ言えることは、ここの土地の権利を彼が全て譲り受けた証書があるということです。こちらの言語ですけどね。」


「資本はギルドと本社、敷地は浅田家という関係と思っていいですか?」

「いえ、資本もギルド分は浅田家と言ってもいいかもしれません。割合は分かりませんが。」


「わたしも社長も、大株主も納得いく理由だと覚えてください。」



 では、引き続き組織の課題について。


「企業として一番の問題は、特務室は次の条件で、異世界から資金を本社に還流する手立てを見つけることなんです。現状ほぼ利益の移動ができないんです。金貨を日本に持っていくとこちらでインフレが起きそうでしょ。」


「レアメタルなど鉱物資源が見つかれば、我が社としても、ありがたいんだけどね。」


1番の難題を新人に投げかけたところで…。

 モブだと思ってた主人公の真実が…。モブですよ。本人も戸惑ってる間に、色々集まってきてる状態のモブです。一般市民です。

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