第27話 イートインは居酒屋と化した!
大縄跳びがコボルト忍者部隊の訓練に採用される見込みだ。どうもコボルトさんの乱入は、大縄回してたギルマスがお前らなんかやってみろとアイコンタクト。後でドヤ顔でギルマスと再びアイコンタクトしてたって。社長が見てた。
大縄跳びのご褒美にギルマス、コボルトさんたちの分もお弁当代は出してあげてた。お酒は飲みすぎるから、自腹にしとけと言ったそうだ。
「あゆみちゃん、パスタの気分なんだけど、どれが美味しい?」
「そうですねぇ。定番はナポリタン。ミートソースもいいですね。ピリッとしてるけど、大盛り明太子スパゲティもおすすめです。」
「わたしのおすすめは生クリームとベーコンのカルボナーラです。温泉卵を使ってるので、卵に熱も通ってるので、安心して食べれれます。黒胡椒をかけて食べるとピリッとして美味しいですよ。」
「ことりちゃん、これ好きなのね。」
「はい、ペペロンチーノもシンプルで美味しいです。」
「じゃ、ナポリタン、ミートソース、明太子スパゲティ、カルボナーラ、ペペロンチーノ、そのお肉が乗ってるナポリタンと、チキンが乗ってるのも入れて、パスタはこれくらい?」
「乗ってるお肉はハンバーグです。美味しいですよ。」
「ハンバーグのお弁当もありますよ。」
「じゃ、そのハンバーグ弁当とステーキ弁当、それにいつものおにぎりと唐揚げも入れて。」
「あとは、いつものお酒ね。それはだいたいわかってきたわ。」
「食後の甘いデザートもおすすめですよ。あちらのコーナーです。見た目の好みで選んでも外れないと思います。悩んだら、声をおかけください。」
「では、お買い物お楽しみください。」
あゆみたちは引き時も心得てきたようだ。グッジョブ。
お姉さんたちに続いて、1日休んで集中討伐の疲れが取れた冒険者たちが、次々とご来店。みんなお弁当が中心。お酒は控えめに購入。休んだ日の夜はたっぷり栄養をとって、次に備えるのだそうだ。討伐の時は食事が少ないかららしい。お酒は飲むが、おしゃべりが楽しいらしい。
「あれ?実くん、まだレジしてる?」
「ええ、だって、ローテ表、今日朝から夜まで働くことになってましたよ。」
「明日はわたしがずーと働くことに。」
「えっ、それ絶対間違い。確認してみる。ことりちゃは明日の午前番。」
「お休み増えるから、それもいいかって思ってました。」(汗)
「わたしも」
ことりちゃんと実くんの記入を間違えていたのは、俺でした。
「ごめん、実くんは朝イチから午後2時半まで。ことりちゃんが13時から22時まで」
「後で修正したの、渡すね。」
「わたしも確認ミスでした。」
「いえいえ、柳田室長。ミスしたのは僕ですから。すいません。」
「あ、なろう取れましたね。」(笑)
「実くんとことりちゃん、二人とも午前番で、今は残業ということで。」
「疲れたら、そこで上がってもらいますかね?」
「明日からは、ローテ表通りに。今日もイベントになったから、居てくれてよかったよ。」
「本当ですね。ありがとう。」
「社長としては、労基署に怒られそうな案件ですけどね。」
「「「気をつけましょう。」」」
「もう一度見直して、室長に送りますね。」
「社長も確認をお願いします。」
「えぇ〜。ってまぁそうなりますね。」(笑)
経営陣3人で、反省中。
「じゃ、今日は最後まで頑張ります。」
「わたしは、明日があるから、そろそろ上がりますね。楽しすぎて、疲れました。」(笑)
「ことりちゃ〜ん、お仕事あがりなの?じゃ、おいでぇ〜一緒に食べよ!」
「そうそう、たくさん買ったから、一緒に食べよ。」
「ことりちゃんは食べないから、安心して。」
「「「そう言われると安心できません。」」」(笑)
ジュリエット姉さんたち3人のお誘いに、ことりちゃん、あゆみ、実くんが一斉に突っ込んでた。
「店長、誘っていただいたんですけど、いいですか?」
「まぁ、就業時間後だから、たまにはいいかな? ほどほどにね」
「はーい、じゃ、賄い、おにぎりと唐揚げとプリンでもいいですか?」
「それは自由でいいわよね。」
「いいよぉ」
「そうそう、お店の制服リバーシブルになってるから、休憩に入ったら、ひっくり返して着てね。空色の普通のシャツに見えるでしょ。結界かかってるから、脱がないでね。」
「はーい」
「じゃ、お姉様方、ご相伴に預かります。カクテル缶の500mLは自分のファミプPayで買いま〜す。」
「飲みすぎないでね。350mLのほうがいいんじゃない?」
「だって、電車乗らなくもいいじゃないですかぁ」
「まぁ、そうだね。」
「本当に飲みすぎないように。そろそろ僕も帰って、届いてる決済書類片付けなきゃ。」
「あ、社長、忘れてなかったんですね。お弁当と飲み物ももらっていきましょう。」
「経費決算忘れずに」
「「「「お疲れ様でした。」」」」
「書類片付けたら、そのまま帰宅するから、またね!」
「わたしもそろそろ帰宅します。妻に怒られそうなので。」
「僕はご飯食べたら、部屋に戻ります。」
「あ、福の神、気配消してた?」
「夕方帰ってきたら、そのままこき使われてました。」
「自主的に、フォローに回ってくれてるから、さすが福室長と感心してましたよ。」
「まぁ、りおんさん、そうとも言いますね。僕が段々祭壇に祀られそうで怖いです。」
「僕らは祀りませんから、大丈夫」
「あはは」(悲)
「じゃ店長、フライヤー変わってくださいね」
「はーい、お疲れ様。」
はてさて
「子どもたちも眠くなってきたようなので、そろそろお暇します。」
「ごちそうさまでした。」
「「「「「お姉ちゃんたち、またねぇ〜」」」」」
龍の槍のお姉さんたちの買い物をお手伝いして、しばらくした頃、食べ終えたギルマスのお孫さんとママとクイーンさんがお帰りになりました。楽しかった様子で、ホッとした、ことりとあゆみだった。
「あれ、ギルマスの奥さん帰えられたの?」
「はい、先ほど。店長によろしくって。」
「楽しい方だったよ。りおちゃん、挨拶しなかったの?」
「あさ、したの?」
「したよ。すっごい美人の猫さんだった。猫さんなのに肌は産毛かな?ほとんどわからないぐらい。クレオパトラの猫みたいな美人さん。」
「えぇぇ〜。今日も会えなかった」
「??店長は妻と会ったことない?」
「ギルマス、開店日も挨拶できず、今日もお会いできずでございました。」
「またの機会に、よろしくお願いします。」
また、変な丁寧さでぎこちなく話してる二人なのであった。
「ことりちゃん、一緒に飲むぞぉ〜」
「はーい、ご相伴に預かります。」
「なにそれ」
「いちごのカクテルです。ちょっと強いテキーラというお酒といちごの搾ったのにソーダを入れたカクテルです。缶のはソーダが多いので、わたしでも大丈夫です。」
「まぁ、初めて飲むので、わからないですけどね」
「「「えぇ、小さい方にしときなさい」」」
そばで聞いて大人組が叫んだ。
「お姉さんたちにも飲んでもらうので、大丈夫です。」
「責任もって、介抱するわ」
「ジュリエット姉さん、酔いつぶす気満々じゃないですか。無茶させないでくださいね。」
「わたしもおにぎり終わったら、ご飯ここで食べるわ。見張っとかなきゃ、心配よ。」
「わたしもことりちゃん、見張ってる!」
エルフのお姉さん、ジュリエットさん、信用なしです。(笑)
「ことりちゃんは高校行ってないの?」
「わたし、もう一つ上の大学も卒業しましたよ」
「大学ってなに?」
「高校は3年間で、そのあと4年間、それぞれに自分の分野を選んで勉強するんです。わたしは外国語学科でタイ語を学びました。」
「そんなに長いこと勉強するの?」
「勉強しながら遊んでる人もおいですけど、タイ語は難しいので、遊んでる暇なかったです。」
「そんなに勉強して、コンビニの店員。そのタイ語って、活かせないんじゃないの?」
「タイ語も必要な時ありますけど、ここに来たのは、この街の言葉を勉強するためなんです。」
「上手に話せてるわよ。」
「あ、今は翻訳魔法をかけてもらってるので、話せるんです。
今度頼んで、切れるようにしてもらって、勉強したいなと…。無理かな?」
「そうなの?」
「お姉さんの綺麗な声を、お姉さんの言葉で聞いてみたいです。」
夕飯を兼ねてギルマスと晩酌してたドワーフのドボルジンクさんが声をかけた。
「ことり専用の店の制服か腕輪を作れば、可能だのぉ」
「いいんですか?」
「ワシらの言葉を学びたいという娘に、協力するのは当たり前だのぉ。」
「ドボルジンクさん、ありがとうございます。」
「よかったね。勉強する時は教えてあげるね。代わりにことりの国の言葉、教えてね。」
「それがしも、りおん殿たちの言葉を知りたいでござる。」
「秋山先生も、ご先祖様の言葉なんですものね。」
「残ってる書物も少しあるでござる。読めないのでござるがな。」
「魔法も勉強したいけど、順番ね。」
「魔法ならすぐできるわよ。というか毎日少しずつやらないと身につかないわよ。」
「この間教わった、魔力循環を最初は覚えないとね。」
「実くんができるんだから、私たちもできるかもしれませんね。」
「あゆみも頑張ります。」
お座敷はいつものといえるメンバーが定着してきました。ドボルジンク様に秋山さま、龍の槍のお姉様たち、心配そうに見守るリーダたち。そのそば居座るのは女性冒険者を中心に、上位冒険者の人々。テーブル席は中堅を囲んで初心者冒険者たち。やはり今日はお酒より、ご飯て感じだ。
夕方までの喧騒が鎮まり。以外やイートインの夜はそこそこ静かな会話が続いていた。この後も事件もなく続いていくようで…。つづく?
感想、コメントお待ちしてます。☆☆☆☆☆もクリックしていただけると嬉しいです。




