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異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から出勤、本社と提携。手作り特大角煮おにぎりが爆売れ。イートインは常連S級冒険者のほのぼの居酒屋に。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

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第26話  ダブルダッチで忍者修行

 大縄跳びで店の前の広場が小さなお祭り騒ぎに。ギルマス一家はもちろん、参加した人、汗をかくほど喜んだ観客。喉を潤すスポーツドリンクやお茶を求めてお店に立ち寄り、多くの方がイートインで休憩。楽しいおしゃべりに夢中です。

「お父の忍者部隊の兄ちゃん達、大縄跳びカッコよかったよ!縄の中や上でクルクル回るの。お父もできる?」

「お父なら、回ってる縄の中に現れて、くるくる来るって何度も回って、回ってる縄を超えて飛んで、また回って、戻ってまた縄の中で回れるぞ!」


「「「「「すごーい、おじさん(お父)、今度やってね」」」」」


 頭領には簡単だよね。なんか数段上の技を宣言。短剣投げとかしそう。怖っ。


「ねぇ、コボルト部隊さんのダブルダッチ、見たくない?」

「あゆみちゃん、いま言うと、すぐ始めちゃうから。あとでね。」

「そうね、こんどね。」


 あゆみの暴走を懸命な判断で止めた、ことりちゃんだった。グッジョブ!



 はてさて


 大縄跳びの大道芸?のあとイートインで休憩されてた方々もお帰りになり…。


「いらっしゃいませ。ご来店ありがとうございます。」

「こんばんは、ことりちゃん。なんだかイートインが賑やかね。コボルト部隊に、ハンゾウ一家、ギルマスファミリーまで。なんでこんなにいるの?」

「お仕事帰りや買い物途中の街の方達もいらっしゃいますよ。」


「すごい繁盛して、なんかのお得セールなの?」

「今日はお子様対象のおもちゃ半額セールだけですよ。」

「ギルマスのお孫ちゃん達はわかるけど、それでこんなになるのよ。」


「コボルト部隊さん達がすごかったんです。その後水分補給がてらイートインで一服されてるようですよ。」

「コボルトなんて、街の人たち見慣れてるでしょ?」

「おもちゃの縄跳びと大縄跳びの遊び方説明してたら、近くにいたコボルト部隊さんが乱入?すごい技でみんなびっくりしたんです。楽しかったですヨォ。」


「僕が大縄回してたら、コボルトさん達がピョンと入ってきて、後から後からピョンピョン、くるっ、ピョン、クルって。すごかったぁ」

「よくわからないけど、凄かったのね。康太の興奮は伝わって来るわ。見たいからコボルト達にやらせようかしら!」

「ジュリエット姉さん、外暗いから、今度にしてくださいっす。」


「ジュリエット、今日のコボルト達はぶっつけでやってなかなかのものだった。何本か買って渡して練習させる。あれは体力作りと身体能力開発にもなる。」

「どういたしまして。お買い上げ、ありがとうございます。」

「あゆみちゃん、ダブルダッチを教えてあげたら? 2本ずつ買ってもらえる。」

「ことりちゃ〜ん。お主も悪よのぉ〜」(笑)


「面白いなら、2本ずつ買うぞ」

「ギルマス、今日は大縄1本だけだったでしょ。それを二人で両手に1本ずつ平行に持って。交互に回すと、二つの大縄が一緒に代わり番こに回るんです。そこに飛び込むのもっと難しいから、できるとかっこいいんです。ダブルダッチっていうんです。どんどん縄のスピード上げると、もっと凄いの!」


「こんばんは。…中で寝たり、這いつくばったり、地面につく足と手を交代したり、色々な技があるんですよ。コボルト部隊さんだと、新しい技を開発しそうです。」

「アルノ社長、こんばんは。お国では有名な技なのか?」

「ギルマス、こんばんは。春樹くん達の友達の中にもいるかも、ストリートスポーツ。街中でやるスポーツですよ。男の子も女の子もできるから、あゆみちゃんもやってみるか?」

「飛び込むのが難しそうだから、やれるかなぁ?」


「社長、スポーツというのは?」

「ルールを決めて競う体を使った遊びのことです。それを仕事にしてる人には遊びっていうと怒られますけどね。」

「遊びが仕事になるのか?」

「コボルトさんたちを、お金払っても見たいでしょ? 街角だと、帽子を置いておくと、お金を入れてくれる人もたくさんいるです。」


 教えるのはまた後ねと言ってたのに、もう話してる二人だった。


「あんた達、すごいの練習して、見せなさい。わかった? お披露目は、街角この広場でいいわね。。」

「「「「はい!ジュリエットの(あね)さん。精進します。」」」」

「じゃ、大縄2本を買って来るっす。」

「アイとのぞみも一緒に行って、美味しそうなもの買ってこい。ハンゾウのご飯と大縄もこのギルドカードで払っといてくれ。」

「あ、ギルマス、レジで会計の後、端末お持ちします。カードはその時にお願いします。家族でも他人のカードは使えないんです。」

「そうなったんだよな。忘れてた。」

「セキュリティ強化しました。カードタッチする時、本人が持ってないと使えないんです。」


 なにそれって機能でしょ。魔力で本人確認できるからできたセキュリティです。そういえば、春樹誘拐事件の後、鑑識さんが取ってたのは普通の指紋と魔力指紋なんだって。魔力に関すると遥かに進んでる技術がこっちにはある。


 あっちのシステムエンジニア数人がここに来て、こっちの魔道具師さんと上司の愚痴で意気投合。仮設のプレハブ事務所でコンビニ飲み会して、1ヶ月ほどで色々改良してしまったらしいです。今も、どちらのエンジニアも次の開発で引きこもってるから、お店にはやってきません。もうすぐ、あっちのゲート上の事務所の地下フロアに新たな部署ができるらしい。機密保持? 特務室のスタッフ、影の人、まだまだ沢山いる。全員『秘密保持魔法契約』を結んでる。大変だった。全員、異世界にノリノリだった。エンジニアはオタクと認識した。


「アイさん、お弁当コーナー案内しますね。」

「おすすめ紹介します。」

「あゆみちゃん、ことりちゃん、ありがとうございます。」

「このみも行くぅ〜」

「お父、俺も行く!」

「サリーも」「シンシアもぉ〜」



「あなた、お待たせしました。」

「これは女王様。お待ちしておりましたぞ。」

「もう、自分の妻を揶揄わないの。このみとのぞみは?」

「今、お弁当コーナーに向かったところだ。」

「じゃ、わたしも言ってきますね。」

「「じゃ、私たちも買ってこよ!」」


 いつの間にか龍の槍のお姉さん達もお座敷のテーブルを囲んでた。


「ジュリエット、久しぶりね。」

「クイーン、元気にしてた?」

「おばあちゃんて、意外と忙しいのよ。子どもと孫が元気すぎて。」

「やぁ〜ねぇ〜。わたしの半分も生きてないのに、老けた話しないでよ。」

「あら、体力年齢は人間の20代ぐらいよ。今もアイの下の子たち5人連れてダンジョン行ってるのよ。チビ達がもう少し大きくなったら、一緒にダンジョン行くわよ。

 のぞみもトレーニングは始めてるの。それで忙しいのよ。」


 エルフキャットもそこそこの長命種。子どもと孫が入り組んでて、子育てが忙しい。夫に死なれちゃ困るから、保護と長命の魔法を配偶者にかけるそうです。ギルマスも長生きしそうである。早くから出産できるから、多産。この街に、猫獣人とコボルトの割合が多いのは、そのためらしい。犬獣人とキャットシーはなぜか少ない。


「なんだか、ダブルダッチ、のぞみちゃんたちもすぐ出来そうね。」

「なによそれ、ダブルダッチ?」

「孫とシシカゲくんに聞いて。美味しいの取られちゃう!」

「ジュリエッタさんたち、クイーンさん、たくさんありますから、大丈夫です。お買い物をお楽しみください。」

「行って来るわ。あゆみちゃん」


 4人で、アイさん達を追いかけていった。りおんは夕方から(せわ)しなかったので、唐揚げとコロッケのフライヤーの前に釘付けだった。


 「遅くなった」と龍の槍の男性二人も到着した。


「お酒は任せたわよ。」とお姉様方の伝言です。「女性好みのは自分たちで選ぶ」とも…。

「ありがとう、ことりちゃん。つまり強い酒は買っとけってことだね。」

「そうだと思います。」

「行くか!」



 はてさて


 ギルマスファミリーは、おにぎり祭りにするそうです。子ども達も含めて大きな手作り角煮おにぎりか、大きな手作り唐揚げおにぎり一人1個ずつ。おばあちゃん?とママは紀州南高梅、高菜、ギルマスはおむすび&焼きそばセット、茶色い焼きおにぎりが気になったらしい。のぞみちゃんとこのみちゃんは真っ赤なご飯を卵で巻いたオムおにぎりを選んでた。パパの夜食に角煮と唐揚げの大きな手作りおにぎりと唐揚げ5個入り。飲み物は、お茶やリンゴジュースなどなど。ママたちは健康志向です。


 ハンゾウさんとシシカゲくん親子は、モダン焼き、ミートソースドリア、野菜たっぷり地鶏のクリームシチュー、大きなたこ焼き。具沢山豚汁は3人前。こちらもママの厳命で筑前煮やサラダ、ほうれん草の胡麻和えなど、野菜系もご購入。

 もちろん、どちらの家族も唐揚げとコロッケを沢山カゴに入れてくれていた。もはやフードコートのお客様の定番と化している。


「サラダのドレッシングは別売りで味変楽しめます。お子様にはフレンチドレッシングとかイタリアンドレッシングがおすすめ。」


 あゆみちゃんの売り込みが続く。お肉系もう少しというギルマス。レンチンの特選ビーフシチューと和風ハンバーグ、おつまみに肉じゃがもおすすめしていた。あとは絵を見て選ぶって。極上豚の角煮もカゴに入ってた。極うまカレーはなぜか外してた。外国の人も見た目で勇気いるっていうもんね。

 あとで席に着いた時、スポンサーはギルマスなので、結局、「それ美味しそう」って、家族の垣根なしに、おかずもシェアしあって食べそうだったので、取り箸と小皿をそっと座卓に置いた ことりであった。お箸も上手に使う、ハンゾウさん家族に感心した。

 結局、カゴがいっぱいだったので、ギルマスがレジまで行って、冒険者Payで払ったあと、商品を一緒に運んでた。


 午後の大縄跳びのパフォーマンスも盛況に終わり、ギルマス一家のように、イートインをレストラン風に使うお客様がいる。新しい商品も探してもらわないと。と思うことりとあゆみ。ちょうど社長いるし、考えてくれるかな?


 シシカゲくんのママは、もうすぐ来るらしい。

 コンビニってご飯系少ない? って思って、各社のメニュー見たら、こんなにあるのぉ〜。関西のや地元のも食べてみたい。北海道、東北も美味しそう。選べない。食べたいメニュー、お気に入りの商品、コメント欄で教えてください。よろしくお願いします。


 日本初、コンビニ1号店の社長がお亡くなりに。…コンビニ1号店のころも商品紹介して貰わないとわからないことだらけだったかも。

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