第25話 大縄跳びは街の文化に…
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大縄跳びでコボルトさんが捕まった!シシカゲくんのお父さんだった。(笑)
コボルトさんもお父さんだった。衝撃だから2回言ってみた。
「こんにちは、シシカゲくんのお父さんだったんですか?」
「こんにちは、シシカゲと遊んでくれたっすか?」
「あ、名前まだ言ってなかったっすね。コボルトで忍者のハンゾウと言います。」
「「「「「「えっ半蔵?忍者!」」」」」」
「こんにちは、ハンゾウさん、私もです。あゆみと申します。」
「「あゆみちゃんって言うんだ!よろしくね!」」
驚きで大人組反応できず!
あゆみとハンゾウさん親子はにこやかにご挨拶。
「ハンゾウは、上位冒険者で、忍者という職種だ。盗賊と呼ぶ奴もいるが、忍者の方がいいだろ!」
「ギルマス。説明ありがとうっす。店長さん、ハンゾウって名前、変すか?」
「申し訳ございません。変な反応して。忍者だと思ったから、コボルトさんのこと仮に服部さんて呼ぼうって、話してたのでございます。」
「僕ら所の有名な忍者の名前が服部半蔵さんなんです。幕府のお抱え忍者の頭領なんですよ。」
「えっ、服部半蔵って、有名なんすか?」
「「「「「ええ(うん)」」」」」
「先祖が服部って名前だって、こっちの忍者の祖だって聞いたっす。だから忍者の頭領家の後継はハンゾウって名前なんす。」
キャラが被ってるから、考えてたのがアニメのハットリさんだと言うことは、内緒にしとこうと、みんなでアイコンタクト!「「「忍忍」」」
「こう見えて、ハンゾウは忍者の家系の頭領、次の首領なんだよ。だからもうちょっと読み書き計算、真面目にやれって叱ってんだ。…おまえな、手下の書類を確認してやる立場なんだぞ。お前がちゃんとすれば、こっちの職員の残業が減るんだ。ま、もうすぐ俺の手を離れるがな…。」
「いえいえ、こちらのスタッフも残業増やせないですから…。」
アイコンタクトでハンゾウくんを押し付けあってる大人二人。立場のないコボルトさん。
はてさて
「店長、子供たち、ぽかんとしてます。縄跳び続けていいですか?」
「店の中、ことりちゃんと大婆ちゃんだけになって、心配なのかスノーとノエルがバックヤードの入り口で頑張ってます。」
あやかと春樹に注意された。
「はい、縄跳びの説明終わり。あゆみと康太は、大縄回してあげてね。子供たちは順番に飛んでね。春樹と実くん、店長はお仕事復帰!はい!急いでぇ〜」
あさ軍曹の号令一下、全員散開。
「ギルマス、アイさん、ハンゾウさん、ごゆっくりお買い物をお楽しみください。」
「そうだ、今日は孫たちとイートインでゆっくりさせてもらっていいか?こいつらに美味しいの食べさせてやりたい。」
「ギルマス、ご利用ありがとうございます。」
「??なんだか元に戻りましたね。」
「ギルマスも?」(笑)
「なんだか、日常はこっちが慣れてしまって。非常時と分けたいって感じでございます。」
「そうですね。こちらもそうさせていただきましょう。」
店長とギルマス、話しの途中からなんだか変なこだわりが復活。セバスチャン!
「「イートインで、一家団欒をお楽しみください。」」
「シシカゲ、うちも母ちゃん呼んできて、ここで食べようか?」
「おっとう、それ賛成!」
「みんなで遊んでろ、呼んでくる。ついでにサリーとシンシアの家にも声かけてみるかな。」
ハンゾウさん、言うや否や、駆けて行きました。忍者行動早っ!
広場で5人の子供たちが大縄跳びに飛び込んだり、何回跳べるか大きい子4人で飛んでみたり、このみちゃんも応援を楽しんでました。
そのうち、ギルマスと回すの交代したり、他の子供たちも加わって、コボルト部隊の人?大縄が回ってる中でクルって回ったり、回る大縄のさらに上でくるっと飛んだりするもんだから、大道芸かってぐらい、拍手喝采の大騒ぎ…。広場はお祭り騒ぎ…。
ダブルダッチ見せたら、すごい事になりそうだ。
はてさて
「ただいまぁ〜夕方便持ってきたヨォ〜」
「お帰りなさい。」
「わんわん、キャンキャン」
お店お裏口から大きな声が…。福の神が戻ってきた。大婆ちゃんとわんこ2匹がお迎え係。みんな、夕方の準備頑張らなきゃ!
しばらくして…
「りおんさん、なんか芸人呼んだんですか? 凄いのやってますね。なんで一昨日呼ばなかったんですか?」
「あ、社長、暇なんですか?」
「もうすぐ6時ですよ。それに気になるじゃないですか。後から面白そうなこと聞くと…。ほら、こんなの見逃すわけには!」
「おもちゃコーナーの商品、紹介しただけですよ。縄跳びと大縄跳び」
「大縄って、この間りおんさんが柳田さんに無理やり注文してた商品?」
「それです、集団遊びしてる子を見なかったから、試しに置いてもらったんです。」
「ちょっと価格高いのは、普段のルートじゃないからですか?」
「お試しだから、ごめんね。」
「お店で100リオン、今日半額だから50リオン、あっちとそんなに変わらない値段になってます。」
「よかった、会社の仕入れ値は超えてない。」
「えっ、そんなに乗っけてたんですか?」
「内緒!」
突然現れた社長と、お客さんには聞かせられない会話をしてる店長であった。
「はてさて、お仕事終わったから、イートインでエルフのお姉さん待ってよ!」
「晩酌は自費ですからね!今日はギルマス一家とハンゾウさん一家の予約が入ってます。ごあいさつ忘れないでくださいね。手の足りないとこ、手伝ってくださいね。」
「イートインって、予約できるの?」
「外で縄跳びしてるお孫さんと一緒に食べるんですって。ちゃんと確保しとかないとかわいそうでしょ」
「あの可愛い猫娘姉妹?」
「男の子がコボルトのシシカゲ君です。忍者のハンゾウさんの息子さんです。社長、すれ違って、会ってないですよね?」
「コボルトさん、見かけた。」
一緒に遊んでたあゆみが子供たちに声をかけた。
「ギルマスもお疲れ様でした。のぞみちゃんたち〜イートインで休憩しよ。」
「「「「「はーい」」」」」
「康太とあゆみ、遊んでやってくれてありがとう。子供たちにいい飲み物あるか?」
「あ、運動の後はスポーツドリンクがおすすめです。水分と流れた汗を補給します。」
「じゃ、それを6本もらおうか」
「おじいちゃん、このみが取って来るぅ。あゆみちゃんカゴかして!」
「はい、どうぞ」
「見学の方も、コボルト部隊の方々も、水分取ってくださいね。スポーツドリンクとコーラがおすすめです。」
「「「どっちが甘い?」」」
「好みですかね。コーラは真っ黒でシュワシュワって口の中で弾けて爽やかです。」
「苦手な人もいます。好きな人は大好きです。」
「スポーツドリンクは、いろいろあって、お塩の入ってるの、入ってないの、甘いの、甘くないの、いろいろです。」
「説明書いてありますので、お好みで」
はてさて
孫姉妹は、おやつもいろいろカゴに入れて、レジにてギルマスお会計。もちろん縄跳びとおもちゃも全員分カゴの中に入ってます。イートインのお座敷のテーブルをくっつけて、ギルマス一家とハンゾウさん一家の晩餐会場をつくった。
テーブル席は見学してた人たちとコボルト部隊が入り混じって、飲み物とおやつを買って休憩。みなさん、さっきの大縄跳びの話題で盛り上がり、子供や孫に縄跳びを買って行った人、足りなくて注文しくれた方、ギルマスと同じように大人用を注文した方。縄跳びが大流行りだったのは、この後の出来事。街中で子供たちがぴょんぴょん飛んで遊ぶのが大流行。大縄跳びも何本も売れた。ありがとうございます。
「5人はここで座って、みんなが来るまで爺ちゃんと休憩な。」
「はーい!」
「「「「スポーツドリンク、おいしいね」」」」
「コーラも美味しいっす」
「コーラにしたの?」
「不思議なもの飲んでみたっす。」
「「「「「縄跳びとおもちゃ、ありがとうございます」」」」」
「おう、ちゃんと言えたな。」
にこやかに全員の頭を撫でてるおじいちゃんです。何気に街のおじいちゃんしてるのかも…。
「ギルマス。可愛いお孫さんですね。いろいろお買い上げ、ありがとうございます。」
「こんばんは。アルノ社長。こちらこそ、いろいろここまでありがとうございます。」
「イートインはくつろぐ所です。堅くならずに、ギルマスものんびりしてください。」
「それでは、そうさせてもらおうかな」
「はい。僕もそうします。」
「戻ったよぉ〜。シシカゲ、お母さんも来るっす。」
「やったぁ〜。」
「サリーとシンシアたちはギルマスにご馳走になっておいでって。お母さんたちはもう料理準備したから、お父さんと二人で食べるって、言ってたっす。」
「子どもが二人もいて、まだ新婚気分なのか?あの二人は…」
「いいじゃないっすか、仲良くて」
「おまえ、「ギルマスが払ってくれる」って、勝手に言ってきただろ」
「バレたっす? でも、可愛い子どもにご馳走してくれっしょ。」
「まぁ、そのつもりだったけどな。」
「「ギルマスのおじちゃん、ありがとうです。」」
「「うちも、ありがとうです。」」
「ハンゾウ、シシカゲ、お前らもかぁ〜」
「お父さん、うちもありがとうございます。」
「おう、旦那は今日はダンジョンの警備、午後勤務か。」
「うん、今度また、一緒にご馳走になります。」
「お、おう!」
「「お父さん、夜遅いの!」」
「お父さん、旦那の夜食も買っていい?」
娘さん、ちゃっかりしてます。子育て大変ですもんねえ。
大縄跳びで2話分。今までのラノベにない快挙では(汗)。午後6時を過ぎたイートイン、もうすぐ居酒屋タイム(?)が始まります。すでに半分テーブル埋まってます。今日は暇だって言ってなかった?




