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異世界コンビニ『戦場のファミリーストップ』開店です 〜足立区から出勤、本社と提携。手作り特大角煮おにぎりが爆売れ。イートインは常連S級冒険者のほのぼの居酒屋に。  作者: 柿野たね
第1章 異世界でコンビニ始めました

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第24話  異世界で縄跳び・大縄跳びが大流行?

【毎日1話アップ】週末は増量


 その後も日本のコンビニの午後の時間程度のお客様。異世界といえど、昼日中にコンビニにいそいそ来れるのは、主婦とフリーランスとフリーのおじさん。たまに経営者。

 バイトも揃った午後4時、ローテ入りは早いから、タダ働きをさせておこう!


「「「りおちゃん、(あく)どいこと考えてる顔!」」」

「店長と呼べ!」

「「「店長と呼んで欲しければ。タイムカードおさせろ!」」」

「そりゃ仰せの通りなのだが、今日は暇なのに、なんで全員いそいそ帰ってくるんだよ。」

「今日はOKにしとくが、当分、時間通りに帰って来いよ。ちゃんと部活や友達との時間過ごして来いよ。様子見て手が足りなかったら、頼むから。」

「「「はーい」」」


「じゃ春樹、レジできる? 怖かったら変わってもらうよ」

「大丈夫。怖がってたら仕事できなくなるし、秋山先生凄すぎて、怖い時間短かったし。それにね、怖がってる時に、なんか客観的に見ていられた自分もいたよ。」


 血筋かねぇ?


「そうか、それじゃ、大丈夫だな。…なんかあったら、言えよ。」

「はーい。」


「ということで、作業開始! 居酒屋タイムの準備頑張って!」


「居酒屋タイムって!」(怒)

「「「「「「認めちゃダメなやつ!」」」」」」


 あさに怒られ、一斉に非難された! まぁ、僕の立場で認めると、居酒屋の経営者達に怒られるね。(汗)


 それから、フライヤーの前で店内カメラを確かめつつ、コロッケと唐揚げをあげ、あさとカエデがおにぎりを作りながら、パッキング。手が空いてる者はお手伝い。おにぎりはふわっとやさしく抑え、具を足してご飯で蓋して、も一度優しく。海苔を巻いて、頭に同じ具をちょん。出来上がり。今日の目玉は唐揚げ。もちろん角煮も作ります。大婆(おおばあ)ちゃんの小さなおにぎり、主婦に好評。人気商品。あれ?今日初登場? 家で休んでたのかなぁ?


「お婆ちゃん、疲れ取れた?」

「あさちゃん、大丈夫だよ。防空壕に1日入ってた時より楽だったよ。」


 あの、比較するものが間違ってる気が…。




 はてさて、しばらくして


 店内では、キャッキャと賑やかな声が。昨日来たママと来た女の子のお姉ちゃん達がご来店。ママと女の子も一緒に来てた。店にいた あゆみが対応。


「お店のお姉ちゃん、おもちゃ、今日も半額セール?」

「今日までは。店長がOKしてたから、大丈夫だよ。…店長、いいですよねぇ!」


「OKだよ〜!」


 素早くバックヤードから顔だけ出して、OK出しておいた。


「ねっ。大丈夫だって」

「お姉ちゃん、大丈夫だって。よかったね。」(笑)

「ありがとうね。サリーちゃんなに買う?」

「さっきから、見てるけど、色々あって、わからない!」

「ねぇ、お姉さん。これなに?」


 お姉さんとお友達が、赤と透明の縞が(よじ)ってあるロープの縄跳びに最初に飛びついた、一緒に来たあと2人も気になったみたいで、妹ちゃんと5人で聞いてきた。


「これ、可愛いでしょ。クルクル回して飛ぶの! …店長、おもちゃ、サンプルに開いていいですか?」

「使い方が分からないもの多いだろうからOKだよ。1種類ひとつだぞ。」

「説明終わったらレジの棚に置いときますね。」

「それ、いいね!経費清算ピッ忘れずに。」

「はーい」


 インカムで聞いてきたから、答えておいた。


「他にも興味あるのある?」

「長いのもあるねぇ。」

「それはみんなで遊ぶの」


「春樹くん、康太にいちゃん、カエデちゃん。手伝ってぇ!」

「あささん、行っていい?」

「いいわよ。康太と春樹も連れて行って。」


 ということで、お店の前に子ども達も集合。あゆみとカエデの説明が始まった。


「これ、縄跳びってって言うの。長いのは大縄跳び。こっちは強い糸を束ねた縄。みんなで飛びます。」

「まず、赤くて短い縄跳びの方ね。最初、この持ち手を左右の手で持って、ロープの真ん中を片足で踏みます。」

「それから一歩前に出て、後ろから前にグルぅっと頭の上を通って、ロープを回して、足元に着く前に、ポン!とロープを飛び越える!」

「簡単でしょ!」


「やってみていい?」

「いいよ。」


 昨日の女の子のお姉ちゃんがやってみます。


「クルぅ〜っとポン!…出来た!」

「私もやるぅ!」


 お友達は次々と交代して、試してみます。


「クルぅ〜っとポン!…出来た!」

「クルぅ〜っとポン!…出来た!」

「クルぅ〜っとポン!…出来た!」


「クルぅ〜っとポン!…」バシっ!


 昨日来た妹ちゃんは、ちょっと難しかったかな?


「大丈夫。練習すれば簡単よ。」

「お姉ちゃん、後で教えてね」

「このみ、頑張って練習するんだったら、いいわよ。」

「はーい!このみ頑張る!」


 しっかり者のおねちゃんとのんびり屋の このみちゃん。仲の良い猫姉妹。惜しい、“このら”じゃなくて、このみちゃんだった。ことりがキョロキョロしてる。呼ばれた気がしたのか?


「「「「「これ楽しい〜」」」」」

「「「「買って帰るぅ!」」」」

「こっちの大縄跳びも楽しいよ。」

「「「「それ、オークさん用でしょ?」」」


「呼んだか?」

「「「お爺ちゃん(ギルマスさん)、オークじゃないでしょ!」」」

「「えっ!お爺ちゃん?」」

「孫が世話になってる」

「「「「「「「「ええぇ〜孫ぉ〜!」」」」」」」」


 側にいた4人とモニター見ながらインカムで聞いてた4人、全員が驚愕の叫びを上げた。


「俺の孫、小さいのがコノミで、こっちがノゾミ、娘がアイだ。」


 ちょうど上げ終わってたフライヤーの火を落として、あさと店頭に駆けつけたら、娘さんとお孫さんを紹介してくれた。クロちゃん、孫までいたのかぁ〜。


「父がお世話になってます。」

「いえいえ、こちらこそ、昨日は知らなくて、ご挨拶遅れました。」

「「お爺ちゃんのお友達?」」

「そうだよ。僕たちはお爺ちゃんが呼んでくれたから、この街に来たんだよ。」

「「そうなの?」」


 このみちゃんとのぞみちゃんが嬉しそうに微笑んで、クロちゃんがほのぼのしてた。


「サリーとシンシア、シシカゲの分も今日は俺が払うよ。」

「「「「お爺ちゃん(ギルマス)ありがとう!」」」」

「私は昨日買ってもらったから…」

「縄跳びは買っていいぞ」

「一つだけ、今日も半額OKです。」(笑)


 縄跳び5個と、4人はそれぞれもう一つ気に入ったものを買った。


「オークの縄跳び、俺でも無理そうだぞ。子供用だと、…無理そうだな。長いのある?」

「やってみたい?」

「トレーニングになりそうだよな。」

「あ、ボクサーとかやるね。ギルマス、見たことある?」

「ないけど、なんとなく。」


 目が移ろった。これはあっちのどこかで大人がやってるの、見たことあるな。


「注文しときます。届いたらお声かけますね。」


「大縄、やってみます?」

「お姉さん、どうやるの?」

「康太にいちゃんと、春樹くん手伝って。カエデちゃんと私が飛ぶ」

「りおんちゃんは無理よね。」

「無理じゃないけど、春樹が飛べ、俺回す。」

「それが順当ね。私も飛ぶ!」(笑)

「「「あさちゃん!」」」


「大縄は、両端を一人ずつが持って、大きく回すの。」


 広場に少し人が集まって来た。康太と俺で大縄を大きく回して、あゆみ、カエデ、あさの順で一人ずつ飛び込んでいき、揃って5回まわしたところで、あさが引っかかった!


「こうやるの、簡単でしょ!」


 ギルマス、クロちゃんの尻尾が縄に合わせて揺れていた。あっちで見たことあるようである。


「最初は順番に、1人入っては抜けていく練習します。」

「のぞみ、サリー、シシカゲ、シンシア、このみの順がいいかな?」


 さすが、孫の友達も孫扱い。ギルマスはみんなのお爺ちゃんってどこかな?


 やっぱりこのみちゃんはダントツで引っかかっていたけど、気にしない性格。きゃーって笑い転げて走り抜けていた。いいんじゃないだろうか。


 大縄回してたら、ちょうど誰も飛ばないタイミングで、ギルマスの陰から黒い影がシュパッ! と飛び出して、大縄の中に飛び込んで縄を引っ掛けて立っていた。


「お(とう)、ダメダメっす!飛んで遊ぶものっすよ!」

「そうなのか? シシカゲ。楽しそうに回ってたから、入ってみたくなったっす!」(笑)


 シシカゲくんが喋った、コボルトさん、服部くん立っていた。

 サブキャス達の家族登場。可愛いコボルトさんも父親だったとは。著者も知らなかった! 可愛い孫猫ちゃんたちにとろとろになりそうな浅田夫婦とスタッフたちです。まだまだ大縄跳び続きます。

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