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5話 改心

「・・・その少し後に起こったのが、お二人との事件です。」

「・・・・・・」

絶句した。予想以上に悲惨な過去だった。

「君は、今は、立ち直れた?」

先に口を開いたのは雄也だった。

{雄也・・・お前の過去も、酷いから・・・・一番気持ちがわかるのか?}

ここは、雄也に任せよう。

そう思った。

みんな悲惨な過去を持ってて某アニメAn○e○B○a○sみたいだな・・・・

まあそれはさておき。

「そう、思ってたんですけどね・・・。今話したら、なん、か・・・思い出してきちゃいましたよ・・・・。」

ついには大粒の涙がぼろぼろ零れ落ちていた。

「俺が・・・あんとき守れていれば・・・・!」

「君が悔やむことはないよ。悪いのは・・・その不良なんだから。・・・・・<復讐>か・・・・。」

ギリ、と雄也がこぶしを握りしめたのを辰也は見た。

「雄也、それは」

「いいんだよ・・・。もう。<復讐>したくないとは思わないけどね・・・・・・・。」

「・・・・そんときは、俺が止めてやんよ。」

怜が疑問の表情を浮かべた。

「え?それはどういうことですか?」

「いや、すまないね。本題に戻ろうよ。」

雄也は答えず本題に戻す。

{まだ、話すべきときじゃないか。}

「君、いや、もうこの呼び方はやめよう。怜君。僕たちと会った後に何があった?あの時の君は、今のような優しき面影は、はっきり言うけど、なかったように見えたけど・・・」

怜は間髪いれずに答える。

「お二人と闘ったあと、少し頭が冷えました。自分の当初の目的はなんだったんだと。そしていちど、あれから帰ってなかった家に、気持ちの整理をつけるためにと思い、帰ったんです。」





~数週間前~

「・・・入って・・いいのだろうか。」

あいつらを殺めて以来、一度も帰っていなかった実家だ。なんて言われるだろうか。

「入るしかない。」

覚悟を決めて中に入った。

ガラガラガラァー、玄関を勢いよく開けて中に入る。中には、振り向きざまに驚いた表情を浮かべた母親がいた。

「ただいま・・・・・」

しばしの沈黙があった。叱られるか、それとも、見放されるだろうか。そんなことを思っていた。両親は、あいつらが死んだことは知っていても、自分が殺したとは知らないだろう。だが、これだけ音信不通にして家出していれば親子の縁が切られていてもおかしくはないだろう。だが、

「怜!!!!!今までどこに行っていたの!?心配したのよ!!!」

こちらまで駆けつけてきて、抱き寄せられた。

意外だった。心配されているなんて。

「ごめん、母さん。俺・・・・」

「いいわ。何も言わなくても。とりあえず中に入りなさい」

母は何も聞かず、自分を家に入れてくれた。

「せっかくなんだから、線香でもあげていきなさい。・・・蓼にね」

「・・・・・蓼・・・・・・・・・・・」

怜は蓼の部屋に行き、蓼の写真の前に座る。部屋は、蓼が生きていたころの、ままだった。

「蓼。お前は、本当にいないんだな・・・・」

線香をあげ、目の前で手を合わせる。

{お前と過ごした日々は、本当に楽しかったよ。ありがとう}

線香をあげ終わりリビングへ向かう。

すると、母親に封筒を渡された。

「これは?」

「手紙よ、蓼の、最後のね。あんた宛てだから、読みなさいよ」

「蓼・・・・・からの?」






今回はいつもより雄也がしゃべったww

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