9話 戦いの果てに
死ぬな、必ず生きて帰れ、だ
--雨宮リンドウ--
議事堂の極秘宝物庫内で戦闘はいまだ行われていた。
「あー、なんか知らんけどあいつスイッチはいっちゃったみたいね」
雄也は3めがけて一直線に全力疾走。
3は雄也に対し迎撃をするために戦闘態勢に入る
「光波!!」
だが雄也はそんな音速を超える拳技をゆらりとかわしスピードをゆるめず、相手へ向かう
3の手前で雄也は斜め前方へ勢いを殺さずジャンプ。ちょうど目の前に来たところで雄也は横一回転し、空中で半円を描く回し蹴りを放つ。
「殺人鎌脚!!!」
しかしその渾身の一撃を3は先ほど雄也が行ったように後方へ体をのけぞらせて回避する。
ブオン!!と鎌のようにはなった回し蹴りは空を切る。
「ぐッ!!恐るべき威力!!」
「もいっちょ!!」
油断する3に雄也はさらに横回転し、一発けりを放つ。
「ぐはっ!」
頬をフックするようにいれたけりをくらい一瞬のけぞる。雄也はその隙を逃さない。
「っと、おまけ!!」
さらに体をひねりもう一発渾身の蹴り。それは正確に3の頭部をロックし3のからだごと数mふっとばす。
「がはぁ!」
だがそれでは終わらない。
「打撃なら君程度の実力じゃあ僕には勝てないね。」
雄也はさかさまに逆立ちするような体勢で、手で着地し、そのまま腕の力でばねのように飛び、遠心力を利用し、ムーンサルト。3の真上まで来たところで半円を描くかかと落とし。
「!!!!!」
3はとっさに横へ転がり、直撃を防ぐ。何とか回避できた。
が、
「何度も言ってるけど、僕らはタッグだから。」
「ソユこと~」
もう辰也は3の真上で剣を下にして某ゲームリOクの下突きのようなフォームで迫ってきている。
「名付けて<大地破壊>」
「な、待」
ズガアアアアアアン
粉塵で辺りが見えなくなる。
煙が晴れてようやく辺りが見えるようになった。しかし3のからだが赤く汚れることはなかった。
「情・・・・か?」
辰也の大剣は、3の顔から50cm程度離れたところに刺さっていた。
「あの状況で流れ団一つ当てないようにするとはな・・・どうして情けなどかける!?」
「人を殺すのは俺たちの主義に合わないんでな。」
離れていく辰也たちの後ろで、3は立ち上がり、声を放つ。
「まだ、勝負は終わっておらん!!!!」
「いいや、終わってるね。終了だ。」
「下、見てみろよ」
下には辰也や雄也が開けた亀裂や穴が広がっているだけと3は思っていた。第一、ここには、本以外の物はなかった。そう、<なかった>。
だが今は何がある?
カラカラカラカラと何かが転がり3の足にぶつかり止まる。
そう。さっき自らが落とした<試験管>。
「まさ、か・・・・!!」
「そう、そのまさか」
突如その試験管が爆発した。超小規模に。
「今の爆発、大爆発まで発展させれば、アンタ死んでましたよ?」
3の後ろにはいつのまにか怜がいた。
「く、貴様ら、情けなどかけるな!我は死ぬまで_」
「そこまでだ」
いきなりガチャリと、大扉が開いた。
そこから入ってきた人影は、3と同じく、蒼いジャケットをまとっている。
3「No.Ⅰ・・・・」
辰也「なに!?」
No.Ⅰと呼ばれた者は、こちらまで速やかにちかづいてきた。
「帰還命令だ、スピルス。直ちに戻ってこい。」
「だが、まだ_」
「No.Ⅲ、スピルス・レイグ。さっさと戻れ。第一、これから1時間、2時間戦って、今のおまえじゃあ彼らのうち一人も倒せん」
「くっ・・・」
「彼らを敵にするのは、こちらにとって損害しかない。ここは退くぞ。」
Ⅰは冷静に事を進める。
「うちの部下が世話になったな。それじゃあ」
ⅠはⅢを引き連れ早々と去っていく。
辰也「あれが・・・冷酷な番人No.Ⅰ・・・・」
こうして、戦いの幕はとじられた。
家に帰ってから、フレアにけがの治療をしてもらったところ、なんと、辰也の肋骨にひびが入っていた。
よく戦っていたものだが、フレアの手によって、全治一週間までに回復した。
茜は無事生き延びてのこのこと報酬を受け取りにやってきた。
「っち、逃げやがったくせに・・・・」
「しょうがないでしょう?戦闘は専門外なんですから」
「ブOイOルーのハOマみたいなこと言いやがって。ほらよ、もってけ」
「毎度~~~」
そうして茜は帰って行った。
あの事件から一週間がたち、辰也の怪我も治りかけてきたころ、予想外の現象が起きる。
「ん?下にトラック来てるけど、誰か引っ越し?」
「そうか?じゃああとであいさつにでもいっとくか」
ピンポーン。そんな話をしていると向こうから来たようだ
「部屋この階だったかな?ちょうど両隣空いてたし・・・」
挨拶もかねて二人でむかう
ガチャとドアを開けるとその前にいたのは・・・・・
「どうも~右隣りに越してきた橘怜でーす。以後お見知りおきを」
「「は?」」
これもなんかの科学現象といえるのだろうか
いや~やっと一章まとめおわりました~




