046・焼肉、お寿司、全裸ガチャです!
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お寿司と焼肉が食べ放題の店、スタミナ吾郎にやってきて、はや1時間ほどがたちました。
今回は2時間食べ放題ドリンクバー付きの梅プラン(一番安いやつです)に、大人の皆さんはお酒飲み放題の雉プラン(一番安いやつです)を追加したのですが、
「アネゴー! 今日のウチ、ぶっちゃけどうだったっスか!?」
席に着くなりひたすらタンを焼いてはレモンをかけて食べ、レモンサワーをガブガブ飲んでいた白樺さんは、すっかり出来上がってしまいました。
「うんうん。白樺ちゃんはよく出来てたよ」
「ほんとっスか! 嘘じゃないっスか!」
「ほんとほんと。……いや、ほんとに」
先ほどから、隣の席に座る深森さんに同じことを何回も聞いています。
酔っ払い過ぎて、会話がループしているようです。
「あ、アネゴ。グラスが空っスよ。次もコークハイで良いっスか」
「う、うん」
「ついでにタンもあと5人前ほどいきまスよ。えーっと、注文タブレットは……」
深森さん、いつも以上にたくさんお肉を食べている気がしますが、よほど疲れていたのでしょうか。
【いや、絶対食べ過ぎだし飲み過ぎだろ】
【誰か止めないと、また吐くぞ……】
あと、別のところでは、翔子さんがめちゃくちゃたくさん食べてます。
ナナさんが大量のお寿司を取ってきて、露璃さんが手早くお肉を焼いているのですが、
持ってきたとたんにお寿司が消え、焼けたそばからお肉が消えていくので、まるで手品のようです。
「おかわり!!」
「ショーコ、マジでまだ食べるの!?」
「焼き網、もう一回交換してもらおうかな……」
別の席では、赤松さんたちと斎藤さんがビールジョッキ片手にひたすら上カルビを焼いて食べていますし、
黒杉さんは、黙々とホルモンを焼きながら芋焼酎のロックを飲んでいます。
ボクは、イクラとサーモンのお寿司を食べたあと、黒杉さんのところに行きました。
「黒杉さん。白樺組はどうですか?」
「ボウズか。……騒がしいな。けど、嫌いじゃない」
「皆さん、元気がいっぱいで楽しいですよね!」
「お前も大概だけどな。食うか?」
黒杉さんが焼いていたホルモンを一つくれたので、食べてみます。
うーん。大人の味がします!
「そういえば、黒曜さんたちとのパーティーも、楽しかったですか?」
「急にぶっ込んでくるな、お前。……まぁ、何年も一緒にいたんだ。嫌だったら続いてないし……。それでもこれからは別々でやったほうが良いから、別れた。それだけだ」
なるほど〜。
「黒杉サーン!」
あ、深森さんが飲み過ぎで撃沈してしまって、白樺さんもこちらに来ました。
深森さんのところには……、ナナさんが行ってくれましたね。
「白樺、お前も飲み過ぎじゃないか?」
「黒杉サンこそぉ、大人のオジさんみたいなの飲んでますねぇ」
「好きなんだよ、芋芋してるのが」
「じゃあウチは、レモンレモンさせまっスね〜」
白樺さんが、ケラケラ笑って黒杉さんの肩をパシパシと叩いています。
うーん。笑い上戸。
「そうだ! 美容院! 黒杉サン、美容院教えてくださいよ!」
「ん、ああ。そんな話だったな。……ほら、ここだ」
黒杉さんがスマホを見せると、白樺さんが「ほほーん! ここっスか!」とテンション爆上がりしました。
「外観も、センス良さげな店っスね! あざっス! 黒杉サン!」
「ああ。……白樺も」
「っス?」
「そのベレー帽、似合ってるな」
「……っ!!」
白樺さんが、大きく目を開きました。
「っっスよね!? これ似合ってるっスよね!! いやー、さすが黒杉サン! ちゃんと見てくれてるじゃないっスか!!」
「なんだ、どうした」
「深森のアネゴーー!! 黒杉サン、めっちゃ良い人っスよー! って、アネゴー! まだまだ寝ちゃダメっスよー!!」
白樺さんは再び深森さんのところに戻り、さらにコークハイを飲ませようとしてナナさんに止められています。
深森さん、ナナさんの背後で青い顔して小さくなっていますね。
そこに斎藤さんもやってきて、白樺さんの頭にスコーンとゲンコツ。
ズルズルと引きずって自分たちの席に連れていきました。
すると深森さんとナナさんの席に露璃さんと翔子さんも合流したので、ボクは黒杉さんを赤松さんたちの席まで連れていきます。
それから、斎藤さんの手を引いて深森さんたちの席に行こうとしたところ、
「おい、ウグイス! それと、……ユメヒコ」
赤松さんから、呼び止められました。
「その……、悪かったな。こないだは、お前のことを役立たずとか言っちまって」
「……なんだよ、いまさら」
「ユメヒコ。コイツ、オレたちと同じくらいバカだけど、良い奴だからよ。そっちで、頼んだぜ」
「はい! また今度、一緒に潜りましょうね!」
ということで、そこからの残り時間はユメヒコ組と白樺組に別れて、お寿司と焼肉を食べたのでした〜。
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白樺組の皆さんと別れて、ユメヒコ組の事務所に集まりました。
「それではこれより、ガチャの時間です!!」
【全裸教!!!】
【ガチャ最高♡ ガチャ最高〜♡】
「今回は、10連チケットが2枚あります! つまり20連ですよ!」
ウキウキなボクは、さっそくその場で服を脱ごうとします。
すると、ナナさんから、
「いや、ユメヒコ。マジでやめな?」
わりとガチな声で言われてしまいました。
えー、でも。
「そうだよナナっち! あたしはまたユメっちの裸見たいけど! ……痛てっ!?」
翔子さんが、斎藤さんとナナさんからゲンコツされました。
斎藤さんのゲンコツ、とっても痛いんですよね。
「ユメヒコ君、その……」
露璃さんにも、申し訳なさそうに言われてしまいました。
「うーん。けど、ボクのガチャは服を着て回すと金レア以上が出ないんですよね。……あ、そうだ」
良いことを思いつきました。
ボクは、物置用の部屋に向かうと、この部屋を借りた時にまとめて買ったカーテン(季節ごとに変えるようの予備です)を何枚か持ってきました。
そして、ベランダの物干し台と物干し竿をリビングに持ち込み、そこにカーテンをかけて部屋を仕切ります。
ボクは窓寄りのほう、他の皆さんはキッチン寄りのほうに移動して、準備完了です。
ボクは、窓のほうに「バズーカライト」を置くと、スイッチを入れてカーテンに向かって照らします。
カーテンに、ボクの影がくっきりと映りました。
「じゃあ、脱ぎますね!」
「待て待て待て……」
斎藤さんが、呆れたような声を出しました。
「お前これ、なんつーか……」
「いや、直接見えるより卑猥でしょ。そういう怪しいお店かよ」
深森さんにもツッコまれてしまいましたが、ボクは構わず服を脱ぎ始めました。
そして完全なるガチャフォームになってから、ガチャコマンドをタップします。
「まずは最初の10連! ポチッとな!」
どぅるるるるるるるるるるん♫
という楽しいメロディのあと、ウィンドウ上に次々とカプセルが表示されます。
バシュンッ、銀!
ポンッ、緑!
ポコンッ、銅!
ポンッ、緑!
ポコンッ、銅!
ポコンッ、銅!
ポンッ、緑!
ポコンッ、銅!
バシュンッ、銀!
ときて、最後の一つは、
ゴロゴロ、ドンッ!!
という雷のエフェクトとともに、キラキラと金色に光るカプセルが現れました。
「いぇい! 金カプセルです!」
さらにボクは、そのままの勢いで二度目の10連ガチャをすることにしました。
「ポチッとな!」
どぅるるるるるるるるるるん♫
という楽しいメロディのあと、ウィンドウ上に次々とカプセルが表示されます。
ポコンッ、銅!
ポンッ、緑!
ポコンッ、銅!
ポコンッ、銅!
ポンッ、緑!
ポコンッ、銅!
ポコンッ、銅!
ポコンッ、銅!
バシュンッ、銀!
ときて、最後の一つは、
ゴロゴロ、ドンッ!!
という雷のエフェクトとともに、キラキラと金色に光るカプセルが現れました。
「やったぁ! 2個目の金カプセルですー!」
嬉しくなったボクはいそいそと服を着直し、皆さんと合流してカプセルの開封に移りました。
低レアのものから順番にタップしていくと、緑カプセルからは、
『消費:ソウル(小)』×3
『消費:マナポーション(低)』×2
銅カプセルからは、
『消費:ソウル(中)』×2
『消費:マナポーション(中)』×2
『消費:ライフポーション(中)』
『衣装:クラシカルなメイド服』
『職業:戦士』
『職業:魔法士』
『職業:祈祷師』
『採用:ふわふわ浮雲・雲水 広子』
銀カプセルからは、
『装備:陰陽玉』
『装備:照準スコープ』
『採用:華やか号砲・発橋 楓』
そしてそして、金のカプセルからは、『御宝:開運キラキラ水晶』と『採用:???・善通寺 愛音』が出てきました。
「今回も金が2個出てきたな」
「ソウルにポーションに、……お、このスコープって、ボクの射的銃に使えるんじゃない?」
「あ、ウンスイさんもいるじゃん」
「発橋っちもだ! 知ってる人が出てきたね!」
そして露璃さんが、
「え、この金の採用チケットって、アイ姉さんだ……!?」
と、驚いた声を出しました。
「アイ姉さんというと、以前一緒に潜ったことがあるという、従姉妹のお姉さんですか?」
「う、うん。そう」
「それはつまり……、露璃さんの仲間! ということは、ボクたちの仲間ということですね!」
【相変わらず、当たり判定が広いな】
ということでボクは、アイ姉さんの金チケットをビリリっと破ってみました。
すると、露璃さんのスマホがピロロロンと鳴りました。
「あ、アイ姉さんから、LIENが」
そこには、このように書かれていました。
『ツユちゃ〜ん! 明日の晩、ツユちゃん家に遊びに行くね〜〜!!』
わーお……!




