表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
307/367

OPENINGPHASE02 まさかのデジャヴ

GM:さて、それではPCたちのオープニングに入っていきましょう。14話エンディングから一週間程度が経過しました。ナゲット団の残党はほぼ沈静化に成功。アイン・ソフの暴走によって被害を受けた街では復興が始まっています。


スイレン:……考えてみればアルディオン中で結構深刻なダメージが残ってますよね。


ワット:今回の被害規模はこのリプレイでは過去最大だったな。……まぁ、回復珠(パナシア)が流通してるから怪我の後遺症とかは残らないのだけが救いか。


GM:ナゲット側はともかく、アイン・ソフの暴走によってもたらされた被害はかなり大きくて、復興には時間がかかりそうですね。


フィル:まぁ、ほぼゴジ○だったもんな。


GM:転移した猫とチキン・レアフィールドはレイウォール・フェリタニア両軍によって現在も捜索が続けられていますが、未発見です。ソフィも同様に見つかっていません。


ルーン:既にアルディオンに居なさそう。


GM:保護した"海の御子"ラプカと"竜の御子"マイカに関しては、再度の暴走の可能性があるため厳重に鎖でつないだ上で治療中。ただしラプカは13話、マイカは14話以降一度も目を覚ましていないようです。逮捕したイルゼは意識はあるようですが口を閉ざしたままで何も話そうとはしません。


ルーン:その間私たちは何してた?


GM:スイレンとワットはナゲット団によって倒壊させられた水霊の憩いの本社ビルの跡地に仮設の本社を建てて回復珠の製造と流通に当たっていることでしょう。ルーンとフィルはご自由に。


ルーン:それならさすがにスイレンさんたちを手伝ってるかな。重いもの運ぶよ。


フィル:ボクはメイド服を着て商談しに来たお客さんにお茶出しをしてようかな。


GM:さて、そんな折にマルセルがスイレンを訪ねてきます。


フィル:「マルセルさん、お茶どうぞ」


GM:「ああ、おかまいなく……メイド服?」


フィル:「あ、マルセルさんも着ます?」


GM:「着ないわ!!どうしてそうなるんだ!!」


スイレン:「まぁメイド服はあとで用意しておくとして、マルセルさん、本日はどのようなご用件で?」


GM:「用意せんでいい!!」そう叫んだあと、マルセルはコホンと咳ばらいをひとつして本題を切り出した。「今日は逮捕したナゲット団員について相談しに来たのだ」


スイレン:「ナゲット団員について?」


GM:「ああ」マルセルは頷くと、後ろに控えていた兵士に合図をした。兵士は一度本社の外に出ると、他の兵士と共に手錠を付けた3人組を連れてきた。バーベキューとマスタードとケチャップだ。


スイレン:「え」


GM:「今回の事件で、彼らを始め国内で約800人の元ナゲット団員を逮捕したのだが、当然ながらそこまで同時に逮捕者が出ると彼らの処遇に困ってしまってな」


スイレン:「まぁ、そうでしょうね」


GM:「だからとりあえず数人、この会社に置いて従業員として働かせてほしいのだ」


スイレン:「……………………ええ?」(困惑)


フィル:そうはならんやろ。


GM:「頼む。中毒による発作が出てもここなら"回復珠"には困らない。彼らを置いておくにはうってつけの場所なのだ」


スイレン:「あー、なるほど?……っていやいや。さすがに従業員はちょっと。回復珠ならマルセルさんには優先的に流しますから、信用のおけるスタッフだけでやらせてください」


GM:「んー、それもそうだな。仕方ない」マルセルは諦めた様子で席を立つ。「では回復珠を優先的にこちらに流すようにだけ、くれぐれも頼んだぞ」


スイレン:「ええ、それは承知しました」


フィル:(ちゃっかり得るもの得て帰ってるな。最初からこれが目的だったのでは?)


GM:さて、話が纏まったのを見て、今度はケチャップが口を開く。「取り戻し隊の魔術師。バーベキューとマスタードを助けてくれてありがとうでガンス。今までいろいろ迷惑かけて悪かったでガンス」 バーベキューとマスタードも「助けてくれてありがとう」「本当に面目ねぇ」と言っている。


スイレン:「もういいですから、心を改めて懲役に服してください。もう二度とナゲット食べちゃだめですよ」


GM:「わかったでガンス」「もちろんです」「反省します」


スイレン:それなら私から言うことはもう特にありません。


GM:OK。ではナゲットトリオに反省が見られたところで……この場にいるフィルくんとスイレンさん。


フィル:はい。


スイレン:なんでしょう。


GM:難易度12の感知判定を振ってくれ!!


フィル:…………今?


スイレン:なんだかすごく嫌な予感がしますよ。(ダイスを振る)……成功。


フィル:(ダイスを振る)……ボクは失敗。


GM:では、突然窓をパリンと割りながら、仮設本社の中に『何か』が飛び込んできます。判定に成功したスイレンはそれが何かわかるでしょう。


スイレン:……何です?


GM:それはカランカランと音を立てながら床を転がると……


スイレン:……あ。(←察した)


GM:「プシューーーーーーーーーッ!!!」とてつもない勢いで黒煙を撒き散らします!!!!!


スイレン:『ブラックアウト』!?!?!?誰ですかこんなものを投げ込んだのは!!!!!!


フィル:「アミー!!光!!!」


GM:「おっしゃ、任せときい!!」アミーが光を放ち、周囲の闇を晴らしていく。


ワット:あまり使わないから忘れてたけどそういえばこいつ光源だったな。


GM:闇が晴れると、仮設本社の中から人影が三人消えていた。


スイレン:……いちおう聞いておきましょう。消えたのは誰です?


GM:バーベキュー、マスタード、ケチャップです。


フィル:ええーー!?あの話の流れでトンズラするの!?


スイレン:ははは。もう許しません。ルーンちゃん、ワットくん、カモン!!


ワット:はいよ。


ルーン:よんだー?


スイレン:ナゲットトリオを捕まえますよ。全員外へ!!


ルーン:はーーい!!


GM:はい。では君たちが外へ出ると「なーっはっはっはっはーーい!!」という元気な声が聞こえてきます。見ると、近くの建物の上に人影が――


スイレン:「ワットくん、撃ち落としてください」


ワット:「了解」


GM:ちょっと待て。もう少し演出を聞け。建物の上には6人の人影がある。


フィル:……6人?


GM:サングラスをかけたネヴァーフの男と、同じくサングラスをかけたエルダナーンの女、そして一体のトロウルが、バーベキューマスタードケチャップの3人を抱えて立っていた。


一同:何か変なの増えたーーーー!!!!!!


GM:「俺の名はデミグラス!!」「私の名はマヨネーズ!!」「「我ら"新生"ナゲット団!!」」ネヴァーフの男とエルダナーンの女が名乗りを上げる。それに同調するようにトロウルが「ソーーイソース!!」と雄叫びを上げた。


ルーン:今の鳴き声!?!?!?!?


フィル:ツッコミが追いつかない。


GM:3人は「同胞たちは返してもらうぜ!」「私たちは新しい時代のナゲットを作るのよ!」「ソーイソース!!」と言っている。


スイレン:「ワットくん、撃ち落としてください」


ワット:「了解」


GM:あ、うん。思ったより興味なさそうだね君たち。


ワット:とりあえず《ワイドアタック》します。


GM:ではソイソースが「ソーーーイソース!!」と叫びながら《アラウンドカバー》でワットの攻撃を防ぎます。同時にマヨネーズが呪文の詠唱を開始。《ヘイスト》《ポストヘイスト》で6人の行動値を増加させます。「それじゃあ俺たち」「帰る!!」……そう言うと、新ナゲットトリオの3人は旧ナゲットトリオの3人を抱えたまま、すごい速度で建物の上を走ってどこかへ行ってしまいました。


フィル:あの3人、バーベキューたちより有能そうだな。


ルーン:「よーーし、とりあえず追いかけるよーー」


GM:それを聞くと、マルセルが「じゃあ、あれは任せていいんだな?」と聞いてきますが。


スイレン:「ええ、任されました。キッチリとっちめて掴まえて戻って来ます」


GM:「……任せた」 マルセルは悪い夢でも見たような疲れ切った表情でそう言いました。


フィル:たしかに悪い夢に出て来そうな連中だけど、現実なんだよなぁ。


ワット:とりあえず見失う前に急いで追いかけよう。


GM:OK。ではここでオープニングを終了してミドルフェイズに入っていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ