日光東照宮……
自分達は、日光東照宮に向かうために高速道路に乗ってる。サービスエリアで事故があったが規模は小さく、問題は無かった。その後の走行も問題なく今、日光ICで下道に降りた所だ。
日光駅というのは結構殺風景なんだな、でもモダンな所が好きだ。でも東武日光線はちょっとズルいんじゃないのか、日光駅よりも派手だ。こちらもこちらで好きだ。
日本ロマンチック街道を走って、247号線へ そしてY字路を左、緑に囲まれた所に入る。そして車が一台通れそうな所を抜ければ日光東照宮だった。麻衣もCB400SBが倒れてからしょんぼりしていたが、日光東照宮に近くなるにつれ、笑顔が戻った。駐車場の料金は四百円であった。
五重塔まではタダであるが、表門を通るにはまた料金が必要である、千三百円だ。自分が財布を出すと麻衣は「いいからいいから」とお金を出す。ここは任せよう。ラッキー
ここ、日光東照宮には重要文化財か国宝しかない……普通か、パンフレットに書いてある。自分は、こういうのに余り興味が無い。見るのは良いが触れられないからである。色んな所に警備員が立っていて、監視している。こういうフリーダムに出来ないのは好きではない。まぁフリーダムにやっては行けないのだが。
ここからはパンフレットを見ながら説明するか。
まず、見るものと言ったら神厩舎だろう。そこで見たいものと言えば三猿だ……「見ざる・言わざる・聞かざる」これはかなり有名だ。表門を入って左に神厩舎がある。絶対に見ろよ。「この猿達、可愛くないね……」と麻衣が一言、自分は苦笑である。
次に麻衣が「お水お水ー!」と寄っていったのが御水舎である。神厩舎から先に行った所にある、これも重要文化財らしい。神にお参りする前に、手とか口とかをすすぐ、この動作がなんで必要なんだ。……ん? 麻衣はなんでメガネまで洗ってんだ?
次に通る場所が陽明門。いつまで見ていても見飽きない所から別名「日暮の門」って言うのか。ふーん、確かに綺麗な門だな、色々な所に絵が書いてある。と、階段を何段が上がった所で麻衣がハァハァ行ってた「階段……無理」って数十段しか無いのになんて体力が無いんだ。因みに陽明門、これは国宝だ。
そして見忘れがちだが、奥宮に行く門に眠り猫というのがある。結構地味めだが可愛い猫の絵が拝められる。麻衣は「犬の方がいい」ということで一瞬見ただけで奥宮に行くことにした。
流石に奥宮に行く道は長かった。これはシンドい。この道を抜ければ、家康様が寝ている奥宮である。……小学校以来に日光東照宮に来たが結構地味めなのだな……家康様の墓は。しかも三百六十度から確認出来る、うーむ不服。
「この家康様は江戸……東京だな、東京の方向に向かって寝てるらしい」
「家康様本人が?」
「それは分からん、墓だけじゃない?」
「ふーん、それ向いてるって言わなくない?」
「せやな」
これで大体の所は回った、閉園時間も近かったからか人も少なくゆったりと出来た。
――午後五時の事であった。




