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16話 神盾アイギス







俺は龍王種になれんの?



『はい、御主人様マスターは破滅竜の時点でA級なので恐らく龍王種へと至るでしょう。』



まじかっ!楽しみだな!それよりこの状況だな。とりあえず皆殺し確定か。



『めんどくさいですね。部屋ごと壊します?』



もうそれでいいだろ。ブレスでいい?



『ブレスによる被害を計算します……完了。神堂全壊85%、半壊12%、神都消滅3%。ブレスを実行しますか?』



国を滅ぼすなとは言われたけど神堂を壊すなとは言われてないからね。やっちゃえ!



俺は口に魔力を集中させる。まだ生きている奴らは慌てふためいて右往左往しているがまとめて死ぬのだから問題あるまい。


さぁ勢いよく!


「破滅竜の咆哮ォォォォォォォ!」






瞬間太陽の輝きをも闇に染める程の黒き波動が神堂を垂直に貫いた。万物に破滅を齎す厄災の光が始めてこの世界に誕生した。そしてそれを放った男は高レベルが集まっていた神堂の者を倒したことにより進化を開始した。




御主人様マスター!膨大なエネルギーが真下から跳ね返ってきます。それに加えて進化上限に達しました!避難を開始してください!』



俺は真下に放ったブレスがなぜか下から跳ね返ってきたのを確認して人型のまま急いで振動の外へ飛び出した。



見ると俺が放ったブレスは真下まで到達し、真下にあった何かしらにより跳ね返り天を貫いた。




「……こっえぇ」



「……いや、御主人様マスターのせいじゃないですか。』



それより体がめっちゃ疼くんだが!何この変な感じ!そう思うと意識がだんだんと消えていった。




















目を覚ますと真っ白な空間だった。



「……知らない天井だ……」



「知ってるでしょあんた。何ウソついてんのよ」



あれは!神様?かな?ジャージなんだけど。



「うっるさいわねぇ、仕事じゃないんだからいいでしょうが!」



は、はい。それで、何用ですか?



「もう敬語はいいわよ。どうせあなたも神になるのだから。そして伝えたかったことはね、あなた魔王になるっていったじゃない!」



は?え?なんのこと?



「あなたが魔王になると思って他の魔王候補を作ってないのよ!なのにあなたは竜王になっちゃったじゃない!」



どういう違いすか?


「魔王は世界の理の一部に組み込まれてるの。勇者と魔王が戦い、魔王が果てる。これがルールなのに、あなたは竜王になった。竜王、龍王は元々私達の部下だったの。即ち世界の管理者の1人だったんだけど、今生きてる竜種はただ強いだけの生物よ。」



ふむふむそれで?




「魔王が竜王になったら誰も勝てなくなるでしょ?だから、あなたには魔王ではなく、龍王として災厄の化身になってほしいの。」




……は?意味がわからん。どゆこと?



「魔王VS勇者と言うように善と悪、秩序と混沌がなければ世界は成立しない。故にあなたには必要悪になってほしい。」



ああ、なるほどな。必要悪になるにはどうすればいいんだ?



「一応私達が考えてるストーリーは

①あなたがどこかしら国を滅ぼす

②私達があなたを期限付きで封印する

③目覚めたらあとは自由

どう?」



どう?って言われても!封印ってどんな感じだ?



「今考えてるのでは2000年くらいかしらね?でも意識は凍結させとくから問題ないわよ!」



大有りだよ!2000年何もできないの?



「中立国メノンに《始原の塔》って呼ばれるS級ダンジョンがあるの知ってる?」



《始原の塔》ですか?そんなものあるんですね?



「ええ、あそこ全100層なんだけどね。10層ごとに街があるの。ここでフロアボスをしてほしいの。今のところ人類到達層は62層よ。」




なるほど、俺が伝説になったら封印するってことか。たしかにいいんじゃね?



「あと、封印が解けたらあなたにはまだ神じゃないけど仕事を与えます。仕事は後で教えるのでとりあえず神聖マルス国とエリス帝国を滅ぼしなさい!」



いいのか?そんな簡単に国滅ぼして。



「ええ、あそこね邪神を復活させようとしてるの。だから滅ぼして。マルスは偽物だし。」




そう言うことなら滅ぼしてくるわ。




「期限は1ヶ月よ。そしたらダンジョンに閉じ込めるから。エリス国滅ぼしたら好きにしていいわよ。じゃあ、目を覚ましたら竜の姿で空にいるから落ちないようにね?」





え?ちょっ!話終わってな……



















目を覚ますと神堂の真横を飛んでいた。あっぶね!墜落するかと思ったわ。




御主人様マスター!ご無事ですか!一瞬意識が飛んだので何事かと!』



あぁ、大丈夫だ。カタルシス様、いやカタルシスに呼ばれてた。



『そうですか、よかったです。とりあえずどうしますか?』



まずこの国の宝物庫が色々奪って持って帰ろうか。



『分かりました。宝物庫は神堂の真下、先程ブレスが跳ね返されたところです。





俺は翼をはためかせ宝物庫へと向かう。多くの国民が右往左往して逃げ惑う中、俺はドラゴン形態のまま崩れかけている地下へ降り立つ。



金塊が並び明らかに高価そうな宝物が散らかる部屋に入ると1つだけ輝きが違うものを見つけた。妖しく黒光りするその盾は堂々と空中に浮いていた。




あやしすぎるので鑑定をすると



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◾️名称:神盾アイギス

◾️等級:EX級

◾️効果:魔法反射・魔法吸収・物理無効

◾️概要:《鍛治を司る》上級神グノムによって生み出された天上の盾。神々の戦争に使われるレベルの代物だが、つい出来心で作ったため他の神に取られるのを恐れ、地上に投げ捨てた。

◾️製作者:鍛治神グノム

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ヤベー代物じゃね!?と、とりあえず持っておこう。これ持ったらそのまま逃げよう!



『了解しました。とりあえず始まりの森に行きますか?一番安全です。』



そうだな、進化の影響も見たいし。俺は翼を広げマルスの上空へと移動する。



『我は滅竜王フォルトゥーナである。我が怒りを買った愚かなる人間は既に滅んだ。


貴様らが挑んでくると言うのならば是非もない。死にたい輩は《始原の塔》へとくるがいい。』



街下には知性ある竜が現れたことにより半狂乱となったものたちが神都を逃げ出した。これで俺はかかってくるやつはいないだろう。俺は始まりの森へと飛び出した。









始まりの森に着いた俺は人間形態に変わり遺跡へと向かう。あの遺跡にも何かしら残っているかもしれないと思ったからだ。




とりあえずステータス確認といこうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■名前:フォルトゥーナ

■種族:滅竜王S級

■ステータス

LV:1

HP:828

MP:1606

攻撃:399

防御:399

敏捷:808

固有スキル:夢想の書(レヴェリーテキスト)Lv1

サポート機能(人工知能ラプラス)Lv6

神眼Lv4

神速Lv4


種族スキル:滅竜魔法Lv1

不老Lv−

吸収Lv−

《鬼の因子》

《龍の因子》

《人の因子》

《粘の因子》

《蟲の因子》


スキル:鑑定Lv19

偽装Lv18

剣術Lv29

魔力操作Lv7

槍術Lv28

威圧Lv19

殺気Lv7

洗脳Lv12

収納インベントリLv13

隠密Lv14

加工Lv3

分裂Lv7

並列思考Lv6

◾️状態:カタルシスの呪い(特大)

オーメンの呪い(特大)

◾️称号:転移者 呪われし者 チート野郎 龍殺し 非情者 ユニーク個体 侵入者 夜叉 鬼キラー 採取の鬼 竜王

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



よしよし、ところでスキルの上位互換とかないの?



『ありますよ。スキル=魔法<種族スキル=固有スキル<神能といった感じですね。スキルを種族スキルで抑えることは可能ですが、種族スキルは魔法で抑えることはできません。』



なるほどね?神能ってのは?



『神能とは神にできる領域のことです。例えば先程の“神盾アイギス”を作り上げたグノムは神能“鍛治之神(ヘパイストス)”を保有しています。』



そういえば上級神とか言ってたけどそれってどう言うこと?



『神には位があります。神獣などの下級神、世界を収める神の部下などに多い中級神、多くの世界で主神と崇められる上級神、それらを束ねる超越神、そして全ての神々の頂点に立ち、世界を作り出した創世神。カタルシスやオーメンは中級神ですよ。創世神は創造神や始まりの神などと呼ばれたりしますね。』




なるほどね、俺は成長したらどこまでいけるの?



『分かりませんが、創世神は《創造と破壊を司る》神ですが、御主人様マスターは《破壊を司る》神になるかもしれないですし。』



まぁ、先のことは誰もわからないってことだな。んじゃあ街に戻るとするか。




(聞こえる!?フォルトゥーナ!聞こえるかしら!?)



うぉ!?びっくりしたぁ!誰だいきなり!俺は突然聞こえた声に周囲を見渡す。だが俺の探知できる範囲にはいないらしい。どこだ?



(私よ!カタルシスよ!?話聞きなさい!)



…なんだよぉ、おどかすなよ!焦って周囲警戒しちまったぜ☆♪


(それより、神のミスで殺しちゃった子の転生をするからその子をあなたに預けたいの。出来る?)



は?意味が分かんねぇんだけど?



(地球の神がコタツでみかん食べてたら落としちゃってね。そのみかんが神界から隕石を超える速度である女の子の頭他当たっちゃって爆散したわ。)



馬鹿じゃねぇの?



(それで、地球の神がお詫びに転生させると言ったらドラゴンに転生したいって言ったらしいの。で、ドラゴンが存在する世界で一番安定してるのがこの世界なんだけど、育てられそうで話が通じそうな奴があなたしかいないの。頼める?)



1月しかいられないって言うのに育てろってのか?



(3ヶ月でどう?伸ばしてあげる。)



5ヶ月はどうだ?3じゃきついだろ。


(いや、せめて4ヶ月ね。それならいいわ)



じゃ、それで!よし、交渉成功!いつそいつを渡すんだ?



(今よ。今からあなたのそばに卵を転移させるから卵を孵化させるにはあなたの魔力が必要なの。その子にはあなたの事を同じ転生者って内緒にしてるから。威圧とかしないでね?)



どう言うふうに伝えたんだ?



(あなたが目を覚ましたらあなたの前にいる人から生きるすべを学びなさい。およそ3、4ヶ月しか生きられないと伝えたから)



わかったよ。んじゃ、そいつを転移させてくれ。




(それと、ドラゴンと話すために念話スキルをあげるから役立てなさい)




サンキューカタルシス!














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