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アンラッキーヒーロー22

「まあまあ、落ちつけよ。ハナからお前さんがGCIの構成員だとは思っていない。むしろその反対の、反カルトの人間かと読んだんだ。

だってな、奴らの起こした事件に三回も絡んでんだぜお前さんは。さっき言ってた三つの事件がそれだ。通り魔に刺されたオバハンも、轢き逃げられた爺さんも、あのビル火災で店を失った店主も、全てGCIを辞めた人間だ。しかも、揃って幹部だったり宗教活動のキーマンだったりの重要人物だ。そういう連中が命を狙われたんだ。おそらく、口封じってことなんだろう」

日凪はスラスラと恐ろしい話を綴った。


地球市民の会のことを、宮部は耳にしたことがあった。彼の住む街が宗教団体の活動地域であるという噂も聞いていた。彼らに従順でないものに嫌がらせ行為や、ときには犯罪行為に及ぶこともあるという風聞にも覚えがあった。

しかし、宮部がそれらを自分の目と耳で確認したことはなかったので、どうせ大袈裟に言われているだけだろうと思った。宗教なんて、気持ちの悪いお祈りとかをナムナム唱えている、それ以上も以下もないと高を括っていた。

宮部はようやく事実関係を繋げた。彼の住む街が年々寂れていったのは、不況のせいだけではなかった。狂信者の悪行が人々を遠ざけたことが、街の凋落に繋がっていたのだ。

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