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二年一組は、魔窟でした。

職員室に向かう直也、目的は、学園長からの指示により、自分の足で担任に挨拶する事だった。職員室の前に立ち、深呼吸をしてから入ろうとした。突然、引き戸が開き誰かにぶつかった。俺は「大丈夫ですか?お怪我は有りませんか?」と聞く、女子生徒であった、しかも、ここ数日、何回も会っている、女子生徒は「すみません、大丈夫です。寧ろ、貴方の方は、大丈夫ですか?」ときをつかわせてしまった。華奢だが、大人しい性格だが春の香りする彼女であった。手を差し伸べ引き起こす。俺は「この度は誠に申し訳ありませんでした。」女子生徒は「男子が何回も頭下げるものではありませんわ。特にあなたは素直で優しさをお持ちなのでしょう?しかし、今回は私にも落ち度はあります。だからおあいこと言う事で。」と言うと、頭を下げ、去っていった。改めて、「失礼します。小笠原先生はおられますか?」と俺は質問した。奥の窓際の席で大きく手を振るのが見えた。「私が二年一組の担任の小笠原玲子です。今回転入して来る生徒さんですね?なんでも、二年三組の伊達先生のクラスからうちのクラスに、変更したとか?」俺は「東條直也と申します。今の質問に、お答えいたしますが、私には姉はおりませんが、実の姉と言い張りました。教師が嘘つきでは、まともに勉強にならないと思い、クラスの変更を強く願い出ました。」小笠原先生は、「そういう事ですか。分かりました。しかし、一言言わせてもらいますが、うちのクラスは、一筋縄では行きませんよ。ある種魔窟です。それでも宜しいですか?」俺は、「勉強の邪魔になるものは排除致します。徹底的に社会からも人生からも抹殺します。」小笠原先生は「なるべく大人しく穏便にお願いしますね?」と言い「そろそろHRの時間ですね?行きましょうか?」俺は「はい、ご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします。」と一礼し、小笠原先生の後について行った教室の前に立ち、小笠原先生は、「いいですか?決して、手を出してはなりませんよ?それと私がいいと言うまで入ってこないように。」と釘を刺された。俺は「畏まりました。」と言い外からクラスの様子を伺った。男子生徒達は、「玲子ちゃん今日も可愛いないたぶってやろうか?」とか「乳揉ませろよ」「遥お嬢様のお人形さん」などと言われ屈辱に耐えながら小笠原先生は「本日は、イギリスから転校生が居ます。入りなさい。」俺は「Sir, yes sir」と言って中に入る小笠原先生は「自己紹介をお願いします。」俺は「Sir, yes sir my name is Naoya・Toujyo I was a student at the Misono Gakuen Elementary Division until the summer of my sixth-grade year, but I subsequently grew up in the UK due to my parents' job relocation. I returned to Japan this year and have transferred into the Misono Gakuen High School Division. I look forward to getting to know you all.」と男子生徒は「日本語で喋れよ!ここは日本だぞ」俺は「I have no words for fools; I have no intention of speaking Japanese with anyone other than those I recognize as my equals. Hold your filthy tongues, you low-born wretches!」と捲し立てた。小笠原先生は英語教師だが、この言葉の半分もわかっていないだろう事は日本における英語の教育が遅れているからだ。小笠原先生に耳打ちで、何処に座ればいいかを日本語で聞いた。「それでは席ですが、三河さんの隣の窓際の席でお願いしますね?」と言われ、俺は「Sir, yes sir 」と答え席に移動した。途中足を出した男子生徒の足を踏みつけ、「I'm sorry.」と睨みながら足を進ませる。ようやく席に着き渡された教科書の整理をした。奴らが、狙っているのは、俺で良い、虐めをする、弱そうなやつに群がる。そんな奴らの鼻っ柱を、とことんへし折るのが好きだ。隣の席には、桜の君が居た。「東條さんなかなかの煽り文句でしたよ。何回かお休みの時お会いしましたよね。私は三河桜と申します。あなたと対等なご友人になれますかしら?」俺は、「勿論です。こちらからお願い致します。」と言って授業に集中する。図式が見えてきた。このクラスには、絶対的支配者がおりそいつの指示で弱い立場の生徒を、ターゲットに虐めをする図式だ。良くある学校カーストの図式だ。これに対抗するには、学年順位を底上げし指揮官より上に立つしか方法はないが、このクラスの男子は最下位争いで使い捨ての駒だ。ならば、クイーンを倒せばこのクラスは瓦解する。今のところ可愛いだけで、なんの取り柄もない天野川遥を潰せばいい三河桜さんはそんなことはしないと考えたいところだが、万に一つの可能性も有る警戒は怠れない。人を疑るのは辛いが、平穏日々を送りたい俺としては、この状況を打破しなければならない。そう考えていたら二年三組の西園寺茜が飛び込んできた「直也!なんで帰ってきたのを教えないんだよ?寂しかったんだぞ!」と言われた。俺は「お前まだテニスやってたんだな。咲川愛プロのコーチング受けてるんだろ?日本テニス界のホープに易々と声かけれるかよ?」茜は「今日放課後テニスコートに来てくれ、お前とテニスを楽しみたい」と言われ俺は「テニス部には入らないただの遊びなら付き合うが、入れない理由があるから理解してくれ。」茜は肩を落とし「分かったそれでいいから来てくれ話はその時に聞くから」俺は「分かった行くよ」茜は満面な笑みを浮かべ「約束だぞ!絶対だからな!」という言葉を残しクラスに戻ったやれやれである。

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