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バトミントンは楽しい

その日の午後直也は次のスケジュールである体育館へ走りながら向かう登り坂を軽やかにテンポよく駆け上がる。持久力を突き詰めて走る俺は「ゴール!タイムも更新した!」とガッツポーズを決め「さて、昼飯食って午後に備えるぞ」と弁当頬張る。また、あの子の姿を見かけた。桜の木の下で、花見気分で昼飯を楽しんでいたところであった。俺は「君、桜が相当好きなんだね?」と声をかけた。謎の少女は「またお会いしましたね東條さん自分だけ名乗って去ってしまいましたから印象が強かったですよ。」俺は「それは大変失礼しました。しかしながら、俺には、時間がなかったのでお聞きできませんでした。そしてまた、時間が無いのでお名前を聞かずにこの場を去る事をお許しください。では失礼いたします。」と体育館へ消えていく、シューズとラケットを取りだしガットの確認をして、軽くラリーの練習から入り段々と強めにしていく、距離をちじめて行き、ラリーを繰り返す。次に、ネット際のショートの捌きを反復しながらラリーを繰り返す。次にスマッシュの練習六ヶ所に置いた古いシャトルにめがけひたすら打ち込む、正確に当たるまでひたすら打ち込む。この基本練習をひたすら繰り返す。テニスも同じ練習方法をしていたから体に染み付いているのだ。カットショットは、ラリーの時にアレンジして使っている。テニスよりコートが狭い分細かな精密な足運びとラケットの操作更にスタミナが要求される。最後にサーブの練習をし最後に、試合をする。これが直也の日常の練習だった。時に社会人と混ざり大学生と混ざり常に格上と練習をし学ばせてもらうその姿勢が買われてか?方々から練習のお誘いが来る。夜の市民体育館の閉館時間まで、ひたすらラケットを振りその日一日が終わる。とりあえず四月九日迄はこのスケジュールだ学校が始まれば、どこか部活に入らなければならない。であるならば選択値は一つ、バトミントン部に入る部活が終わればテニスの、練習をジャンコーチのもとでする、事になる。フィジカル面やメンタル面を鍛える。そのためには、兎に角、頭の回転を、フル活用するしか無い

一応イギリスではプロ試験の基準はパスしている。プロが学校の部活で高校生の試合に出る訳には行かない、バトミントンならまだ始めたばかりで、アマチュアだ。部活に入れる。そう思った。しかし、いつもあの桜並木を眺める少女が気になるのはなぜだろう?清楚可憐で居て儚げな、彼女は誰だろうか、いつも寝る前に、気にしてしまう。今日もいつもと同じ時間に出て同じ練習をする。変わらない毎日、しかし、時々見かけるあの少女が気になる勿論練習中は、集中しているが家に帰りふと気を抜くと頭によぎる。そして始業式の当日が来た。事前に用意した制服に身を包みネクタイを締め、テニス用ラケットバッグにテニスラケット四本入れ更に、バドミントン用ラケットも四本入れシューズも、バド用とテニス用を入れ登校した勿論学校迄は十キロのランニングで投稿する。俺が美園学園高等科に、行ったのは、小等部の5年半もう知ってるやつも居ないだろうな?などと考えながら、学園長に挨拶をする。「本日よりお世話になります東條直也です。」学園長は「よく来たね。部活はテニス部にするんだろ?」と聞かれたので俺は、「残念ですが、テニスに関しましては、Uー20プロリーグで登録されておりますのでご期待には添えませんが、バド部に入ろうかと思っております。」学園長は「バドミントン部は弱小な上柄も悪い連中ばかりだやめた方がいいと思うがね?」俺は「プロはプロの戦場が有ります。アマはアマの戦場で戦うのが礼儀かと思いますが?」更に「ご理解いただけないのであればまた他へ編入しますが?」学園長は慌てて、「あっいや良いんだよバドミントン部でも、うん。」と引き止めた。「君のクラスは二年三組だ、伊達先生のクラスで頼むよ。」俺は「では職員室に挨拶に行きます。」と言って部屋から出ようとした時、女性教員とぶつかった「いた〜誰よこんな所に棒建てたのは?」俺は「大変失礼いたしました。それでは職員室に担任の先生にご挨拶に参りますので失礼します。」と手を差し伸べ引き起こし一礼して去ろうとした瞬間襟を捕まれ女教師が「こら待てあんた編入生なんだろ?東條直也君!それともなおちゃんとでも呼んでやろうか?」俺は「なんで俺の幼少期のあだ名を知っておられるのですか?教諭どの?」と聞き返した。女教師は、「あんた実の姉の顔も忘れたの?」俺は、「はぁ?俺には姉がいるとは聞いてませんが?両親から、初耳です。確認取らせてもらってもよろしいですか?」と聞き返す。女教師は「私は伊達直美、旧姓東條直美、長女なんだけど?」俺は記憶にない、俺は「やはり記憶にありませんね。やはり両親に確認をとらせてもらいたいのですが?」とスマホとりだし自宅に電話した。「もしもし、直也ですが、まだ両親いますか?」と話すと父が電話に出た。俺は「あっ、父さん尋ねたいのですが俺に姉が居ましたか?」と聞くと「確かに居たが死んだ病気で、そうですか?いえ姉と名乗る人物が担任になるらしく覚えもしていませんし、はぁ?旧姓、東條直美、現在、伊達直美と言うらしいですが変わりましょうか?はい、分かりました。」と通話を切り、「やはり父聞いてもそんなやつはおらんとの事です。嘘つかれる教員のクラスは嫌なので今回の編入は無かったことに。」と言って帰ろうとした。伊達先生は「家を勘当されたのよ。あんたが3歳の頃かしらね。次女は西園寺家に引き取られ、確か私のクラスに居るわよあんた幼馴染でしょ?」俺は、「確か西園寺茜さんのことですかね?女子テニス部でしたっけ咲川愛プロが専属コーチでしたね?先日練習試合しましたけど?プロ目指すにはまだまだフィジカルもメンタルも弱いですね?」と言った。「兎に角伊達先生の嘘がわかりましたので帰ります。他の編入校を探しますので失礼します。」とがんと考えを変えない直也であるが、学園長の説得と、伊達先生のクラスから、2-1への変更を確約された。

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