初めての社交パーティー(東條直也)
散々ぐずった挙句。ジャンに襟首を捕まれ「はい楽しんでらっしゃい全豪グランドスラム選手さん、プレイが始まるよ。」と車に叩き込まれ車の窓にへばりつき「ジャンの裏切り者、人でなし、悪徳コーチーーー!」と喚いていた。運転手さんがくすくすと笑いながら「失礼いたしました直也坊っちゃま」俺は「はいそこ!おぼっちゃまは、やめてくれ!俺はそう思っていないんだから。唯の庶民でいいの!家の後継ぎは長男なんだから俺は道楽放蕩息子でいいんだよ。なのに今更なんで俺が社交パーティー何ぞに呼ばれたのやら。」運転手は「何でも三河グループの末娘様とお見合いさせるだとか?」俺は、「はぁー!ちょっと待て!俺はそんな話聞いてない!やだ!帰る車を戻せでないと飛び降りて走って帰る!」運転手は「残念ながらもう着きました。」俺は「あのクソ親父ラケットで三百発殴るラケットの耐久テストしてやる!」運転手はドアを開けお辞儀をして「お待たせいたしました直也様」俺は小声で「様付けも禁止。」しかし大きな洋館だな。と仰ぎ見ていると、東條財閥当主東條直人が現れた。「いや〜我が息子よ、よく来てくれた。」俺は「親父!ここは三河グループのお屋敷だろもてなされる側が自分家のように言うな!」直人は「お父さん泣いちゃうぞそんな子に育てた覚えはないですよ」俺は「あんたに育てられた覚えもないけどな!俺を育ててくれたのは外交官のお袋なのだが?」と言うと奥から、三河グループ総裁の三河源三郎氏が現れた。「東條さん息子さんと落ち合えましたかな?」と声をかけてきた。俺は「本日は、お招き頂き光栄に存じます。東條家三男直也と申します。非才な身ではございますが、よろしくお願い申し上げます。」源三郎氏は「非才とは謙虚な方ですな。うちの娘が絶賛する程の、殿方だと言うのに。」俺は「まだまだ若輩者故至らぬ点もおありかと申しますが、どうかご容赦の程を」直人は「どうした、直也お前らしくない!」俺は、小声で、「黙れ屑!最低限のマナーぐらいはお袋に叩き込まれているは!」俺は「三河源三郎様にお会い出来て光栄に思います。確か三河グループ傘下にスポーツメーカーのトネックスがおありかと存じますが。私の専用ラケットからウェアーまでご用意頂いておりまして、またスポンサーまでやって頂き誠にありがたく思っております。」源三郎氏は「いやいやお詳しいですな間接的とは言えご助力出来て光栄です。トネックスの名を広めて頂き更には全豪オープン優勝とは、素晴らしいさぁさぁ中で娘が待っておりますので参りましょう。」俺は「何せ無骨者なもので、この様な模様しになれておらず。恐縮しております。」直人は「気負うことは無いとりあえず入ろうか?」俺は「あんたは少し遠慮って言葉を覚えろ!」大広間の扉が重々しく開くお上品なパリピーが沢山いる入って直ぐに窓際の柱に寄りかかり柱の置物となった。茜が忍び寄って来て、よっ!と、手を挙げて挨拶してきた。俺は「どちら様ですか?人違いではないですか?」とすっとぼける、茜は「そうだグランドスラムおめでとう!あんたの試合中継で見てたわよ。あたしの知らない努力この10年やってきたのね。尊敬するわ。」俺は、「あんがとよ、相棒!最初の1年なんざラケットにも触らせて貰えなかったよ。体感だ基礎筋力だの言われて、走り込みだの、丸太担いでスクワットだの兎に角お師匠はフィジカル中心に叩き込まれたわ反吐撒き散らしながらよ今なんかまだ温い方だぜ。俺のトレーニングメニューなんてよ」咲川プロが近づいてきて、「マッツさんの話かしら?私の師でもあるは、マッツ最後の弟弟子君。」「うちの師匠の弟子はみんな生き残れればグランドスラム取れた選手ばかりですからね。」と、俺は言った。咲川プロは、「女子にはあまりウェイトとかやらせなかったから兎に角走り込みだの、腕立てだのスクワットだのは、先輩選手や後輩のを見て真似したかな?」俺は「女子にはしなやかな筋肉で持久力を上げさせたいと言ってましたからね。瞬発力と持久力に特化したプレイをさせたかったようです。その分俺らには三倍以上課せられましたけど、そのおかげで、今のスタミナが維持できるんですがね」向こうの方から歓声が上がり、茜が「来たわよ。本日の主役が、制服姿は毎日見飽きてるほど見てると思うけどさドレス姿のあのお嬢様は見た事ないでしょ?」俺は「おい、嘘だろ?なんで桜さんが?」茜は「今日は彼女の誕生日にして、とある人物への交際宣言の日なんだもの。」俺は「そうか、桜さんやっぱり居たんだな彼氏。」と言いながら大広間から出て行こうとした、その時、桜は「私、三河桜は、先日の全豪オープン優勝した。グランドスラム選手東條直也さんとお付き合いをさせていただきます。」と高らかに宣言された。俺は「はぁ?はあー?えっ何なんで?俺わけわかんねぇ。」茜は「桜の家は代々自由恋愛をする時、家の慣わしで、ああやって宣言させられるのよ。行ってこいあまりヒロイン待たせるんじゃないよ。ヒーロー!」と背中を押され前に出させられた。俺は「あの?いまいち状況が、わかってないんですが、つまり公開告白という事で、宜しいんですかね?」桜は、「家の式たりなので、ごめんなさい。ですが、先日のお話の答えでもあります。突然お呼び立てをして、集塵観衆の前で、高らかと公言してしまい。」俺は「家の式たりなら仕方ないと思います。ですが、本来なら私の方から告白をすべき案件でありまして、ですがマスコミ報道各社の皆様にお願いがございます、東條直也は、三河桜さんとお付き合いを、承諾する。代わりに大学卒業まで、報道は、控えていただきたく存じます。また、社交界の姫と言いましても一般の方にわ変わりありませんので、報道解禁の際は、三河桜さんの名前を控えさせていただきたく存じます。ご当主三河源三郎様宜しいでしょうか?」源三郎氏は「娘へのご配慮いたみいる。どうか娘を宜しくお頼み申します。」俺は「尚、この件を口外した者は、等しく個人情報保護法に基づき、裁判に訴えます。報道各社は、前例が有りますので、帰り際に個人情報取り扱いのご署名捺印をご承諾を頂きたく存じます。以上!」と言って、俺は降壇した。




