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【連載版】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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9話

「リリーがお腹ぺこぺこなのはわかったから、ちょっとだけ手伝って」

「わかった。何すればいい?」

「この食べ物をわかるからこういうお皿ない?」

と言いながらお椀をイメージできるようにゼェスチャーをすると伝わったのか

「あー。スープ用のがあるから急いで持ってくるね!!」

と駆け足で出て行った。しばらくするとお椀を3つ持ってきて

「お待たせ!!さぁー!!すぐ分けよう!!もうお腹がぺこりんすぎて限界だよ」

ここまでくると気にしない方がいいかもしれない。お腕を受け取り均等になるように注いでいくとかなりの量になった。

「わーい!!私とお母さんの分かなりある!!」

「リリーのお母さんも元気になるしこれで今日の夜ご飯にしよう!!」

「ミール。ありがとう!!」

そう言ってお椀を2つ持って行きそうになっていたがかなり熱いので、近くにあった板をお盆の代わりにしてもらい、こぼさないようにだけど出来る限り早く持って行ってもらった。

私も今日泊まる部屋に持っていこうとしたら、

「ミール。ごめんごめん。あんたのも運ばないと。お客さんの忘れてた。」

「リリー、かなりお腹ぺこりんだもんね。しょうがないよ。」

とリリーの独特な表現を真似してみたが特に気にせず

「しょうがなくない。私の仕事だからね。」

とまともに返答されてしまった。

「なら、看板娘さんよろしくお願いします。」

「はい。お客様、今持って行きます。」

そう言い終わってから2人してまた顔を見合わせて笑い合った。


リリーは、早く自分も食べたいのを我慢しながらも私の部屋まで持って来てくれた。

「リリーここで本当に大丈夫!!ありがとう!!」

「こちらこそ、こんなに元気が出るものを作ってくれてありがとう。そういえばミールは、明日のいつぐらいに出発するの?」

そうだったまだ決めてないやどうしようかな。

「明日も泊まるなら私とお母さんも大歓迎だよ!!」

「私もゆっくりしたいんだけどね。リリーは、次の村までどれぐらいで行ける?それによって考えようかな」

「えっとね。前お母さんに教えてもらった時間だと、朝出て夕方には着くみたいだよ。」

「やっぱりそうか。ギルドで教えてもらった通りなんだ。なら大変じゃなきゃ明日も泊まっていい?」

「全然いいよ!!お母さんに頼んで料金は絶対安くしてもらうから!!」

「ありがとう!!そしたらリリーに私もプレゼント用意しておくね!!」

「えー!!ありがとう!!楽しみ!!」

と言って笑っていたが急になにかを思い出したかのように

「あわわ!!このスープが冷めちゃうよ!!ミールごめんまた後で回収しにくるから!!」

とバタバタと部屋を出て行った。

さっきの反応だとかなり楽しみにしてたから気持ちはすごくわかるんだけどね。リリーが行ってから私もご飯を食べ始めようとした時にものすごい叫び声が2つ。

「なにこれ!!ものすごくおいしい!!全然食べ飽きない!!」

「リリー。このおいしいスープ食べたらすごく元気になったよ!!これなら明日からまた一緒に仕事ができるよ!!」

母子揃ってここまではっきりと聴こえる声で喜んでくれると私としてもすごくうれしいな。リリーが片付けに来る前に食べとこ。私も冷めないうちに食べ始める。あーやっぱり豚汁は心も体も暖まるわー。と1人で食べていると。

「ミール!!こっちに来て一緒に食べようよ!!」

「えっ……おじゃまじゃない?せっかくお母さんが元気になったのに。」

「全然大丈夫だよ!!むしろ来て欲しい!!1人で食べるより3人で食べた方がもっと美味しいよ!!」

「それもそうだよね。誘ってくれてありがとう。」

そう言って私は自分のお椀を持ってリリーのお母さんがいる部屋に向かって、リリーに案内されながら向かった。




リリーのお母さんは、リリーと同じオレンジ色の髪でとてもキレイな人だ。

「リリー。こちらの方が今日のお客さん?」

「そうだよ。ミールって言う子。」

「そうなんだね。ミールちゃんこのご飯作ってくれてありがとう。私ここ半年ぐらい体調が悪くてほぼ寝て過ごしてたんだけどね。ミールちゃんのお料理のおかげで不思議なことにここまで回復したのよ。」

リリーのお母さんがそんな事を言ってくれたので、

「おいしく作れてよかったです。ただリリーのお母さんの病気はもしかしたら、もう治りかけの状態だったかもしれないですね。」

「ミール。それはないよ。だって昨日まで本当にほぼ寝たきりだったから。今日起きて来たのだって……」

そう言ってリリーは目に涙を溜めながら私につっかえつっかえ話してくれた。

「そうだったんだね。でも料理が美味しいって言ってくれるのは本当に嬉しい。けど……私って魔力がないんだよね。」

そういうと、リリーとお母さんが一気にフリーズして目を丸くしていた。やっぱり魔力って必要だよねこの世界では当たり前だもんなー。

「ミール。魔力ないのにこんな魔法の料理が……もしかしてやっぱり聖女だ。」

「リリー。やめて!!料理を食べたタイミングがよかっただけだよ!!治ったのはリリーのお母さん自身の頑張りだよ!!」

何が聖女だよ!!誤解されたら大変な事になりかねないと思った私は慌てて否定させてもらった。

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