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【連載版】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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8話

とはいえ何を作ろうかな。布で体を拭きながら考える。今食べたいのはガッツリ系なんだけどここでは、出来そうにないからなぁ。

多分だけどリリーのお母さんは、体調が良くないのかなぁ。だって料理を作れる人がいないと言っていたし、ここに着いてからもその姿を見せてない。それにさっき言ってたお腹ぺこりんって今思うと相当切迫詰まっていると思う。そう考えるとリリーは精神的にかなり強い子なのだろう。



体を拭き終わったのでリリーを探して桶を返しに行こうとするとリリーの声が聞こえる。

「お母さん今日お客さんがいるからって無理しちゃダメだよ。」

「無理してないわ。せっかくのお客さんなんだから……ゴホゴホ……」

「大丈夫この後そのお客さんに調理場を案内するから」

「そんな……お客さんにお料理させるお店がありますか。」

えっと私が出てきた町にはありました。むしろ歓迎してもらって最後には店主さんと仲良くなりましたよー。

「お母さんの言いたいことはわかるけど、お湯だけじゃお客さんもこなくなるよ。お母さんのことも心配だし。この宿のことも心配。」

「リリー。あなたがこの宿のことを心配する事はないよ。大丈夫。さぁお客さんのお湯を回収してきて。」

「うん。」

やばっ。かなりプライベートな話を聞いてしましまった。慌てて帰ると音がなるし、かと言ってゆっくりしている時間もない。よし今来た感じを出そう。

「アレー。リリー。ココニイタンダ」

「ミール!!いつからいたの?」

「ツイサッキダヨ。」

「はいはい。言葉が変だよ。って事はいろいろ聞かれちゃったか。」

「ごめんね。お湯を返そうと探してたらここに着いちゃって。それで聞こえちゃった。」

「それならしょうがないか。そしたら桶を片付けるから部屋でもう少し待ってて。」

「うん。わかった。」

そう言ってリリーは私から桶を受け取るとさっきの扉の所に行ったので、私も部屋に戻ろう。


部屋のベッドで横になり少しウトウトしながら待っているとドアがノックされた音で体を起こす。

「ミール。お待たせ!!台所片付けてたら時間がかかちゃって。」

「全然大丈夫!!案内よろしく。」

リリーはニコニコしながら台所に案内してくれた。

「それでミールは、何を作るの?」

「うーん……そうだな……温かい食べ物がいいからな……」

そう言って考えていると。ピン!!っと閃いたそうだ、まだ味噌をこの世界では見た事ないから、上手くできるかわからないけど、なんちゃってコンソメ豚汁を作ろう!!

「新しい料理を作ろうと思うんだけど、魔道具の中の材料使ってもいい?」

「うん。むしろ使って!!」

リリーから許可も得たし早速作ろう。

お肉は、魔物の肉を食べるのが当たり前なので、豚の魔物(名前は、トーン)の肉のバラの部分を薄切りして、元コックとしてはこだわりたい野菜の種類だが、仕方ないあるものでやっちゃおう。しばらくしてリリーが様子を見にきた。

「ミールなんかすごいいい匂いがしてきた!!」

「もう少しで出来るから待ってて。」

「うわー!!すごい楽しみ」

そう言って落ち着かないリリーを見ながら苦笑しつつも最後の仕上げをしようと鍋の蓋を開けるとリリーが大興奮しながら

「これ!!絶対おいしい!!匂いだけで、わかる!!ミール!!もういいでしょ!!」

と何故か私が怒られている感じになっているが、この姿を見るとすごい楽しみにしているのが伝わった。

「リリーあと少し待って。って目がすごいことになってるし、人前に見せれない顔になってるよ!!」

「まだかな、まだかな」

人の話も聞かず今まさに踊りだす寸前までテンションが上がっているのを止めるのも申し訳ないので、

「リリー味見させてあげるからそこから移動して。」

「もちろん!!」

味見程度の分だけついで渡すと慌てて移動していなくなった。現金な奴め。隣の部屋から何かすごい声がしたが気にしない。

最後の仕上げにネギを入れて出来上り。それをリリーに伝えるいくので一度火を止め移動した部屋に向かうと

「お母さんこれ美味しいよ!!食べてみて!!」

「あら。本当だわ。美味しい……あれ?体の調子が良くなってきたわ。」

「お母さんの顔色も良くなってるし、何より元気そう。それにしても一気に良くなるなんて。」

あーそういえばお祖母様が言っていたことか、まぁたまたまでしょ。と特に気にせず扉の前まで行きノックする。

「リリー。入るよ!!」

「ミール!!この食べ物すごい美味しい!!それにお母さんの体調も良くなってるよ!!」

「そうなんだ!!私の食べ物で良くなったなら嬉しいな!!」

「絶対そう!!今までほぼ寝て過ごしていたのに今では、もう立って歩けるんだよ……ミールって聖女さま?」

「違うよ!!それは言い過ぎだよ。」

「わかってるけどね。もし聖女さまだったらこんな村まで来ないし来てもこの村1番の宿に行くよね。」

なんかこの話は、まずい方向に行きそう。

「この話はおしまい。温かいうちに食べよう!!冷めると美味しさも半減するよ。」

「そうだよ!!あの美味しい温かい物を冷ますのはこの世の損だよ!!あー思い出したらまたお腹ぺこりんになってきた!!」

だからぺこりんってなんだよ!!

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