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【5000pv達成!!感謝!!】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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「そこまで言うなら、今回はミール、おまえの言うとおりにしよう。」

「お父様。ご理解いただきありがとうございます。」

「それと、追放の件だが・・・・家のことがあったとはいえ、あの時はついカッとなってしまってすまなかった。公開していることとはいえ、この町にも広がっているということは、この国のほぼ全域に広がっていると考えてもよいだろう。それをいまさら無しにできるほど貴族の世界は甘くない。だから・・・・わかるだろう。」


そう言ってお父様は目を伏せた。確かに貴族の世界ではいろいろありそうだ。私はその辺を知る前だったからその辺りよくわからないけど、めんどくさそうなんだよな。権力争いとか柄じゃないし。そういう風に考えていると、ラードが。


「でもよ。あんたがミールをその貴族の世界に強制的に入れようとしてたんだろう?」

「当たり前だ。貴族の令嬢としての使命を果たしてもらわねば。」

「いやいや。追放してからはおかしくない?する前だったらわかるけど、さっき言ってたこと以外で何かあるんじゃないんの?」

「ラード、あんたいつにもまして鋭いね。」


そう言って女将さんはラードの頭をクシャクシゃとなでている。逆に指摘されたお父様は口を閉ざし何も言えないでいた。しょうがないな。お父様の事だ料理のバフの事ばかり考えていて、ほかのことは何も考えていなかったに違いない。ここまでいわれていたら、さすがに懲りただろうから最後にカバーするか。


「まぁ・・・・お父様は純粋に自分の事しか考えてなかったでしょうから、ラードがそこまで深く考えることもないでしょうし。そもそも初めからそれが狙いでしたら、追放しなかったに違いないですね。」

「あ~。ミールが言うならそうなんだろうな。」

「うんうん。お前さん方の言う通りなんだろう。子爵様は、どうもその辺りが真っすぐすぎるんだね。」


お父様の方を見るとがっくりと肩を落としつつもさっきまでの交付した様子はなくそれよりもただただこのことを受け入れ始め、これからのことを考えているようで伏せていた目を少し上げると。


「ミールや。お前の気持ちを考えずにその場の勢いだけで追放を言い渡してしまった。非公式ではあるが謝罪させてほしい。それと父親としてのお願いなのだが・・・・」

「おっさん!!はっきりした方がいいぞ。」

「そうだね。ラードの言う通りだと思うよ、私も」

「まさかのここで二人がお父様を応援しているとは。」


女将さんとラードそれと周りにいたいろいろな人たちが今までとは違い温かい目でお父様を見ていた。


「王都での様子を少しでもいいから私宛に手紙をくれないか?」

「もちろんです。ただ私の名前を出すといろいろとまずいでしょうから、私と分かるようにしておきます。」

「あぁ。そこまで考えさせて悪いな。」

「お父様。また、領都に戻ることがあるかと思います。その時にお力をお借りすることがありましたらよろしくお願いします。」


できるだけ丁寧にしかしもう他人だと言うアピールを忘れずにお父様に語りかけた。それをしっかり受け取ったらしくお父様はついに弱々しい笑みを浮かべて、きた時とは真反対の勢いでこの場を去ろうとしていた。周りの人もまさかこれだけで終わるとは思ってもいなかったようで、まだ警戒を解いてない。

ドアの近くまできたお父様は、こちらを見ずにスッと手をあげドアから出て行った。しばらくしたのちお父様が出発したと連絡がはいり、それを聞いた周りの皆んなが経過を解いた。


「ようやく、行ったな。」

「そうだね。これで私も心置きなく、王都に向かって出発できる。」

「なぁ。ミール。やっぱりいっちまうのかい?ここで皆んなと一緒に住んでればいいじゃないか。ってそうだよな、やっぱりだめだよね。無理言ってすまないね。」


私の表情を見て無理だと悟ったのか女将さんは、私にそう言って肩を震わせながら外に出ていった。

その後をラードが追いかけていき、女エルフの軍隊長はついていきたそうにしていたが、男の軍隊長を様子を見て警備にもどった。その男の軍隊長はこうなることは想定済みだったのか、姿勢よく私の横に立って指示を待っている。しかしよく見るとソワソワしているのが分かるし、その近くにいる兵士たちも同じようにソワソワしている。


「皆さん、お疲れ様でした。今日のお仕事はここまでです。」

「わかりましたが、主はいかがされますか。」

「私は、これからの準備をいたします。ここでせっかくお父様とのことについての問題が解決したのでこのまま王都にむかいます。機関も押しているので。」

「さようでございますか。分かりました。それでは今日はこれで失礼いたします。いくぞ。」


そう言って女エルフの軍隊長と周りの兵士を引き連れて出ていった。まぁ。厳しい言い方だが、あの男の軍隊長さんも女将さんを追いかけたかったんだろうな。だけど私には王都でやってみたいこと、知らないであろうことも知っていきたいし、何よりおばあさまとの約束なんだから。


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