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【5000pv達成!!感謝!!】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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 そうこうしている内に、考えがまとまったのかお父様が閉ざしていた口を開いた。


「お、王都だと領都とは違い手続きが、さらに多くなる。それに再度最初からの手続きになってしまうから時間がかかってしまう。領都だと戻ってすぐにできる。だから一度領都に戻ろうではないか。」

「お父様、うそはいけません。もし仮に王都と領都でそんなに違うのであれば、教会としていろいろ疑われてしまいますし、そもそもこの国の教会の本部は王都にあると前教えてくださったではないですか。」


 わたしに反論されたというか、教えたことを忘れていたみたいで、お父様もしまった!!という顔をしていた。これで分かったことがある。私の料理を食べていたころのお父様にはやっぱり、バフがかかっていたのだ。覚えている限りだけど、こんなに単純なミスっぽいことをするのを見たことがないし何より頭の回転が悪すぎる。この状況を見ていた女将さんたちはいつの間にかラードの説教を終えて、私たちの会話を固唾をのんでみていた。


「お父様。もう何点かよろしいですか?」

「な・・・・なんだ。」

「教会も再検査をするのにも、評判がかかわってきますので秘密裏り取り計らいいろいろ手を打ってからされるはずなので公にはしないでしょうし。仮に再検査をして下さるとしたら、前に測った方の処分が出回っているでしょうからここに来るまでの道中や宿泊したところではそんな話なかったですよ。」


ここまで言うとお父様は私から気まずそうに目をそらす。やっぱりウソだったんだ。まぁ普通に考えればわかるよね。しかもこの状況って自分から墓穴を掘っちゃった感じだからなおさらたちが悪い。でもこれ以上追い込むと自暴自棄になりかねないな。さてどうしようかな。私は、どうやってこの場を収めていくかを考えていると。女将さんがお父様に向かってとてつもないことを言っていた。


「ここではお貴族様ではなく、ミールの親としてのあんたの立ち振る舞いは褒められたもんじゃないね。」

「なにを!!」

「今の話を聞いているとあんたは自分の保身のためにこの娘を追い出して、何か都合が悪くなったからくだらん嘘をついてまで、連れ戻したかったんだろう。それは親のすることではないだろう。家を追い出したんだろう、親なら心配が先に来るんじゃないのかね。」

「フン。なんだそんなことか。平民ごときに我が家のことをともかく言われる筋合いわない。」

「だから、最初にあんたを貴族じゃなく親としてみた場合の話をしたんだ。あんたそんなことも察せないようじゃこの領も終わりかね。」


女将さんが挑発的にそう言うと、お父様は顔を真っ赤にして女将さんをにらむ。それはまるで宿敵でも見るような目で。今まで怒った顔を見たことはあったけどここまで感情を表に出すお父様を見るのは初めてだ。


「お前に何が分かる!!この領でオレがどれだけ・・・・はっ。」

「そんなことは知らないよ。私が知るのは、あんたがミールのことをどう見ているのかっていうことだ。さっきの会話はこの町の人は全員聞いていた。そして私と同じように腹を立てている奴が多い。さらにあんた今失言をしたね。」

「女将さん、みなさんありがとうございます!!お父様、私は一度ランドリー子爵家を追放されました。それを無しとしてしまうと家の看板に泥を塗ってしまいますよ。それに一度決めたことを曲げるのはお父様らしくありません。」


女将さんがここまでのアシストをしてくれたのだ。ここからはスレートに話した方がいいだろうし、多分心の中では、どうあがいても無理だってことはわかってるんじゃないかな。時折見せるお父様らしからぬ言動がその証拠だろう。


「ミール。お前がいなくなってから初めて気づいたんだ。毎朝作ってくれた食事を食べていたからこそ、私たちはうまく動けていたのだと。だから戻ってきてほしいんだ。」

「はぁ~。このおじさん。まじでいってるのかよ。」

「ラード。気持ちはわかるけど邪魔しないの。」

「女将さん・・・わかったよ。」

「お父様お気持ちはうれしいですが。私は家を追い出されてから少ししかたっていませんが、かなりの経験をしたり、いろんな方々にもお会いしてまいしました。そしてお料理をふるまわせていただきました。

その結果いろいろな方においしいと言っていただき。自信をつけてこのまま王都に行けば、また新たな出会いや楽しい経験、苦い経験色々するでしょう。ですが今戻ってこのワクワクを潰す方が残念でなりません。そういうわけですのでお父様申し訳ございませんが、私は家には戻りません。」


私は初めてお父様と本気で向き合った。お父様の方も今までのような子ども扱いではなく一人の親としての決断を出そうとしているそんな感じのとても真剣な表情をしている。どれくらいたったのだろう、物音ひとつしないものすごい緊張感、あのラードでさえ口を閉ざす沈黙にお父様が終止符を打った。

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