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【連載版】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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5話

朝いつもの癖で日が上る前に起きたのだが、そうだ今日はご飯作らなくてもいいんだった。けどなにか作りたいな……そうだ宿の人に聞いてもし大丈夫なら少しだけでも手伝おうと心の中で決めてから宿の人に許可をとりに向かった。すると宿代を少しだけ安くするからこちらからお願いしたいと言われて喜んで朝食を作った。

頼まれた人数は10人分。メニューは、フレンチトーストと、ベーコンに似たお肉を焼き、野菜を洗ってお肉の近くに彩りよく盛り付けて、完成。出来上がったばかりの朝食を見て宿の人はものすごく食べたそうにしていたが、頼まれた人数分しか用意していないので、ものすごい顔をしながら歯を食いしばって我慢していた。この10人分は先着ということで決まったみたい。その余白の時間で通常の料理をできるだけ作る事で朝の忙しい時間を今日に限乗り切るそうだ。話を聞きながらさっき作ったそれとは別に同じ料理を自分用に作りその場で食べて部屋に戻り今日の計画を立てる。


王都に行くのには、馬車の護衛の依頼か、採取をしながら旅をするかの2択しない。馬車の護衛は魔力のない私からすれば縁のないものなので、実際には採取をしながら旅する方こうで考えその準備をしていこう。そうと決まればまず初めに装備を整えて、大きめのリュックサックを買おう。あ、あと飲み水は必ず必要だから多めに買っておこう。それとポーションも必要かな。こうやって準備のけいかくをたてていると余計にお祖母様の贈り物(お金)は、かなりありがたい。買うものがだいたい決まったのでお店に向かうとしよう。ここから近いのが装備の店なのでまずはそこに向かう

「いらっしゃい。なにを探している?」

と年配職人のおじさんが声をかけてくれる。

「こんにちは。明日訳あって王都に出発するので装備をととのに来ました。初心者におすすめの防具ってありますか?」

「初心者冒険者か。あまり無理をするもんじゃないが本気で王都に向かうなら距離がある。万全の中の万全の準備をしたほうがいい。それとその準備をしたからと言って慢心しないほうがいいぞ。これは一応元先輩からのアドバイスだ。と……これでいいんじゃないか。」

と防具を探してもらいながら心配の言葉をかけてもらい。

「店主さん。元冒険者なのですね。そのお言葉肝に銘じます。店主さんが選んだ防具にします。私のために選んでくれたなら初心者があれこれ言うよりも確かなので!!ありがとうございます」

「ふん!!礼には及ばん。あんたは、今までの若い冒険者と違って礼儀をわきまえておるな。また何かあればここに立ち寄るといい。」

「その時は是非よろしくお願いします。」

そう言ってお金を払い装備のお店を出た。

(おい!!!!今日の朝食の特別メニューをもう一度食べさせてくれ!!!!あれを食べると体の動き、集中力が今でとは比べ物にならないぐらい違う!!!!お願いだ!!!!金なら出す!!!!)

宿の方がかなり騒々しかったが私には、断片でしか聞こえておらず、そのまま次の店に向かった。次はかばん屋に向かい採取しても大丈夫な大きめのバックを買おう。ここでは特に何事もなくサクッと終わり。ポーションを買いに冒険者ギルドに立ち寄る道の途中で人々が集まっている。気になり立ち寄っていくと。

(今日の朝食をもう一度でいいから食べたい!!うますぎるし、何より自分でも驚くほど体がキレる!!)

なーんだ、宿の宣伝か。わたしとしてはそんなに時間を無駄にしたくないのでそのまま無視をし冒険者ギルドに向かう。

冒険者ギルドに付くとカードを作ってくれた人が大忙しにしていた。事情も聞く訳にはいかずこの街で最後の買い物ということもあり時間もかなりあるので、近くのベンチで待つことにした。今日はある冒険者がギルドもおどろくぐらいの依頼をこなしたみたいで、周りの冒険者たちに色々聞かれていた。その隙に昨日担当してくれた人のところに行き

「今日は、昨日と違ってお祭り騒ぎですね。」

「あぁーあの人集りの中心にいる男がとんでもない成果をあげまして、その処理がついさっき終わったばかりなんですよ。それより今日は、いかがいたしましたか?」

「えーとそんな時に申し訳ないんですけど……ポーションを買いに来たんです。10個ほど。あと、飲み水も」

「大丈夫ですよ。えーとポーション10個と、水は……おいくつ要りますか?」

「水は10個でお願いします。」

「わかりました。少しお待ちください。」

と言って奥に入りすぐに戻ってきた。

「ポーション10個と水が入った皮袋10個お待たせしました。合わせて銀貨15枚になります。」

「はい。」

品物を袋に入れ昨日の宿に戻る。

「……ですから明日の朝食に特別メニューが出るかは、まだ未定です。あ、お嬢さんこれが部屋の鍵ですよ。」

「ありがとうございます。」

と何か言いたそうにしながら鍵を渡してくれた。受付の騒ぎを聴きながら部屋に戻ると買ってきた荷物の整理をして受付前の騒ぎが落ち着いたのを見計らいお湯をもらいに行く。体を拭いてから夕食を食べに食事処に向かっていると宿の受付の人に声をかけられた。

「あのーお客様。明日の朝も10人分いや5人分だけでもいいので特別メニューの朝食を作っていただけないでしょうか?もちろん昨日と今日の宿泊代は無料にさせていただきます。何故このような急なお願いをしたかと申しますと昨日泊まっていたお客さんがとある噂を流したみたいで、今日いきなり満室、それどころかこの時間になってもキャンセル待ちをしているお客さんもいるぐらいみんな注目しているメニューになってしまったみたいでして。ご都合がよければ、お願いします。」

ぺこぺこと何度も頭を下げながらそう言う受付の人を見て可哀想になり、明日の朝は早くに出発するつもりだったがこの街での最後の料理作りをしようと決めてから答えを告げた。

「明日だけならいいですよ。ただご飯を作った後はすぐに旅に出ます。」

「あ、ありがとうございます!!!!ところで行き先は、どちらまででしょうか?」

うん?何でそんなことを聞くんだろう?嫌な予感がするので適当にはぐらかす。

「当てのない旅ですのでまだ決めていないです。」

「そうですか……わかりました。」

そういうと渋々戻っていったのを確認してから

改めて食事処に向かうと人が大勢いたので、隅の方で夕食をこそっと食べてから落ち着かないので自分の部屋に早めに戻りやることがないのですぐに寝た。

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