4話
今の私は貴族ではなく平民のミールなのだ。考え方によっては自由になったとも言える。それがいいか悪いかは、今後の行動によってどうとでもなるのだからとりあえずお祖母様の言う通り冒険者ギルドに向かおう。いつもなら目的地までは馬車のためゆっくりこの街を見たことがなかったからか、いつもより新鮮に見えた。活気がある道をテクテク、キョロキョロしながら歩いていると冒険者がたくさんいる所が見えた。あそこが冒険者ギルドに違いない。そのままギルドの中に入ろうとしているといろいろな人達がこっちを見ている。
「お嬢ちゃんここは、お嬢ちゃんみたいな少女が来るところでは無いよ。」
その人達に絡まれる前に受付の男の人がそう声を掛けてくれた。
「私、冒険者カードを作りに来ました。手続きってできますか?」
「お嬢ちゃんは、いくつ?冒険者にはとりあえず10歳から成れるけど……」
「本当ですか!!私10歳になったばかりで是非登録させてください!!よろしくお願いします!!」
「えっ…と年齢は、問題ないね。ならこっちに来て手続きをしましょう。」
とギルドの中の一際小さいカウンターに案内された。手続きと言ってもすごく簡単で名前を書き、冒険者の仕事の取り方を教えもらう。その受付の人がいうにはランクごとに貼ってある仕事の紙を取り受付に持って行って最終的に受けられるなら受理される。いろんな都合上ダメだった場合は、その冒険者にその場で不可能だと伝え違う依頼を進める。その基準としてランクがあり、一番下からブロンズ、シルバー、ゴールド、ここまでが一般的な冒険者。その中でも上位数%しか入らないプラチナそして世界で5人しかいない最高ランクのミスリルがある。
まぁ私には身分証の代わりに作ったのであまり関係ないがそれでも何処かで雇ってもらえるまでは、採取とかの依頼を受けて稼がせてもらおう。と説明を思い返しながら考え込んでいる間に
「ミールさんお待たせしました。こちらがギルドカードになります。初めのカードは無料ですが、無くすともう一度カードを作るのに銅貨十枚いただきます。なので無くさないようにおねがいします。」
「はい。わかりました。」
「では最後に痛いけどここに一滴血を垂らしてください。もしよかったら私がやりましょうか?」
「お願いします。一思いにやってください。」
私は右腕を出し顔を明後日の方を向きながらそう言ってくる痛みに備えた。チクッとした痛みがあったあと
「これで終わりです。お疲れ様でした。もしわからないことがあったらまた来てください。」
そういって血を拭いてもらい、染みるのを我慢しながら
「わ……わかりました。また……来ます。」
と言って冒険者カードをもらいギルドをでる。
よし。これで身分証も作れたしこれから今日の宿を探して、明日は丸一日かけて王都に行く準備をしよう。宿を決めるのはあっさりだった。ギルドの近くに2食付きでさらにお湯を借りれて一泊あたり銀貨1枚。これはこの街での中では破格の値段だ。部屋を借りるとすぐに眠くなったので、ベットに入る前に食事処に行きご飯を食べてから
お湯をもらい体を拭いてからベットに潜り込んですぐに眠りについた。
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