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【5000pv達成!!感謝!!】子爵家を追放されたら幸せが待っていた〜私は聖女じゃありませんし魔力もないです〜  作者: 水玉紅葉


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40話


「一体何事だい?」

「たぶん私を探しにきた人達が暴れまわってるんじゃないでしょうか。」

「だとしたら大変じゃないか。でも最後の選択はまだ使わないよ。状況が分からないから余計な動きはできないじゃないか。」


女将さんは慌てていたが逆に私の方が落ち着いていて、なんか不思議な感じがしたがそう悠長に構えている場合でもなく、男の人の部隊長か女エルフの部隊長を呼ばないと。


「すいません!!部隊長のどちらかいらっしゃいますか?」

「お、おいミール。あんたがそんなに叫ばなくても、奴らに気づかれると大変だぞ。」

「大丈夫ですよ。だってそれ以上に外は混乱してそうですし何よりたぶんここが厳重すぎて私がいなくてもここに何か重要な物があるって言ってるもんなので、これからここを中心にいろいろなことが起こると思うのでその前にここ以外にみんなを避難させないと、それからここに籠るならいろいろと考えなきゃいけないですよ!!」

「それはそうだが、ミールいつの間にこの町を仕切る気になったんだい?こちとら大歓迎なんだけどね。」


女将さんは、本当に目を丸くしてそう言って来た。私としてはもどかしくなってそう言ったのだが仕切っているつもりはこれぽっちもなく、反応に困っていると、男の人の部隊長が走ったのであろう。息を切らしながら私を見つけ


「主!!よかった。まだ奴らに連れて行かれてなかった。あいつらこの町の誰もが主の事を知らぬ存ぜぬを貫いていたらそんな訳ないだろう。といきなり魔法を使ってこられてしまい対応が後手に回ってしまっています。そこでもう一人の部隊長とも連絡を取り合い、私がこちらに戻って来た次第でございます。」

「えっと、そうなんだ。それじゃ直ちに軍部以外の方々を避難させてください。それもこの宿から遠くまで。」

「それはできない相談です。今現在相手は無差別に攻撃を仕掛けて来ましたのでこれ以上私共としては戦力を分担できない状況でございます。幸いな事に怪我人や死亡者がなく、今のところは戦いも起こっておりません。」


胸張ってそう言う男の部隊長はそのまま女将さんと一緒にここに留まるつもりらしい。今はそんな事横に置いておいて、本当に私が狙いなら今ここにいる事がなんでわかっているのだろう。しかも入る時には魔法で顔を変えていたのに。もしかしてこの町にお父様の内通者がいるのかな?と疑っていたが。


「それにしてもこんな混乱の最中、門に立ってた兵士達がまさか裏切るとはな。」

「部隊長。あいつらはここの町の兵士でないからな。よく知らずに子爵の手紙一つで通したんだろう。」

「まったくあの騒ぎの時も我関せずだったのに ことごとく潰されていくな。女将さん。」


と後ろの方でそう言う会話が聞こえて来たのでここの町の方々の誰かがお父様に言った訳じゃわないとわかり安心と同時に嬉しさがこみあげてきた。だが、ここにいるってわかるのも時間の問題だ。どうにかしてみんなに迷惑をかけない様にしないと。


「ミール。また変なこと考えてるんじゃないだろうね。」

「女将さんそうなんですか?主。不安があるなら言ってください。」

「女将さん。変な事は考えてないですよ!!どうすれば迷惑をかけないかなっと思っているだけで。」

「それが変な事だって言うんだよ。」

「女将さん。なぜ主の考えてるのがわかるんですか?」

「そんなの顔を見てればわかるよ。」


そんな会話を聞いて私は自分の顔をペチペチと触って確かめているのを二人に見つかって笑われてしまい恥ずかしさのあまり両手で顔を隠した。その行動を見てさらに二人は笑い声をあげてお腹を抱えるぐらい笑っていた。そんなに笑うと奴らに見つかるんじゃ無い?そう思っていたが黙っておこう。


「さて、私はまた外に出て奴らの動きを探ってきます。何かわかったらご連絡いたします。」

「わかったよ。くれぐれも気をつけなね。」

「主。奴らが諦めて出ていくまでは、この町で安心して滞在してください。」

「あ、はい。ありがとうございます。」


そう言って男の人の部隊長は出て行った。

残った女将さんに私はここである提案をしようと。


「あ〜。女将さん。」

「なんだい。今度は。」

「あの外のみんなにお料理を作りたいんだけど……」

「そんなの許可できる訳ない……いやできるか。」

「えっ!!本当に!!」

「そんなに目を輝かせるとはよっぽど何かしたかったんだね。大丈夫、こっちのことは任せておいて、ミールあんたは自分がやりたい事をやればいいよ。


そんな言葉に感動した私は女将さんの手を取り

上下に振り回し喜びを表してると女将さんは逆にニヤリと笑って更に何かを思いついた様だったがこの時の私は気づかなかった。いや気にはしてたが何かできるって事で舞い上がっており警戒心がまったくなく調理場にルンルンと向かって行った事に後からすぐに後悔することになるがこの時には気づかった。

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